カブトムシの羽化と屋久島のクワガタ採集状況

こちら福岡県福津市は、台風の後の長雨が漸く落ち着き今晩は、夜空に綺麗な月が見えています。

いつもの様に日が変わって深夜のブログの投稿です。

田舎暮らしをしていると一年のうちで梅雨の大雨が最も危険な存在に思えます。
※昔、虫吉のクワガタ繁殖場の真下を濁流が流れて行った事を思い出しました。

今日は、羽化したカブトムシの成虫の掘り出し作業を行ったので紹介したいと思います。

最新羽化のカブトムシ75ミリこちらは、今月初めに羽化したカブトムシ75ミリのオスです。

コバエ防止飼育ケース(中)無添加虫吉マットを入れて飼育しました。

エサ交換は、5月まで月1回。(1つの容器に3から4匹入れています。)
※12月から翌年3月までの寒い時期は園芸用のフルイで糞のみを取り除いて減った分のマットを足す方法で飼育しています。

初夏から梅雨に蛹化が始まるので5月の初めにマットを全部交換して以降の交換を避けています。
後は、マットが減ったら足す程度で済ませています。

腐葉土堆肥の中から野外掘りした天然採取の幼虫を羽化させた個体です。
但し、大きな幼虫(30から40グラム級)は、全部幼虫で販売をしてしまったので29グラム以下の物ばかりを飼育してみました。
※幼虫の体重の割りには、マズマズのサイズで羽化してくれました。

屋久島産カブトムシ62ミリこちらも今月羽化したばかりの屋久島産カブトムシ62ミリオーバーのオスです。
日本本土に棲息するカブトムシに比べて全体的に小振りで余り角が発達しません。

60ミリ台でも大きな方で現地でも70ミリを見掛ける事が殆どないレベルだそうです。

こちらも屋久島の堆肥の中から採取された天然幼虫を羽化させた個体です。

飼育方法は、国産カブトと全く同じですが幼虫が成熟した状態で入荷したのでエサ交換なしで羽化させました。

屋久島カブトムシ65から66ミリこちらは65から66ミリの大型のオスです。
画像では分かりにくいですが65ミリ前後で頭角(前角)と胸角(後ろ角)が発達した個体の出現率が上がる様です。

※初めて飼育してみたので断定はできませんが・・・。

屋久島産カブトムシ68から69ミリこちらは、立派な角をした屋久島産カブトムシ68から69ミリの超特大サイズです。
※国産カブトなら普通のサイズですが、かなり大きなサイズだと思います。

流石に70ミリ近い個体になると国産カブトに酷似した個体が出現します。

姿形が似ていても離島産のカブトムシは、全く別の遺伝子を持っているようです。

入荷時に加齢が進んでいたにも関わらず、屋久島よりも真冬の気温が低いはずの国産(福岡県産)カブトの方が先に羽化して既にペアで販売可能なレベルに成熟しています。

また、全く同じ場所での飼育にも関わらず、オスだけが先に全て羽化してメスは、未だサナギのままで1匹も羽化していません。
※室内ではなく、屋外の屋根の下なので温度のムラは発生しませんし全部同じ堆肥の中から同時期に採取されています。

おそらく、屋久島の何らかの自然環境に合わせて雌雄の成長サイクルが異なっているのかもしれません。

6月下旬から折角ご紹介してるのですがメスが羽化していないので直ぐの販売が出来ません。
メスが羽化してから販売を致しますので今しばらくお待ちください。

 

先日、屋久島のクワガタの採取員の方から現地のクワガタの画像と採集状況のご報告を頂きましたのでご紹介いたします。

天然の小型のヤクシマノコギリこちらは、小型ですが天然のヤクシマノコギリです。

虫吉へは、人気の水牛タイプのみを送っていただいておりますので画像だけを撮影して頂きました。

夜間や早朝の足元が悪い中、頑張っていただいております。

小型のヤクシマノコギリのペアこちらは、ヤクシマノコギリの小型のペアです。
(乱獲を避ける為に小型個体は全部リリースをお願いしています。)

直ぐ近くに夜間採集時の要注意生物の大きなムカデがいます。
※現地へは、くれぐれも怪我やご無理の無い程度にとお伝えしています。

ヤクシマノコギリの販売コーナー>>>

ヤクシマノコギリの産卵方法を紹介した記事>>>

屋久島産ヒラタクワガタこちらは、天然の屋久島産ヒラタクワガタのオスです。
※パッと見た感じでは45ミリから50ミリ前後の様に思えます。

但し、ヒラタクワガタは、メスの採集が難しいのでペアの成立が困難です。
数が集まりにくいので昨年同様、お客様のご期待にお応えする事が出来ずに申し訳ございません。(何卒、ご理解をお願いします。)

