国産オオクワガタの産卵セットの割り出しと産卵痕

朽ち木

今日は、3月下旬に組んだ国産オオクワガタの産卵セットの割り出し(幼虫採取)を行いました

※ゴールデンウィークの連休明けの割り出しになってしまったので既にメスに幼虫を捕食されてしまう程、ボロボロの状態の物が多くなってしまいました(汗)

上の画像は、ド派手に産卵痕を残して齧られ尽くしたコナラ産卵木です。

コバエ防止ケース(中)成虫マットを入れて朽ち木(今回は、産卵木L)をセットするオーソドックスな方法です。

産卵方法を紹介した記事>>>

朽ち木から出て来た初齢

ドライバーやニッパーを使って慎重に割って行きます。

画像の様に朽ち木の柔らかい部分を剥ぐと複数の幼虫が並んで出てくる事も有ります。

小さな木片から出て来た幼虫

↑上の画像の様に小さな朽ち木片からも出てくる事も多いので、ある程度大まかに割った後に更に細かく割って行く事をお勧めします。

産卵痕

画像は、メスが卵を産み付けるために削った産卵痕です。

朽ち木をバラバラにする事が多いので余り目立たない事が多いのですが綺麗な唇の様な痕が残っていたので写真を撮ってみました。

産卵痕から出て来た卵

側面から少しずつ削ってみると案の定、真下には卵が産みつけられていました。

画像を見ると器用に木屑を卵の上から被せて埋め込んでいるのが分かります。

割り出し結果

概ね1セットから20匹以上、多い物は画像の様に1セットから40匹以上の幼虫や卵が出て来る物も有りました。

埋め込みに使用した成虫用マットからも出てくる事が有ります。

割り出した幼虫は、画像の様に一時管理用カップオオクワマットを入れて4から7日ほど養生させた後に菌糸ビン550ccに入れると良いです。

割り出し直後に菌糸ビンに投入すると外傷や虚弱な幼虫がいた場合に菌糸ビンのロスが発生してしまいますのでお勧めしません。

(初齢から菌糸ビンで構いません)

※卵は、羽化するまで数日間待ちます。