タカラヒラタクワガタの産卵木の割り出し

今回も昨日行った割り出しの様子をお伝えしたいと思います。

産卵セットの底から見える幼虫
3月下旬に組んだタカラヒラタクワガタの産卵セットの底から見え始めた初齢です。

●今回使用した飼育用品は、下記のとおりです。

  • コバエ防止飼育ケース(中)
  • 産卵マット4リットル
  • クヌギ産卵木LLサイズ(朽ち木)
  • 国産プレミアム昆虫ゼリー

詳しいセット方法を紹介した記事>>>

容器をひっくり返した様子
飼育容器をひっくり返した様子です。

2匹の初齢だけでなく無数の卵が出て来ました。

※クリーム色の丸い物が卵です。

産卵した朽ち木です
こちらは、無数の産卵痕(メスが削った後)が見える朽ち木です。

朽ち木を真っ二つにしました
朽ち木を割ってみると無数の食痕と共に小さな初齢と卵(画像の左上と左下)が出て来ました。

※最初の一太刀(割る時)は、明らかに幼虫が居ない場所を一点探してマイナスドラーバーを突き立てて大きく真っ二つに割るイメージで行うと潰しにくいです。

今回は、運良く潰しゼロで幼虫を回収できました。

無数の初齢と卵
真の部分を挟んで反対側の面からは、画像の様に沢山の初齢が出て来ました。

画像には写っていませんが細かい朽ち木の破片の中にも所狭しと沢山入り込んでいました。

芯の付近から出て来た初齢
芯の付近にも初齢が入り込んでいました。

割りカス
小さな初齢や卵も多く、一発割り出しで全回収は困難なので割りカス(使用したマットと朽ち木片)は、3週間から1ヶ月保管してから幼虫を回収する事をお勧めします。

この中に出て来た卵も一緒に埋め込んでおくと勝手に孵化するので管理が楽です。

24匹の初齢
今回は、メス(親虫)の幼虫(子供)食いを避ける為に早めに割り出したので24匹の初齢を回収しました。

※卵は、割りカスと一緒にリバースして保管しました。

割り出したら、画像の一時管理用カップに無添加虫吉マットを入れて異常の有無を確認するために4から7日ほど養生させます。

その後にブナ菌糸ビン550ccに投入予定です。

二齢まで育ってから投入した方がエサのロスを防げます。

割りカスの中に30個以上の卵を埋め戻したので最終的に50匹を大きく超えると思います。