オオクワガタやイキヒラタなどの産卵セットの割り出し

10月も中旬になり、夏の終わりから秋にかけて組んだ産卵セットの割り出しを行いました。

メスが齧った朽ち木
こちらは、オオクワガタの繁殖に用いた朽ち木の画像です。

表面の至る所に入っている傷がメスが卵を産み付ける際に齧った痕です。

●今回使用した主な用品は、下記のとおりです。

  • コバエ防止ケース
  • 成虫用マット
  • クヌギ産卵木Lサイズ(朽ち木)
  • 国産プレミアム昆虫ゼリー

セット方法を紹介した記事>>>

朽ち木から出て来た初齢
マイナスドライバーを刺して朽ち木を割って行くと食痕と共に小さな初齢が数匹出て来ました。

別の朽ち木から出て来た初齢
こちらは、別の産卵セットの朽ち木から出て来た幼虫です。

真ん中の少し頭が大きな個体は、二齢です。

気温が下がり始める秋の繁殖なので若干効率が悪くなりますが1セット当たり平均15から20匹程度の数が出て来ました。

容器の底の様子
こちらは、8月下旬に組んだイキヒラタクワガタの産卵セットの容器の底の画像です。

既に1ヶ月半を経過しているので大きく育った複数の二齢が這っています。

ケースをひっくり返した所です。
ケースをひっくり返した様子です。

大きく育った菌糸ビンに入れ頃の二齢が出て来ました。

※この時点でかなりの大きさなので今後に期待が持てそうな感じです。

使用した2本の木
今回は、クヌギ産卵木Sサイズ(2本)を画像の向きで埋め込んでみました。

※本来はクヌギ材Mサイズの方が効率が良いのですが今年は大雨や台風の影響で8月末に一時的に欠品してしまいましたので苦肉の策です。

セット方法を詳しく紹介した記事>>>

二齢
細い朽ち木から出て来た二齢です。

こちらの木からは、3匹の幼虫が出て来ました。

※大型の種類にクヌギSサイズは、少し非効率です。

大型のオスの二齢
もう一方の朽ち木から出て来た大きく育ったオスの二齢です。

※個人的に今から楽しみな幼虫の1匹です。

この種類は、75ミリを遥かに超える大きさになるのが魅力的な所です。

カップに入れます割り出した後は、外傷や虚弱の有無を確認するために上記の画像の様にカップの中にマットを入れて4から7日ほど保管(養生)してから菌糸ビン550ccに投入予定です。

これからの成長が楽しみです。