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ミヤマクワガタの産卵方法(黒土産卵法)

ミヤマクワガタの繁殖方法の紹介です。
他のクワガタと違って産卵木ではなく産卵用マットを『土』に近付けた物にしか産卵しないのでチョットだけコツが必要です。

産卵の為に必要な推奨温度は、20〜25℃です。
ポイントは、夏の暑い時期をエアコン(クーラー)で乗り切る事です。


先ず必要な物の紹介です。
ミヤマクワガタの産卵に必要な道具一式です

・Beケース(大)・・・市販の飼育ケースに比べて深さ(高さ)がありマットを深く入れる事が出来て最適です。

・産卵マット4リットル入りX2袋(8リットル相当)・・・市販の産卵マットに比べて添加剤を抑えていますので添加剤に弱い種類にも安心です。

・園芸用の黒土・・・ホームセンターや園芸店に普通に売っている物です。

・産卵木(1〜数本)・・・ミヤマクワガタは、産卵木には産卵しませんが朽ちた根っこの下や埋まった倒木の下に産卵する習性が有りますので入れておく事をお勧めします。(最低でもSSSサイズの物を2〜3本で良いです。)

・クヌギの落ち葉・・・障害物としてメスの転倒防止に役立ちます。(出来るだけ体力の消耗を抑える事が必要です。)



2.産卵セットの作り方の紹介です。

ミヤマクワガタの産卵に必要な園芸用黒土の加水
園芸用の黒土は乾燥しているので大きめの撹拌容器に6リットル程入れて霧吹きで少しずつ加水しながら撹拌します。
強く握って固まる程度で大丈夫です。(握った時にジュッと言う音がして水が出てきたら水分が多いので乾燥させてください。)
この工程が重要で水が多過ぎると失敗してしまう確率が上がります。


ミヤマクワガタの産床作りの為に黒土と産卵用昆虫マットの撹拌
先程の加水した黒土に産卵マットを2袋(8リットル)加えます。
虫吉が推奨する黄金比は産卵マット8リットルに対して黒土が6リットルです。


良く掻き混ぜたミヤマクワガタ用特性昆虫マット
スコップで良く掻き混ぜます。
これでミヤマクワガタの特製産卵マットの完成です。


ミヤマクワガタの産卵の障害物となる朽ち木
先にも申し上げましたが、ミヤマクワガタ産卵木(朽ち木)には産卵しないので、ここでは産卵効率を上げる為の障害物として使います。
水に浸けずにサッと水を掛けるだけで大丈夫です。(浸水させる必要は有りません。)
余分な水分は水滴を落とす程度で大丈夫です。


ミヤマクワガタ用の特製昆虫マットをBeケース(大)に入れます
Beケース(大)産卵マットと黒土をブレンドした特製マットを入れていきます。


底の部分を固めるのがミヤマクワガタの産卵のコツです
ケースの底の部分の5〜10センチをマットプレスでカチカチに固めるのがミヤマクワガタの産卵のコツです。


ミヤマクワガタの産卵セットに朽ち木を入れます
前述の産卵木を固めたマットの上に置きます。
写真は説明しやすい様に大きめの産卵木Mサイズですが、実際は細い止まり木2本セットSSSサイズを3から4本程度入れる事をオススメします。


ミヤマクワガタの産卵セットの朽ち木を埋めます。
朽ち木を再び黒土入り特製マットで埋め込みます。
産卵木から上に被せたマットは、酸欠防止の為に軽く手で押さえる程度で、カチカチに固めないでください。


ミヤマクワガタの産床の完成です。
園芸用黒土6リットルと産卵マット8リットル、それと産卵木を2本埋め込むと丁度こんな感じになります。
この状態になるとかなりの重さになるので持ち運びの際は落下やケースを割らない様に注意が必要です。


ミヤマクワガタの飼育例
ミヤマクワガタのオスとメスを入れた参考画像です。

転倒防止の為のクヌギの落ち葉エサ皿(入らない事も有りますのでお好みで)を入れます。

ミヤマクワガタは、オスがメスを殺してしまう事故が多いので同居のままにしないでください。

・採集品のミヤマクワガタの場合は、100%の断言ができませんが自然界で交配している可能性があるのでメス単独で産卵する場合も御座います。
交配させた方が確実なのですが一緒に同居させる期間は、一晩程度でも大丈夫だと思います。

・繁殖品のミヤマクワガタは、未交配なのでオスとメスがエサを食べ始めた時点で3日ほど同居させます。

ミヤマクワガタは、見掛けによらず気性が荒く力が強いクワガタです。
ペアリング(交配)の際は、下記の方法がオススメです。

・ハンドペアリング(交配を目視で確認する方法)>>

・オスのアゴ縛り(オスのアゴを縛ったまま3から5日ほど同居させる方法)>>

ミヤマクワガタは、気温が下がって来る秋に産卵を始める事が多いので長丁場になりますが、兎に角涼しい所で飼育して10月以降まで生きさせる様なイメージが大切です。

熱帯魚のアクアテラリウムの水槽や畑の野菜の土作りの様に産卵セットを組んでから1ヶ月以上経過して微生物の環境が整って土が出来上がってからが勝負になる様に感じます。


ミヤマクワガタの幼虫の大群
11月に幼虫採取の為、産卵セットを引っくり返したところです。
上手くハマると秋に大量の幼虫が出て来る事が有ります。(爆産する事も有ります)

あくまでも産卵数は、メスのコンディションに大きく左右されます。

黒土の入手が困難な場合は、赤玉土(細粒子)でも産卵可能です。詳しくはコチラ>>>

ミヤマクワガタの幼虫は菌糸ビンでは育たないのでマットボトル(マット入りボトル)で時間を掛けてじっくり育ててください。
成虫同様、幼虫も夏場の暑さに弱いので涼しい場所での飼育が必要です。


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クワガタの幼虫の成長過程について>>>

幼虫のマット飼育について>>>

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