屋久島産ヒラタの産卵方法を紹介した記事>>>

屋久島のクワガタは、画像のクヌギに加え、ミカン(ミカン畑)での採集がメインです。(タブの木にも集まります。)

ミカン畑(みかん?)と思われる方も多いかもしれませんが実際に奄美大島のクワガタもミカン畑で見かける事が可能です。
※但し、奄美に関しては、来年(2018年)7月に世界自然遺産に登録されると奄美大島を含む奄美群島全部の動植物の採取(採集)が禁止される可能性が高いのでご注意ください。

話は元に戻りますが今年の屋久島は、昨年と異なり裏年(外れ年)の様で数が集まりにくい上に水牛タイプの捕獲率も低いので貴重な入荷になっています。
※樹液が出ている木が少ない様にも思えます。

数は少ないですが何故か昨年よりも超特大が多く入荷しています。
※量よりも質が高い状態です。

ヤクシマノコギリ67ミリこちらも前回と同じ天然ヤクシマノコギリ67ミリの超特大サイズです。
既に売り切れてしまった前回の分(激湾曲)とは、少し雰囲気が異なりますが綺麗な個体です。

屋久島のクワガタは、採れた物を直ぐ朝の便で出していただいておりますので明日も入荷すると思います。

但し、ヒラタ、コクワ、ネブトなど(洞ほじり系)が集まりにくいようです。

今回紹介した国産カブトムシやヤクシマノコギリは、7月9日の午後から夕方に掛けて販売可能だと思います。

土日祭日が、ゆうパックの集荷がお休みにつき、ヤマト運輸のみでの出荷になってしまい夏の生き物のお届けに不向きな時間帯や地域が多すぎてお客様のご要望にお応えできない事が御座います。

その為、週末や連休中は、出品のタイミングが通常と異なっております事をご理解お願い致します。
(休みの最終日の午後から夜間の出品が多くなると思います)

昨年同様に30℃を超える季節の関東や東日本、沖縄、北海道への出荷は、ゆうパック(福岡より航空便搭載)のみで対応させていただけると助かります。

※特に関東、東日本方面は、ヤマト運輸(炎天下の中のトラック便)での出荷が厳しいのでゆうパック(東京まで航空便)での発送のご協力をお願いします。
福岡からでも東京及び隣接した県は、翌日のお届けが可能です。


カブトムシの羽化と屋久島のクワガタ採集状況” への6件のコメント

  1. 虫吉 小澤様
    お世話になります。
    屋久島は今年は外れ年なんですね。。
    福岡産ヒラタの天然物の入荷も少なく思いますが、数が減っているのでしょうか?
    福岡産、屋久島産ヒラタともに入荷お待ちしていますね。

    • YS様

      いつもお世話になっております。
      コメントありがとうございます。
      今年は、ヒラタクワガタの発生期に天候が悪化したので種親(メス)を集めるのが限界かもしれません。
      ※全体的に不作です。

      昨年より、採集数が一気に減ってしまった原因は、さきほど世界遺産登録が決まった奴山・新原古墳群周辺の整備事業でヒラタが採れていた木が伐採されてしまったからです。
      良く採れていた木に限って残らず伐採されてしまい残ったのはイマイチの木ばかりでした。

      加えて河川の護岸やソーラー発電施設なども増加しており、昔採れていたポイントが1/10くらいまで減ってしまったともいます。

      虫の数が減ったと言うよりも虫吉の採集テリトリーの奴山の採集場所が消失してしまったと言った方が早いのかもしれません。

      余り期待せずにお待ちください。

      • 虫吉 小澤様

        採集ポイントの開発は福岡も同じなんですね。残念な気持ちになります。。
        先月虫吉さんで運良く購入出来た福岡産天然ヒラタをより一層大事に飼育したいと思います。
        採集記事もまた楽しみにしていますね。

        • YS様

          いつもお世話になっております。
          コメントありがとうございます。
          確かに東日本の震災以降の自然の変わり様の早さには驚かされます。

          今月は、天気が悪い日が多いので余り採集に行く事が出来ない状況です。
          ※何故かメスだけ最初に採れたので来年の繁殖品の分は確保出来ると思います。

          宜しくお願い致します。

      • 自然破壊して、世界遺産登録とはなんとも・・・・・。

        小型種ですが、ヤクシマオニクワガタの入荷はないのでしょうか?

        • いつもお世話になっております。
          コメントありがとうございます。

          屋久島の昆虫は、コクワ、ヒラタ、ノコギリ、ネブト、カブトの4種類のみで残念ながらオニクワガタの入荷の予定は御座いません。

          ※昨年から採集直送をお願いしていますが一度も見た事が無いので生息域が異なるのかもしれません。

          宜しくお願い致します。

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