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コクワガタの幼虫飼育方法

コクワガタのペアの画像
コクワガタ(学名:Dorcus rectus)

このコーナーでは、日本に生息する国産コクワガタ(本土コクワガタ)と離島産コクワガタアカアシクワガタ兼用の飼育方法を紹介しています。
飼育方法は、殆ど同じです。
大型個体作出の為のポイントがあれば、その都度ご紹介します。

●幼虫の飼育温度:5から28℃(基本的に常温飼育が可能ですが30℃以下をお勧めします。)
成長を促す為(大型個体作出)の推奨飼育温度として秋冬は15から18℃前後、春夏は20から24℃前後をお勧めします。

クワガタは、高温に弱いので30℃以上での飼育は避けてください。
★一般的に菌糸ビン、マットを問わずボトル内の温度は、外気温よりも2から3℃(場合によっては、それ以上)も高くなると云われています。

※一方、最低気温は記載した温度よりも多少低くても問題はありません。
クワガタの幼虫は、個体差や環境にもよりますが15℃を大きく下回ると冬眠してエサを余り食べなくなります。
冬眠中は、成長が一時的に止まりますが問題は御座いません。
※但し、氷点下での飼育はボトル内のマットや菌床が凍ってしまいますので避けてください。

基本的に本土に生息するコクワガタは、夏場の冷房管理のみで真冬の加温無しでも大型個体を育てる事が可能です。

真冬の加温飼育と真夏の高温化での際は、早期羽化(早過ぎる羽化)や死亡率の上昇の原因になる。

真冬のエアコン以外での加温の際(簡易温室など)は、温度が安定せずに異常加熱のリスクが上がるので温度を低めに保つなど自己責任で行ってください。

コクワガタの仲間は、成虫が小型なので幼虫も小さく他のクワガタに比べて成長(加齢)が早いです。
5から9月までに割り出した幼虫の殆どは、1年以内に羽化します。

コクワガタの場合、幼虫も小さいので本土コクワの亜種(トカラコクワヤクシマコクワミシマコクワ)のオスの幼虫でも6グラム以上で50ミリ前後の大きさで羽化する事が多い。
一回り小さな種類のリュウキュウコクワの亜種(オキナワコクワアマミコクワトクノシマコクワ)でも4から5グラム前後で40ミリに迫る超特大サイズで羽化する事がある。

因に後ほど紹介する「マット飼育」でも大きく育ちます。
菌糸ビン飼育」の場合は、若齢(初齢、二齢)から終齢幼虫への成長速度が速いが終齢幼虫で菌糸ビン投入時に『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』を起こして小さくなってしまう事が多い。
したがって菌糸ビン→マットへの切り替え飼育が最も大型個体が羽化しやすい。
※それぞれの飼育方法の詳細は後ほど説明します。

コクワガタの幼虫の共通のポイントですが他のクワガタ同様に真夏の25℃を大きく超える環境は、早期羽化(幼虫期間の縮小)を招き大型個体を狙いにくくなる。
また終齢幼虫での高温下での飼育は、エサの種類(菌糸、マット)に関わらず、交換直後の落ち着きが悪くなり潜らずに上に出てくる事もあるので避けておきたい。


◆産卵セットから割り出した幼虫について

産卵セットから出て来たコクワガタの幼虫
産卵セットから出て来たコクワガタの幼虫です。
幼虫は、孵化して間も無い初齢だと2から3ミリにも満たない事もあり、非常に小さいので傷を付けない様に専用スプーンを用いて慎重に一時管理用のカップに入れると良いです。
大型個体を狙う為には、出来れば若齢幼虫(初齢、二齢まで)の段階で割り出した方が良い。

・コクワガタの産卵方法について>>

・クワガタの幼虫(初齢から終齢幼虫)の成長過程>>

クワガタの幼虫をカップに入れます。
産卵セットから割り出し採取した幼虫は、画像の様に一時管理用カップに無添加虫吉マットを固めずに入れて4から7日前後養生させてからボトル(菌糸ビンまたはマットボトル)に入れ替えると良いです。
※割り出し時に傷付いたり、摂食障害などで成長出来なかったり死んでしまう場合もあるので見極める為の期間です。

