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クワガタの菌糸ビンの水滴について

菌糸ビンはキノコの菌床(菌糸のかたまり)という生き物です。菌糸ビン飼育の飼育推奨温度の20から25℃以内での飼育をお勧めします。(特に冬場の過度の加温は劣化を早めます)
また下記の説明は、3ヶ月以上経過して劣化が始まった菌糸ビンには当てはまりません。

キノコの菌床は他の生物同様に酸素を必要とします。温度が高くなると呼吸量が増えるという特性もあります。

ですので当店の菌糸ビンは「通気口」を大きくして空気の出入りを大きくしています。


またキノコは木のくずを土に戻そうとする働きが有ります。

この作用を「分解」と言いますが、分解する際に必ず水と二酸化炭素が出ます。

ですので通気口を大きくすることでこの水と二酸化酸素も発散させています。


通気口を大きくしてキノコに優しい環境にすると乾燥しやすい環境になります。

キノコにはこの「乾燥」から身を守る為に表面に水(遊離水)を出して菌床部分やキノコの部分を守る「防衛本能」が有ります。

これは自然界でも行われている現象でキノコが生えている木は表面もしっとりしています。

特に寒い時期や季節の変わり際は乾燥によってこの「水」が出やすいですが、ビンの底に水が溜まらない限り、絶対に強制排除や容器を逆さまにしないで下さい。

この水を取ってしまうとキノコの菌床が弱ったり劣化し始めたり、水蒸気の発散が悪くなったりとかでクワガタの幼虫に好ましくない環境になります。

当店での実際のキノコの防衛反応の写真を載せておきます。

かなりの量の水(遊離水)が溜まっている様に見えますが、これは劣化では有りません。

表面水なので菌糸ビンの菌床の含水率にも影響が有りません。

幼虫はこの水を気にせず、おかまい無しで食べ進みます。

但し、使用後に直ぐに水が溜まってしまう環境は設定温度が高過ぎて乾燥や菌糸によるオガクズの分解が早まっている状態の可能性が高いので少し温度を落としてあげてください。(冬場は20℃前後で大丈夫です)
※菌糸ビンの内部温度は外気の温度(暖房器具の設定温度)よりも2から4℃高くなる場合も御座います。

クワガタ飼育の菌糸ビン850ccの遊離水
遊離水が発生した菌糸ビン850cc


クワガタ飼育の菌糸ビン1500ccの遊離水
遊離水が発生した菌糸ビン1500cc

※夏場の温度が高すぎる場合や冬場に25℃を超える無理な加温をしてしまった場合、菌が活発になり過ぎて劣化(水っぽくなる)のが早まるので適切な温度での飼育をお勧めします。