スジブトヒラタの菌糸ビンからマットへの切り替え飼育大型個体の羽化

台風20号の影響で福岡県も深夜は雨が降って時々強い風が吹いています。

お盆明けは、お客様分の菌糸ビンやマットボトル詰めが立て込んでおり、飼育の方は店長(兄)に任せていましたが、漸く自分も合流して最新羽化個体のチェックを行なう事ができました。

店長曰く、強烈な大きさの幼虫もいたそうなので今後の成長が楽しみです。

今回は、離島産ヒラタクワガタの羽化情報の紹介です。

★現在、記事内に登場するボトルは、550cc→遮光タイプ500cc、850cc→遮光タイプ800ccへ商品の変更が発生しています。

スジブトヒラタ67ミリの画像

 画像は、2018年8月最新羽化のスジブトヒラタクワガタ(奄美大島)67ミリの特大サイズのオスです。※68ミリに近いガッチリした形の個体です。

久しぶりの大物です。

勿論、パーソナルベストです。

昨年の夏に入荷した天然のメスを産卵させて得られた幼虫を育てて羽化させた個体です。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年9月8日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc(現在は、遮光クヌギ500cc
  • 2本目(2017年12月25日、終齢):マットボトル850cc(現在は、遮光ボトル800cc
  • 3本目(2018年4月22日、終齢):同上

⇒2018年6月25日、前蛹(蛹の直前段階)になっていたので4本目の交換無しです。

2本目の交換からは、終齢での菌糸ビンの暴れ(菌糸の掻き混ぜ行動)を予防して大きく育てるために菌糸ビン→マットへの切り替え飼育を行いました。

スジブトヒラタクワガタの幼虫は、成長速度(加齢速度)が早いので2本目も菌糸ビンを使うと前述の暴れで撃沈(激ヤセ、激縮み)を起こしてしまうので低刺激、低ストレスの無添加虫吉幼虫用マットで大きく育て上げました。

菌糸ビンからマットへの切り替えについて>>

虫吉の幼虫用マットは、一般的な添加剤による強制発酵タイプのものと異なり、ボトルに詰めた際に添加剤由来の致死に至る様な発酵ガスや発酵熱が発生しないのでカチカチに固詰めしても大丈夫です。

非常に持ちが良いので、固く詰めた方が緩みにくく、交換頻度を落とせるので3から4ヶ月に1回の交換で済みます。

交換頻度を落とした方が幼虫への負担を軽減できるので大型化しやすいです。

マットの詰め方>>

虫吉オリジナル木製プレス>>

もう1匹パーソナルベストを更新した個体が羽化していました。

スジブト68ミリのオスの画像

こちらも同じく最新羽化のスジブトヒラタ(奄美大島)68ミリの超特大サイズのオスです。※現時点では、翅が固まっていませんが69ミリに近いサイズです。

★パーソナルベスト記録の再更新です。

エサ交換のリレーは、先ほどの個体と同じなので省略いたします。

今回の新成虫の出品は、来月になると思います。


スジブトヒラタの菌糸ビンからマットへの切り替え飼育大型個体の羽化” への2件のコメント

  1. これはバランスよくとても素晴らしい個体ですね。
    2体ともWF1でしょうか?
    そうでしたら是非購入させていた抱きたいと思います。

    • 今岡様

      いつもお世話になっております。
      コメント(ご質問)ありがとうございます。
      奄美のスジブトは、毎年の様に夏になると天然個体が入荷していますので天然の子(WF1)です。
      宜しくお願い致します。

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