・幼虫管理ラベルに種類や日付を記載して貼っておくと今後の飼育に役立ちます。


☆幼虫の摂食障害(通称:ブヨブヨ病)について

摂食障害(ブヨブヨ)の幼虫
摂食障害の幼虫
正常な幼虫
正常な幼虫

左の画像の幼虫の様に体の半分以上が透き通っている幼虫は、摂食障害を起こしてしまい成長出来ずに死んでしまいます。

コクワガタは、発生率が低いとされていますが割り出しの遅れで発生する事があります。
気になる場合は、無理に菌糸ビンやマットボトルに入れずにカップの中で様子を見ていただく事をお勧めします。
産卵セットの割り出しの遅れ等の幼虫にとって不衛生な環境が長引くと雑菌の発生やバクテリアの異常で発症率が上がってしまう事が推察されます。

摂食障害(ブヨブヨ病)に関する説明>>


■幼虫割り出し時に役立つアイテム

オオクワマット
>>虫吉オオクワマット
幼虫管理用カップ
>>幼虫管理用カップ
幼虫管理ラベル1500cc
>>幼虫管理ラベル
幼虫エサ交換用スプーン
>>幼虫エサ交換用スプーン


コクワガタの産卵方法を紹介したブログ記事>>

コクワガタの産卵セットの割り出しを紹介したブログ記事>>


★これから紹介する飼育方法は、実際に当店が販売している飼育用品を用いた飼育例です。
※他社様の飼育用品を使用された際は、結果が異なる可能性も御座います。
予めご了承くださいませ。


●マット飼育について>>>


●菌糸ビン飼育について>>>


●菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>>


コクワガタのマット飼育について

コクワガタ幼虫のマット飼育
マット飼育は、菌糸ビン飼育と異なり『菌糸のコンディション(劣化)』や暴れ(菌床の掻き混ぜ行動)を気にせずに低コストで気軽に飼育が出来ます。
特にコクワガタの仲間の幼虫は、成虫が小型な分だけ成長速度も速く、マット飼育でも二年一化(2年掛けての羽化)の発生率も低いので手軽に飼育を行いたい方にはオススメです。
また、終齢幼虫になると菌糸を嫌がって暴れてしまう事が多いのでマット飼育の方が手堅く飼育出来ます。

手軽にかつシンプルに飼育したい方、菌糸ビン飼育で『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』を避けたい場合の飼育に最適です。

>>菌糸ビンの暴れについて>>

※クワガタは、高温に弱いのでマット飼育の際も30℃を超えない環境で飼育する必要があります。
出来れば真夏でも28℃以下(冷房が可能なら25℃前後)を推奨します。

マットなら高温でも大丈夫と思っておられる方も多いので念の為、記載しておきます。

本土のコクワガタは、冬場の加温を避けて自然の温度環境に近付けてあげた方が幼虫が落ち着いてくれます。
寒い時期に無理に加温してしまうと上に出て来たり、早く羽化して小型化してしまう事もあります。
※離島産も真冬は、無理に20℃以上にする必要はありません。
その他の種類に関しましても真冬の加温飼育の場合、冒頭に説明した15から18℃(15℃前後)で大丈夫です。

コクワガタは、マット飼育のみでも大型個体を育てる事が可能です。
菌糸ビンよりも成長速度が遅くサイズが少し劣る程度です。

割り出し時に既に終齢幼虫(1円玉の大きさ前後)だった場合は、菌糸ビン飼育で結果が得られない場合が多いのでマット飼育をお勧めします。

幼虫の年齢(二齢、終齢幼虫)、雌雄(性別)に関係なく、オオクワマットを幼虫飼育ボトル(550ccもしくは850cc)に木製マットプレスを用いてを固く詰めた物に投入する飼育方法です。

