国産オオクワガタの大型個体の羽化が始まりました(2014年3月21日)

国産オオクワガタ(久留米79ミリ)徐々に気温が上がり本格的な羽化シーズンが近づきつつ有ります。

今日は、国産オオクワガタの大型個体の羽化状況を紹介します。

写真は、福岡県久留米の79ミリの大型個体です。

※80ミリ迄あと一歩の残念なサイズですがバランスが良い個体で迫力が有ります。

下記のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2013年6月29日):虫吉ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2013年9月11日):虫吉ブナ菌糸ビン850cc
  • 3本目(2013年11月12日):同上
    ⇒3月羽化です。

他にも福岡県久留米のカッコいい個体が羽化していましたので写真を撮ってみました。
久留米産オオクワガタ78ミリこちらは、79ミリに少し届かず78ミリですが綺麗な個体です。

よく、オオクワガタが菌糸ビンで蛹にならないというお問い合わせを頂く事が有りますが温度や季節の関係で蛹化するタイミングがズレてしまった状態でズルズルと菌糸ビンを与え続けると死亡率が上がってしまいます。

※同時に「セミ化」と呼ばれる何年も蛹化しないまま死んでしまう事も起こしやすくなります。

幼虫が黄色くなってお尻から腰の辺りを背中側から見ると黄色くくすんで透き通った状態になっていたら、これ以上大きくならないのでオオクワマット(微添加)での飼育の方が無難です。

(場合によっては既に手遅れの事が多く注意が必要です。)

また、上記の状態(太字の説明の状態)になると菌糸ビンに入れても「食い止まり」という現象を起こして動かずにじっとしてしまう事が多いです。

菌糸ビン内でその状態が長く続くと幼虫の気門(幼虫の体の左右に複数ある点状の呼吸器官)が雑菌に冒され黒く壊死して死亡率が激増するのでご注意ください。

それとオオクワガタの菌糸ビン→マットへの切り替え飼育は添加剤が多いマットを使うと死亡率が上がってしまいますのでご注意ください。