サキシマヒラタクワガタの産卵方法

サキシマヒラタクワガタ

今日は、沖縄(石垣島)から一足先に入荷したサキシマヒラタクワガタの産卵セットを紹介したいと思います。

※マットと朽ち木の両方を組み合わせる方法です。

なお、今回紹介する作業は、後述の加水後の水切りが必要なので晴れた日に行った方が効率が良いです。

ナラの朽ち木

画像は、ナラの産卵木です。

クヌギ材Mサイズでも構いません。

ご注文の際にご用命いただくと適した物をお選びする事も可能です。

今回は、1本だけの使用ですが2本使った方が飼育容器への収まりや効率も良いです。

朽ち木をバケツに入れて加水します

朽ち木をバケツに入れて加水しています。

加水時間が長くなると水が切れるまでの時間も長くなってしまうので下記の時短テクニックを行ってください。

朽ち木の上に漬物石を乗せて沈めます

上から漬物石(ブロック、水を入れたペットボトルなども可)で重しをして沈めると普通に浮かんでいる状態よりも圧倒的に時間を短縮出来ます。

※画像でも物凄い泡と共に水が染み込んでいるのが分かります。

約30分前後で加水は完了です。(1時間以上漬け込まないでください。)

朽ち木の水を切っています

加水が終わったら日陰で干して水切りを行います。

※直射日光は、朽ち木のバクテリアや白色腐朽菌(シイタケ菌)の死滅の原因になりますので自然に近付ける為に日陰干しを行っています。

因に画像の様にカゴやザルの上に置くと全体に空気が当たるので水切れも早くなります。

画像は、いつもの様に近所の八百屋さんに貰ったオクラカゴですが良く似た物がが100円均一ショップでも売っています。

朽ち木の樹皮をステーキナイフで剥がしています

ステーキナイフで樹皮を剥がしています。

鋭利な刃物を使うと危ないので、コレが一番安全で手軽に剥がせます。

樹皮は完全に剥がしてしまって大丈夫です。

Beケース(中)に産卵マットを入れます。

コバエ防止ケース(中サイズ)の中に産卵用マットを入れます。

底の3から5センチの部分を固く詰める必要が有りますので一端、容器の3分の1程度だけ入れて次に説明する作業に移ります。

木製プレスで産卵マットをカチカチに固めます。

木製プレスで底の部分のマットをカチカチに固めます。

※容器を割らない様に下に玄関マットを敷いています。(畳んだ新聞紙、雑誌でも代用出来ます)

固めた層の厚さが3から5センチになる様にマットを少しずつ足しては、固めるという作業を行ってください。

固めたマットの上に樹皮を剥がした朽ち木を入れます。

固めた終えたら、その上に樹皮を剥がした朽ち木を入れます。

※ここでは特に注意する事はありませんが、木を2本使用される場合は、逆方向(縦向き)に並べて入れると良いです。

朽ち木を産卵マットで埋め込んで軽く手で抑えて隙間を埋めます

残りのマットで埋め込んでいます。

画像の様に隙間が出来ない様に軽く手で抑えます。

カチカチに抑えると肝心要の底の固めた部分が酸欠になってしまうので程々で構いません。

朽ち木を完全に埋め込んで完成です

完全に埋め込んでセットの完成です。

のペアを入れます

エサの国産プレミアム昆虫ゼリーとペアを入れます。

画像は、イメージが伝わる様にオスとメスで入れています。

天然個体の場合は、自然界で交配(交尾済み)の確率が高いのでメスのみ単独で入れても産卵する事が多いです。

逆に繁殖品の場合はペアリング(交配)の必要が有ります。

※長期間オスとメスを同居させるとメスが殺されてしまう恐れが有りますので、ペアリングの際は、オスのアゴを縛るなど注意が必要です。

オスの顎縛りペアリング>>

上手く行くと1から1.5ヶ月(2ヶ月以内)で卵や幼虫が見え始めます。

因に飼育容器内には、クヌギの落ち葉(転倒防止目的転倒防止目的)、プチエサ皿X2個、ホワイト高タンパクゼリーを入れています。

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