マットは、菌床と異なり皮膜(白い膜)が無いので乾燥しやすい性質があります。
真冬の加温飼育の際は、乾燥しやすいので小さな550ccのボトルよりも850ccのボトルの方が乾燥の心配が無く安全です。

★当店の幼虫マットは、「幼虫に優しい微添加」につきボトルに固く詰めて使用していただいても安全です。
但し、他社様の添加剤配合マットを使用された際の再発酵に伴うアンモニア等のガスや発熱による幼虫のトラブルに関しましては自己責任でお願いします。


◆マットの詰め方について

ボトルにマットを詰めている様子 マットプレスというボトルにマットを強く詰める道具を用い朽ち木に見立てて強く押し固めます。
固く詰めるコツは、一度に沢山のマットをボトルに入れない事です。
※少しの量を何回かに分けて固めます。
オオクワマットボトルの販売の件ですが、添加剤配合マットにつきボトルに固く詰めた状態で発送すると環境の変化で再発酵によるリスクがあるので行う事が出来ません。予めご了承ください。

・マットの詰め方について>>

■マットボトル作成の際に必要なアイテム

虫吉オオクワマット
>>虫吉オオクワマット
幼虫飼育ボトル550cc
>>幼虫飼育ボトル550cc
幼虫飼育ボトル850cc
>>幼虫飼育ボトル850cc
木製マットプレス
>>木製マットプレス


◆幼虫のマットへの投入について

スプーンを用いて穴を空けます
交換用スプーンを用いて穴を空けます。
交換用スプーンを用いてコクワガタの幼虫を投入します
交換用スプーンを用いて幼虫を投入します

マットは、幼虫が入る大きさに合わせてスプーンで穴を空けてていただくか表面を少し解して幼虫を投入してください。
※コクワガタは、幼虫が小さいのでマットを取り除く必要はありません。
マットの上に乗せると自力で潜って行きますので埋め戻す必要は御座いません。

投入後は、フタを閉めて涼しい静かな場所で飼育します。
また、幼虫はストレスに弱いのでエサ交換以外に頻繁にボトルを触ったり幼虫を掘り起こしたりしないでください。

産卵セットから割り出して間も無い若齢幼虫(初齢、二齢)に使用される場合、摂食障害の有無を見極める為に出来れば二齢幼虫で投入される事をお勧めします。(初齢の場合は、二齢までカップで育ててから)

幼虫の摂食障害(ブヨブヨ病)について


マット交換のタイミングとして、基本的に蛹室(サナギになる為の空洞)を作り始めるまで3から4ヶ月毎の交換の必要があります。

コクワガタのマット飼育は、基本的に4ヶ月毎の少しズボラ気味の交換でも大丈夫です。
但し、550ccの容器で加温飼育の際は、乾燥の恐れがあるので3ヶ月毎の交換をお勧めします。
終齢幼虫での気温が上がり始める季節(概ね5月中旬から8月)の交換の際は、エサの種類(マットか菌糸ビン)を問わず環境の変化で幼虫が落ち着かなくなったり潜らなくなって上に出て来るトラブルの発生率が上がります。
初めての方で良く分からない場合、エサ交換が4から5月に終わる様に「3ヶ月後の交換」「4ヶ月後の交換」を上手く組み合わせて調整すると良いです。

マットは、良質は土壌菌(目に見えない生き物)が絶えずオガクズを分解しているので菌糸ビン同様に時間の経過と共に劣化します。
余り食べていなくても最低でも4ヶ月後の交換をお勧めします。


