オオクワガタの産卵セット(産卵木のセット方法)

オオクワガタの飼育例4月も下旬に差し掛かり九州北部でも過ごしやすい初夏の晴れ間が続いています。
今年のゴールデンウィークは、良い天気が続きそうです。

今日は、これからの繁殖に最適なオオクワガタの産卵方法を紹介したいと思います。

オオクワガタは、羽化から半年以降の一度越冬させたペアが初夏(5から6月)の産卵に適しています。
※今年(2017年)の場合だと2016年の冬までに羽化した個体を指します。

秋から翌年の春までの冬眠期間は、出来るだけ気温が低い環境で完全に休眠させてしまった方が体力の消耗を防げて産卵効率が上がります。

真冬にオオクワガタの成虫を加温飼育したり暖房が効いた部屋に置いてしまうと冬眠の妨げになってしまうので避けて下さい。
※真冬に活動させると著しくコンデイションが落ちてしまい産卵可能なグレードではなくなってしまう恐れがあります。

今回は前年(2016年)の秋に羽化したペアの産卵セットを紹介します。

因みに2017年(年内)に羽化したペアの場合は、春までに羽化したペアなら梅雨明け後(7月中旬から下旬)の気候の変化に反応して早期活動(早熟)をして産卵する事も確認されています。
但し、飼育環境によっては、100%産卵するとは言い切れない部分もあります。

それでは、今回使用する主な飼育用品を紹介します。

オオクワガタの産卵に使用する飼育用品の紹介
・飼育容器:コバエ防止飼育ケース(中)

・マット:成虫用マット4リットル入り(オオクワガタの産卵兼用)

・産卵木:クヌギ産卵木Lサイズ(直径9から11センチ前後)

使用するマットは、1つの産卵セット当たり2リットル程度です。
※1袋で2セットの分量ですが余った場合は、袋に戻して次回の使用まで保管も可能です。

なお、オオクワガタの産卵セットは、晴れの天気に行った方が産卵木の水切り(余分な水分を取り除く)の効率が良いのでお勧めです。

産卵木を水に漬けます。バケツに水を入れて産卵木を加水しています。
※前述のとおり、マット1袋で2セット組めるので水に2本漬け込んでいます。

加水中の産卵木に水入りペットボトルで重しをします。画像の様に水に浮かんだ産卵木の上に水入りのペットボトルを乗せて重しをすると大幅な時間短縮が可能です。

この方法だと2時間程度の加水で大丈夫です。

あまり長く漬け込みすぎると産卵木が水を含み過ぎて水切れが悪くなります。
※飼育容器内がベチャベチャになりやすいです。

加水完了後に日陰干しを行います。加水完了後に水から出した産卵木を日陰で6から8時間ほど干して水を切ります。

いつもの光景ですが画像の様に逆さにしたカゴやザルの上に乗せておくと水切りをスムーズに行えます。

一晩中、放置されるとカビだらけになってしまう事もありますのでご注意ください。
※カビは、飼育には害がありませんが気持ち悪い存在です。

因みに今回は、朝10時に加水→お昼12時過ぎに日陰干し開始→夜19時(7時)頃に飼育容器にセットという流れで作業を行いました。

産卵木の樹皮を半分剥がします。日陰干しが終わったらステーキナイフ(ホームセンター等で入手可能)で産卵木の樹皮を剥がします。

虫吉では、樹皮を半分だけ剥がす方法を行っていますがカビが気になる方は、剥がさない方が良いかもしれません。

なぜなら、産卵木は必ずと言って良いほど高確率でカビが発生します。
カビない産卵木は無いといっても過言ではないかもしれません。
※特に切り口の断面や樹皮を剥がした肌色の部分が真っ青になりやすいです。
樹皮のカビは、綿毛状の軽微な感じで済みます。

但し、カビは普通に空気中に存在しているので勿論自然界にも存在しています。
オオクワガタには、影響がないのでご安心ください。
あくまでも見た目の悪さの問題だけです・・・。

2セット分の産卵木の樹皮を剥がしました。同じ要領でもう1本の産卵木の樹皮を剥がしました。

飼育容器にマットを入れます。飼育容器に成虫用マットを入れます。

袋の半分の量(約2リットルほど)を固めずに入れます。

マットを入れた飼育容器の横からの画像2リットルほどのマットを入れた飼育ケースの横からの画像です。
約5から6センチくらいの深さだと思います。

産卵木をマットに押し込んで軽く埋め込みます。産卵木を樹皮を剥がした面を下向きにしてマットの中に押し込んで軽く埋め込みます。

確かに樹皮を剥がした面の方が産卵効率が良い様に感じますがカビを気にされるお客様が多いのでカビが発生する面(樹皮を剥がした面)を埋め込んで見えない様にする方法を採用しています。

マットに余裕が有れば少し足して大丈夫です。マットの残量に余裕が有れば少しだけ上から足しても大丈夫です。
※マットの残量が心配な場合は、足さなくても構いません。

オオクワガタの産卵木のセット完了です。オオクワガタの産卵木のセットが完了しました。

オオクワガタをペアで入れます。オオクワガタをペアで入れます。

オオクワガタは、ヒラタクワガタの仲間などと異なりオスのメス殺しのリスクが殆ど無いと言っても良いレベルなので事前のペアリングの必要はありません。
※いきなり産卵セットにペアを入れて問題ありません。

交配(交尾)が終わって産卵が始まるとメスが産卵木を齧り始めます。
時には、産卵木が原型を留めないほどボロボロにする勢いの場合もあります。
メスが産卵を始めたらオスを別の容器に移し替えて大丈夫です。

※いつまでも一緒に入れておくと産卵中のメスをオスが交尾の為に追い掛け回して邪魔をする事もあります。
1回の産卵セットで確実に結果を出したい(仕留めたい)場合は、メス単独産卵の方が効率が良いです。

なお、オオクワガタのメスは、一度交尾を済ませて産卵を開始すると体力の限り産卵する事が可能です。
1回割り出した後で2回目の産卵をさせたい場合、オス抜きで産卵可能な場合もあります。

今回組んだオオクワガタの産卵セット同じ要領で産卵セットを2セット組みました。

コバエ防止飼育ケース(中)は、重ねて飼育する事も可能です。
但し、中に物を入れるとそれなりの重さになるので転倒落下防止の為に2個(二段)までの積み重ねを推奨します。

過去に紹介したオオクワガタの産卵方法の記事>>>

オオクワガタの産卵セットの割り出し記事>>>

オオクワガタの幼虫飼育方法>>>

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