雨上がりの本土ヒラタクワガタ採集(2015年7月8日の夜間採集)

昨日は、水曜日の定休日を利用して夜間の採集に出掛けました。

九州北部は、ここ数日雨の日が多く昨日は久し振りに雨上がり直後の採集に出掛けました。

※樹液が流れているので樹洞や樹皮の隙間に隠れる事が多い本土ヒラタクワガタ狙いです。

昨晩は、木が雨で濡れていましたが何とか見つける事が出来ました。

クヌギの樹液に集まる昆虫
画像は、シロスジカミキリの産卵痕から出始めたクヌギの樹液に集まった昆虫達です。

画面中央は小型の本土ヒラタのオスです。

以前紹介した時よりも樹皮の傷が大きく広がり始めて多くの樹液を出し始めていました。

※何故か左端にキリギリスがいます。

大型のオス
こちらは、未だ雨水が流れ落ちる樹皮を登って行く大型の本土ヒラタのオスです。

越冬個体(旧成虫)なの動きが鈍く少し痛々しいです。

※翅が赤く見えるのはカメラのフラッシュの影響です。

樹皮の隙間に身を隠すメス
樹皮の隙間に身を隠す本土ヒラタのメスです。

小さなスペースに器用に身を隠していたので直ぐに気が付かなかったほどです。

本当に隠れるのが好きです。

頭を突っ込んでいるメス
こちらは、樹液が出るクヌギの樹皮の裂け目に頭を突っ込んでいる本土ヒラタのメスです。

左側にいる黒い体に赤い4つの点が有る昆虫は、ヨツボシケシキスイという小型の甲虫です。

夏の樹液に集まる里山の昆虫の定番です。

実は、メス1匹に見えますが実はその奥には更に・・・

奥から出て来た別の個体
先程のメスの奥から出て来たもう1匹の別のメスです。

隠れるのが上手いです。

時には、樹洞からオスを採取した後の小さな隙間に入り込んでいる事も有りますので念入りに調べる必要が有ります。

水牛タイプの大型ペア
今回唯一見つけた水牛タイプの大型のノコギリクワガタのペアです。(65ミリオーバーでした)

梅雨も後半に入り、これから徐々に気温が上がるので今後が楽しみです。