■マットの交換例について

・1本目:550cc(加温飼育の際は850cc)
・2本目以降:550ccもしくは850cc

基本的にコクワガタは、成長速度が早い傾向がありますので飼育温度にもよりますが概ね2から3本目で蛹化する場合が殆どです。

真夏など気温が高い環境での飼育の際は、孵化した年に蛹化する事もあります。
※1から2本目で蛹化する事もあります。

オオクワやヒラタに比べて幼虫が小さいので外見から幼虫の姿が確認出来ない事が有りますが元気に生きている事が殆どです。

冬場の常温(無加温)飼育の際は、余り食べずに越冬して気温が上がり始める5月以降に成長や蛹化が始まる場合が御座います。

【蛹室】と呼ばれるサナギの部屋を作り始めるまで3から4ヶ月ごと にマットを交換するという単純作業で大丈夫です。


◆幼虫のマット交換の方法について

交換用スプーンで慎重に幼虫を取り出します。
幼虫は、衝撃や温度変化等のストレスに敏感なので直接手で触れたり衝撃を与えるなどの乱暴な扱いをしてしまうと傷が原因で死亡してしまう事も御座います。
交換用スプーンを用いて慎重に掘り出したり移動させると良いです。

幼虫のエサ交換に関する説明>>


◆クワガタの蛹室について

クワガタの蛹室
クワガタの蛹室の画像です。
空洞を作っていたらエサ交換を中止してください。

クワガタの成長過程(卵から羽化までの紹介)>>


◆万が一、蛹室を壊してしまったら!!(蛹室崩壊時の救援策)
慌てて埋め戻したり掻き出したりせずに下記の方法を試してみてください。
※折角、羽化まであと一歩の所まで育てたので是非頑張ってください。

クワガタの蛹室の露天掘り
クワガタの蛹室の露天掘りについて
クワガタの人工蛹室
人工蛹室の作り方について



コクワガタの菌糸ビン飼育について


菌糸で育ったコクワガタの幼虫
菌糸ビンとは、キノコの栽培に使用される菌床をクワガタのエサとして改良して作られた商品です。
栄養価やオガクズ、含水率など成長に最適な状態に整えられている物が多く、マット飼育に比べて早い成長が見込まれます。
但し、菌床の鮮度が2から3ヶ月しか持たないので交換の頻度の他に菌床の劣化を防ぐ為にマットよりも低温で飼育する必要があるなど、少し気をつける点が多いのも事実です。

近年のクワガタ飼育で菌糸ビンは、「大型個体の必需品」的な存在になっていますが、コクワガタの場合は成長が早く、早く終齢幼虫に加齢して『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』を行ってしまい逆に縮んでしまう場合もあります。
※25℃を超える環境での飼育の場合は、成長が早まり1本目もしくは2本目で高確率で暴れてしまう事もあります。

高温下の飼育は、早熟に伴う「菌糸ビンの暴れ」だけで無く、菌糸ビンの劣化を招くので出来るだけ涼しい環境での飼育をお勧めします。
※大型個体を狙う場合は、25℃以下(理想として18から22℃:冬眠せずに菌糸を食べる温度)をお勧めします。
真冬が寒い環境だと食べずに冬眠して成長が止まってしまい菌糸ビンだけが劣化するので温度管理の環境が無い場合は「マット飼育」もしくは、「菌糸ビン→マットへの切り替え飼育」をお勧めします。

本土の里山に生息するコクワガタ(通称:国産コクワガタ)は、真冬の加温を避けて常温の方がトラブルが少ないです。

前述のとおり、コクワガタは終齢幼虫での暴れのリスクが高いので暴れたらマット飼育でも大丈夫ですが「暴れる前にマット飼育へ切り替え」の方が大型個体が狙いやすいのも事実です。

・菌糸ビン→マットへの切り替えでコクワガタ50ミリオーバー作出のブログ記事>>>


★最初の1本目の菌糸ビン投入の適齢期は?

