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クワガタやカブトムシが集まる森の作り方講座

2016年8月10日時点の虫吉の森の様子
写真は2016年8月10日時点の虫吉がドングリから育てたクヌギコナラの10年目の森の様子です。
幹回りも太くなり立派な木に成長しました。
枝も太くなり、年々クワガタ(ミヤマクワガタ)が集まって来る様になりました。
※ミヤマクワガタ採集が店長の日課になっていました

木から落ちて来たミヤマクワガタ
昨年に引き続き、今年もお盆前に採集について行きました。
福岡県福津市は、お盆前から35度を超える猛暑日が何日も続きましたが木を揺すると暑さに負ける事無く沢山のミヤマクワガタが降って(落ちて)来ました。


《森作りのあらすじ》

クワガタ工房 虫吉では、クワガタやカブトムシ、野生動物の住処となる雑木林を再生させる為にドングリからの苗木作り、そして植樹を行なっております。
自然を人の手で再生させる事は、数十年単位の膨大な時間が掛かり、草刈りや間伐など森の維持・管理や手入れの作業も膨大で大変ですが可能だと考えています。


自然に興味が有ったり、地域や子供達と森づくりにチャレンジしてみたい方達の為に当店が実際に行なっている森作りの様子を紹介して行きたいと思います。

秋になって落ちたドングリ
画像は、落下したクヌギのドングリです。 先ず、秋のドングリ集めから始まります。

クヌギのドングリの拡大
クヌギのドングリを拡大した写真です。丸くて少し大きいのが特徴です。
ドングリは、秋のうちに集めておかないと野生動物のエサになってなくなってしまいます。※ドングリは野生動物たちの食料の為、必要な分だけ持って帰って、必ず自然に残しておく様にしましょう。

ドングリを水に付けている様子です
水に浸けて浮かぶ物は、中に虫(通称:クリ虫)が入っていて発芽しないので捨ててください。残しておくと他のドングリに移ってしまいます。※長期間保存して乾燥した物も水に浮かぶ事がありますが発芽率が少し落ちる傾向があります。
ヒビがある物は中身の種子が膨らんで出来ただけなので発芽します。(水に沈みます)
約2〜3時間ほど水に浸けてから日陰で半日ほど水を切ります。

ドングリの水切り
日陰で水切りをします。(これも2〜3時間程度で大丈夫です)
水切りは、カゴやザルを使うと簡単です。

腐葉土と赤玉土
写真は、園芸店やホームセンターで販売されている「腐葉土」と「赤玉土(小粒)」です。
※当店では一般の腐葉土の代わりに、カブトムシ牧場の天然腐葉土(ビートルコンポスト)を使っていますが、ここでは入手しやすい市販の物を使って説明します。

ドングリの培養土作り
赤玉土8に対して腐葉土2の分量を混ぜます。(腐葉土が多過ぎると水はけが悪くなりドングリや根が腐りやすくなります。) 
ここでは、苗木を作る事が目的ですので水はけを良くして根の成長を促す事に重点を置きます。

ドングリの培養土が完成しました。
ドングリの苗づくりの培養土が完成しました。
混ぜ終わると、こんな感じになります。

培養土をポットに入れます
写真は解り難いですが、18から20センチの大きさの苗用のポットに上記の培養土を入れますが、ポットの底の穴はネットでは無く石で構わないので土が溢れない様に軽く塞いでください。(鉢底ネットを使うとネットの網目から根っこが飛び出して根が傷んでしまいます。)  土はポットの7から8分目まで入れてください。

培養土を入れたポットにドングリをセットします
写真の様にドングリを置きていきます。
必ず横向きにしてください。※横面から真下に向かって根が出て来るからです。

ポットに入れたドングリを埋め込みます
上から土を掛けてドングリを埋めます。掛ける土の深さは2センチ前後にしてください。(埋め込み過ぎると芽が出なくなりますので注意が必要です) 

ドングリの水やりです
最後に水をたっぷり掛けて発芽を待ちます。
但し、毎日水を与えるとドングリが腐ってしまうので注意してください。
植え付けて直ぐの冬〜春の日照時間が短い時期は外で雨ざらしでも大丈夫です。 時々、観察して乾いていたら水を与える程度で構いません(但し発芽後の初夏〜秋は1日置きに様子を見て水やりをしないと枯れてしまいます。)
※乾燥防止にポットの上にピートモスを少しだけ敷くのも良いと思います。
※ドングリを植える時期は寒くなって害虫が付きにくい11月〜翌3月上旬迄です。

