2014年秋のトカラコクワガタの産卵セットの割り出し

産卵セットの割り出し

今日は、定休日を利用して幼虫のエサ交換やマットボトル詰め、産卵セットの割り出しを行いました。

台風の接近で大雨が心配されましたが福岡県福津市は、風も弱く普通に雨が降っている程度で助かりました。

画像は、トカラコクワガタという赤い色のコクワガタの産卵セットの割り出しです。
※紹介出来ませんでしたが今年の5月下旬にも割り出しをして幼虫を採取しています。

小型種の場合は、朽ち木を複数(今回は産卵木Sサイズを2本)使うと効率が良いです。

樹種は、クヌギ、コナラのどちらでも構いません。

成虫用マットに加水した朽ち木を乗せる(下半分埋めても大丈夫)産卵方法です。

飼育容器にはコバエ防止ケース中サイズを用いています。

トカラコクワガタの産卵方法を紹介した記事>>

晩夏から秋に羽化した個体は、無加温(低温)で1回冬眠させた方が産卵効率が上がります。

※因に耐寒性は有りますのでヒーターや暖房が無い寒い部屋での冬眠越冬の方が体力を消耗せずに確実に産卵してくれます。

冬眠にはココパウダーマットが便利で当店でも実際に冬眠時に使用しています。

幼虫結果は、30匹以上の幼虫が出て来ました。

割った後のマットや朽ち木も元の容器に戻して保管しているので数週間後に少し出て来ると思います。

割り出した幼虫は、一時管理用カップにオオクワマットを入れて保管して4から7日後に二齢迄育った物から順次クヌギ菌糸ビン550ccに入れる予定です。

割り出し直後の幼虫を菌糸ビンに入れてしまうと外傷や虚弱な幼虫がいた場合にエサのロスが発生するのでお勧めしません。

また、幼虫は、小さいので上記日数の養生期間を設けて慎重に見極めてください。

※初齢は、小さすぎて見極めが難しいので菌糸ビンへの投入は、二齢になるまで待った方が良いかもしれません。

5月に採取した幼虫は冬(年末年始頃)には、羽化して来るかもしれません。

50ミリオーバーの羽化を目指して頑張ります!