コクワガタの羽化情報(菌糸ビン→マットへの切り替え飼育)

今日も福岡県福津市は、日中は少し蒸し暑く感じましたが晴れの過ごしやすい一日でした。

※北部九州の沿岸部なので、この時期に30℃を超える事が少ないです。

今回は、ここ数日でお問い合わせが多いコクワガタの羽化状況を紹介したいと思います。

現時点で直ぐに出品出来るのは今回ご紹介する4ペアのみですが5月下旬以降も羽化します。

45ミリのオスこちらは、5月に羽化したばかりのコクワガタ(福岡県福津市産)45ミリのオスです。

早期羽化(幼虫期間が短い)なので少し小振りです。

昨年の夏に採集した天然のメスを産卵セットに入れて産まれた幼虫を育てました。

■下記のエサ交換のリレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年9月26日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年12月4日、終齢):虫吉オオクワマット(550ccボトルに木製プレスを用いてカチカチに固く詰めた物)

→4月9日に前蛹(サナギの前段階)になっているのを確認したので3本目への交換は無しです。

いつもの様に2本目からは、終齢での菌糸ビンでの暴れ(掻き混ぜ)による激縮みを避ける為にマットへの切り替え飼育を行いました。

※成長速度が速いので1本目を長く引っ張り過ぎると暴れてしまうので2本目への交換は少し早めに行なっています。

47ミリのオスこちらも同じく5月最新羽化の47ミリのコクワのオスです。

こちらも近日中に出品できると思います。

■下記のエサ交換のリレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年8月5日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年10月16日、終齢):虫吉オオクワマット(550ccボトルに詰めたもの)
  • 3本目(2017年2月26日、終齢):同上

→2017年4月14日にサナギになっているのを確認→5月8日の羽化です。

前述の理由で2本目からの切り替え飼育です。

ただし、550ccのボトルは、容量が小さいのでマットの詰め込みが弱いと途中で緩んだり乾燥してしまい交換頻度が上がったり羽化不全の原因になるので注意が必要です。

固詰めしておくと4ヶ月に1回の交換で済むと思います。

※但し、蛹室(サナギの空洞)が見えたら交換を避けて下さい。

48ミリのオスこちらの画像も最新羽化の48ミリのコクワのオスです。

秋に割り出した幼虫でしたが早期羽化で2本目で羽化しました。

■エサ交換のリレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2016年10月1日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年12月26日、終齢):虫吉オオクワマット(550ccボトル)

→2017年4月上旬に蛹になっていたので3本目への交換は行っておりません。

別の48ミリのオスこちらも先ほどの個体と同じサイズの48ミリのコクワのオスです。

  • 1本目(2016年7月25日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年10月16日、終齢):虫吉オオクワマット(ボトルは550cc)
  • 3本目(2017年2月26日、終齢):同上

今回は、48ミリが最大サイズでした。

但し、残念ながら50ミリオーバーは、羽化していませんでした。

更なる大型個体は、5月下旬以降になるかもしれません。