アマミノコギリクワガタの幼虫のマット交換【2015年4月17日の作業】

アマミノコギリの終齢

今日の北部九州は、久し振りに気温が上がり暖かい一日でした。

夕方から幼虫のエサ交換を行いました。

今回は、アマミノコギリクワガタの大きく育った終齢を紹介したいと思います。

画像は、21グラムの大きな終齢のオスです。

昨年(2014年)の夏に入荷した天然のメスをから生まれた幼虫を育てています。

今年は、1本目だけブナ菌糸ビン550cc(2014年9月25日)⇒2本目マットボトル850cc(2014年12月13日)を与えており2本目から切り替え飼育を行っています。

※お客様からのご報告でも早い時点での切り替えの方が大きく育つとの事です。

1本目の菌糸ビンは、終齢になって長く引っ張り過ぎると暴れ(かき混ぜ)を起こして痩せてしまうので臨機応変に3ヶ月以内でマットボトルへの切り替えもアリです。

マットボトルについて

無添加なのでボトル内で有機物の腐敗による発酵熱や発酵ガスが発生しないので強く詰めても幼虫に優しいアイテムです。

なお、アマミノコギリの終齢は、4ヶ月くらい引っ張っても大丈夫ですが交換直後に温度が高過ぎると落ち着きが悪くなって潜らずに上に出て来るので注意が必要です。

気温が高くなると木屑の中の土壌菌やバクテリアが活性し過ぎて酸欠になりやすくなります。

※加温飼育や気温が上がり始める5月以降のエサ交換の際には注意が必要です。

マットボトルに投入

先ほどの終齢をボトルに投入した様子です。

投入時の注意点ですが幼虫が大きければ大きいほど潜った際に余分な土が上に盛り上がります。

その時に蓋の通気口が塞がって酸欠を起こしやすくなるので画像の様に少し隅の部分を交換用スプーンで掘り下げて投入すると良いです。

潜った後に確認して、通気口が塞がっている様でしたら余分な箇所を取り除いてください。(過剰に取り除く必要はありません。)

種類やエサの種類を問わず、これからの季節の交換後は出来るだけ涼しい環境での飼育をお勧めします。