イキヒラタなど離島産ヒラタの幼虫の菌糸ビン交換

今日の九州北部は、昨日よりも風が弱くなり少しだけ暖かい一日でした。

今日は、夕方から幼虫の菌糸ビンの交換を行いました。

未だ終齢の初期でサイズがイマイチですが大きくなる要素がある個体が出て来たので紹介したいと思います。

イキヒラタの終齢
画像は、10月16日の割り出しの記事でも紹介した大きくなる予感がするイキヒラタクワガタの終齢の現在の様子です。

10月16日の割り出し記事>>>

1本目(2015年10月20日)にクヌギ菌糸ビン550ccに入れていましたが約1.5ヶ月で7割付近まで食い尽くしてしまうほどの食いっぷりでした。

糞食によるサイズのロスを防ぐ為に1本目を早めに切り上げて、逆に2本目を少し長めに食べさせて一気に大型個体を狙う方法をとりました。

未だ体重を測る価値が無いほどの大きさですが、1本目の大きさで騙されては行けません。

1本目で例え大きくなっていても成熟していれば2本目で伸びません。

逆に画像の様に少し小振りでも頭幅が有る巨頭の幼虫(通称:ビッグヘッド)の場合は、間違いなく2本目以降に巨大化する確率が高く、育て応えがある幼虫です。

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2本目は、ブナ菌糸ビン850ccに投入しました。

※ブナの方が、粗目と中目、微粒子の混合のオガクズで通気性も良く、終齢を入れた際に落ち着きが早い上に綺麗に食べてくれます。

次回の3本目の交換の際は、終齢の成熟期に差し掛かると思いますのでマットボトルへ切り替える予定です。

終齢での菌糸ビン投入は、暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして痩せてしまうリスクとの隣り合わせです。

日中の温度が上がり過ぎない様に注意すれば大型個体が狙えると思います。

アマミヒラタの終齢こちらは2015年9月24日に1本目のブナ菌糸ビン550ccに投入したアマミヒラタクワガタの大型の終齢です。

流石に気温が下がり始める秋の投入なので加齢が進まずに大型化しています。

今回は、季節の関係で余り加齢していないので前述の幼虫と同様にブナ850ccに投入しました。

※今回紹介できませんでしたが、1本目食い上げ時点で28グラムの特大サイズも出てきました。

今後が楽しみです。

サキシマヒラタの終齢こちらは、9月18日にブナ菌糸ビン550ccに入れて2本目の交換を迎えたサキシマヒラタクワガタの終齢です。

こちらも大きな頭をした25から26グラムの大きさに育っていましたので2本目も引き続きブナ850ccで30グラムを狙いたいと思います。

終齢で投入した際に過度な加温を行うと加齢が進んで直ぐに暴れ(かき混ぜ)を起こして痩せてしまう事があるので注意が必要です。

因みに幼虫は20℃前後の飼育でスムーズに早く大きく育ちますが、冬場に加温が出来ない場合、常温でも十分に飼育可能です。

※離島産も基本的に本土産と同じ飼育です。