トクノシマノコギリの幼虫の紹介です。【2013年1月30日の幼虫飼育】


トクノシマノコギリクワガタの幼虫

今回はトクノシマノコギリクワガタの大きく育った終齢幼虫を紹介します。

1本目にブナ菌糸ビン550ccを与え18グラムまで育っていました。

昨年の夏から秋に掛けて天然の赤いメスのみで産卵させてみました。

上手く赤い個体が羽化すると良いのですが環境要因が強く黒と赤が出て来る確率が高いと思います。

真っ赤な大水牛を狙ってみます。

この種類は、リュウキュウノコギリの仲間に属するのでアゴが太くカッコ良い物が多いのが特徴です。

トクノシマノコギリは、オスとメスの羽化ズレ(羽化の時期がズレる事)が発生しやすいので2本目は、オス→ブナ菌糸ビン850cc、メス→無添加虫吉マットボトル850ccに切り替えています。

※オスの成長スピードを菌糸ビンで上げて、メスの成長速度を少しだけ遅くして蛹化のタイミングを揃えるのが目的です。

因みに羽化タイミングが気にならなければオスも2本目で切り替えて大きさは変わりません。

2もしくは3本目の交換時にマットボトルに切り替えなければ終齢後半で突然、暴れ(掻き混ぜ)を起こして縮みや羽化不全などのリスクが高まります。

無添加マットボトルについて

当店のマットは、一般的な添加剤入り発酵タイプと異なり、ボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しないので安心安全な商品です。

無添加ですが幼虫の糖質源の菌類や土壌菌、タンパク源の土壌バクテリアや微生物など自然由来の環境を保っているので元気に大きく育ちます。

持ちも良いのでトクノシマノコギリの場合だと確実に4ヶ月に1回の交換で済むのでエサ交換時のストレス痩せのリスクを軽減できます。

上手く真っ赤な大水牛が羽化して来ると良いのですが・・・

たぶん夏頃の羽化になると思います。