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ミヤマクワガタ(学名:Lucanus maculifemoratus)

ミヤマクワガタ
分布・・・南西諸島と一部の離島を除く北海道〜九州の日本全土(伊豆諸島と奄美大島に棲息している物は別亜種)

オスの頭部には、王冠状(耳状)の突起が有り体に金色の細かい毛が生えている特徴的なクワガタです。
「深山(みやま)」という名前の通り標高が高い山奥に棲息しています。その為に高温に弱いので飼育には注意が必要です。
大きな物でオスが78ミリ以上、メスが45ミリ以上の報告例があります。
寒冷地や標高が高い地域、温暖な地域などの育った環境で頭部やアゴの形状が異なる事で人気があるクワガタです。
エゾ型(北海道型)、サト型(富士型)、ヤマ型(基本型)の3つの名称が有るが、どの地域でも全ての型が発見されており、気温や育った環境によって形が変わるだけで亜種や遺伝では無いという報告も有ります(北海道の個体を自家繁殖させたら、全て別の型になったという報告例もあります。)
メスは、アゴが横広く大腿(脚の付け根)にオレンジの斑紋があるので比較的識別が簡単です。
地球温暖化に伴い小型化する恐れが有る為、環境指標の観点で注目されるクワガタです。
背中に生えた金色の毛は湿度を帯びると黒くなり、昼間など乾燥すると金色になり保護色になります。
よってミヤマクワガタは、熱を吸収しにくいだけでは無く、野生動物や鳥などの外敵に見付かりにくいので昼夜を問わず一日中活動出来ます。
成虫はクヌギ、コナラ、ブナ等の樹液に集まる。
幼虫は、土中に埋まって腐葉土化した朽ち木に生息し成虫までに長い物で2〜3年以上掛かる事も有ります。(木の枝が山積した場所近くの砂状の土壌から出てきた事も有ります)
成虫は夏〜秋に羽化すると、そのまま蛹室内で越冬し翌年の初夏から活動を開始して野外では活動後3ヶ月前後の寿命と言われている。(羽化してからトータルで1年前程)
夏場の天然採集個体でも温度(20℃前後)とエサに注意して飼育すれば、年明けまで生きた事も有ります。
同様に、繁殖個体も1年以上生きさせる事も可能です。

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