ドングリの発芽です  
上手く行くと4〜5月頃に新芽が出ます。※土の表面に乾燥防止の敷き材(竹チップやピートモス)を入れています。

ドングリの若葉です
5月になって梅雨が近付くにつれてドンドン発芽して成長して行きます。

発芽して1ヶ月後のクヌギの苗木です
発芽して約1ヶ月後の5月下旬のクヌギの苗です。 

発芽して2ヶ月後のクヌギの苗木です
梅雨開け間近の7月になると立派な苗木になってきます。(写真左はコナラ、右はクヌギです。)

寒い時期の葉が落ちた苗木
秋以降、寒くなると葉が枯れて落ちてしまいますが、クヌギやコナラ等のドングリの木は落葉樹といって寒くなると葉が落ちる種類の木なので心配は要りません。
そして、葉が落ちている状態のこのタイミングが植え付け(地植え)の時期になります。

植え終わったクヌギの苗木
写真では、解り難いのですが中央が植樹が終った苗木です。
年が明けて1月〜3月の寒い時期に植樹をします。(気温が上がると根が弱りやすいです)
植え方は、ポットと同じ大きさの穴をスコップで掘って、ポットから出した苗木を培養土ごと穴に入れて埋め込むだけで簡単です。(深く埋め込み過ぎると成長出来ずに根が腐ってしまいます。)
最後は周囲を足で固めるだけです。
ドングリの苗木の周囲を足で固める
しっかりと周囲を固めておかないと地中で根と土の間に空間が空くと枯れてしまいます。

夏のクヌギの苗木
夏になると再び葉が茂って育ち始めます。
そして数年後には・・・

育ったクヌギの木
写真は植樹して2年後のクヌギやコナラの木です。
大きくなり森への第一歩の始まりです。


2011年7月のクワガタ、カブトムシの森
写真は2011年7月時点の虫吉が管理する5年目の森の様子です。
あと数年でクワガタ、カブトムシがやってきそうな予感がします。

2012年5月下旬のクワガタカブトムシの森作り
写真は2012年5月23日時点の6年目のクヌギコナラの森の草刈り作業の様子です。
背が高くなり立派な気になりつつ有ります。

2013年9月16日のクワガタカブトムシの森作り
写真は2013年9月16日時点の虫吉が管理する2013年で7年目のクヌギコナラの森の様子です。
夏になると真ん中の木の低い位置から樹液が出て沢山の昆虫が集まっていました。

クワガタ、カブトムシの森のドングリ
秋が近付くと青いドングリを実らせている木も有りました。

2013年は、写真で納める事が出来ませんでしたが1本のコナラにシロスジカミキリが産卵にやって来て8月頃から樹液が出始めてカナブンミヤマクワガタが集まっているのを確認出来ました。

2014年5月8日のカブトムシの森
写真は2014年5月8日時点の虫吉がドングリから育てたクヌギコナラの8年目の森の様子です。
新緑の季節を迎え一気に幹や枝が育ち綺麗な緑の葉っぱを付け始めています。

2014年5月25日 2014年5月25日コクワガタ
2014年5月25日には、樹洞から出ている樹液にヒラタクワガタ(左の画像)、と
コクワガタ(右の画像)が集まっていました。
8月になると木を揺するとミヤマクワガタが上から落ちて来るなど本格的にクワガタが集まり始めました。

2015年8月2日の虫吉の森の様子
写真は2015年8月2日時点の虫吉がドングリから育てたクヌギコナラの9年目の森の様子です。
一年で最も緑が濃くなる夏の季節なので青々とした葉っぱを茂らせていました。

森に集まったミヤマクワガタ
昨年より、木を揺するとミヤマクワガタが落ち始めていましたが今年は更に沢山の数を見掛ける事が出来ました。
8月2日に実際に木を揺すって落ちて来たミヤマクワガタです。
※画像は、小さめのオスですが7月には最大で71ミリの大型のオスを採集できました。
来年が楽しみです


虫吉が実際に森づくりを行なってみて気付いた事は、木が育つにつれて周囲に色々な植物は生え、色々な昆虫や小動物が集まってくる事です。
特に初夏〜夏は昆虫たちの楽園になります。

紹介している森も今年(2016年)で10年が経過しました。
ここでは紹介出来ませんでしたがクワガタの他にも沢山の昆虫達が集まって徐々に森が育って昆虫達の生態系が作られ始めたのを実感する事が出来た1年でした。
来年2017年は、どんな昆虫が集まって来るのか今からワクワクしています。

2016年9月29日
T.Ozawa
H.Ozawa