クワガタの二齢幼虫
クワガタの二齢幼虫の画像
コクワガタの終齢幼虫
コクワガタの終齢幼虫の画像

冒頭にお伝えしたとおり、摂食障害(ブヨブヨ病)の幼虫を見極める為に出来れば二齢まで育った健康な幼虫を菌糸ビンに投入される事をお勧めします。
因に初齢や二齢幼虫は、『若齢幼虫』と称する場合も御座います。

若齢幼虫時に菌糸ビンを食べずに育った終齢幼虫に関しては、既に成長の伸びシロが決まっているので大型化しない事が多く、マット飼育の方が無難です。
成長し切っている幼虫の菌糸ビン飼育は、『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』によるサイズの縮小のリスクもあります。

小型な上に幼虫期間も短いコクワガタの菌糸ビン飼育は、他のクワガタに比べて投入や交換のタイミングが難しいのも事実です。


◆1本目の菌糸ビン投入について

菌糸ビン用シャベルで穴を空けます。
菌糸ビン用シャベルで表面に穴を空けます。
菌糸ビン専用シャベルはコチラ!
交換用スプーンで幼虫を入れます。
交換用スプーンを用いて幼虫を穴に入れます。
エサ交換用スプーンはコチラ!

コクワガタの幼虫は、小さいので菌糸ビン550ccに入れます。
※当店では、クヌギとブナのオオヒラタケの菌糸ビンが御座いますが樹種はお好みで構いません。

菌糸に空ける穴は少し深めにしておくと投入した幼虫は、自力で潜って行きます。
軽く埋め戻しても大丈夫ですが誤って幼虫を押し潰さない様にご注意ください。

幼虫を投入した後は、菌糸ビンのフタを閉めて出来る限り涼しいの環境(出来れば24℃以内)で飼育します。
エサ交換以外は、無闇に動かしたり掘り起こしたりしないでください。

菌糸ビンは、ボトルの中で菌糸が生きている状態(生き物)なので絶えず菌糸によるオガクズの分解が進んでおり2から3ヶ月後には、見た目は綺麗でも劣化が進んでしまいます。

従ってコクワガタの様な小型種の菌糸ビンのサイズは、上記の2から3ヶ月で食い尽くしてしまう容量でなければなりません。

小さな幼虫を大きな容量の菌糸ビンに投入してしまうと食い尽くしてしまう前に劣化が進んでしまい効率が悪くなってしまいます。
※大きなボトルに入れて長期間引っ張る(放置)飼育は「暴れ」だけで無く「糞食」や「食い止まり」で成長障害(摂食障害)を起こしてしまう事があるので余りお勧めしません。


■コクワガタの幼虫に最適な菌糸ビン

ブナ菌糸ビン550cc
>>ブナ菌糸ビン550cc
クヌギ菌糸ビン550cc
>>クヌギ菌糸ビン550cc


■以降の菌糸ビンの交換例について

・1本目(二齢幼虫):550cc
・2本目以降(幼虫の年齢に関係なく):550cc

※コクワガタの菌糸ビン飼育の場合は、基本的に蛹室を作るまで2から3ヶ月毎の交換で大丈夫ですが気温により多少異なる場合もあります。
例えば真夏の高温下の飼育の際は、1本目で蛹室(サナギになる為の空洞)を作ったり、『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』を行う事が多いです。

蛹室(サナギになる為の横向きの空間)を作っていたらエサ交換をせずに羽化を待ちます。

低温飼育で成長速度が鈍化した場合に3本目以降が発生する場合も御座います。
また寒い季節に割り出した幼虫の場合、気温が下がるので1本目から2本目への交換の際に若齢のまま出て来る事もあります。

万が一、暴れたら即 マット飼育で大丈夫です。


■菌糸ビンの交換タイミングについて

菌糸ビン550ccを食い尽くしたクワガタの幼虫です。
エサ交換のタイミングは、画像の様に6から7割ほど白い部分が無くなってからか白い部分が多くて余り食べていなくても2から3ヶ月で交換する必要があります。
コクワガタの仲間の小型種は、冬場だけで無く暖かい季節でも菌糸ビンを余り食べ無いままの場合も御座いますが菌床が劣化しているので最低でも3ヶ月後の交換が必要になります。

2から3ヶ月での交換の理由として前述の『菌糸の劣化』と中心だけを食い尽くして外見が真っ白のままの『居食い』と呼ばれる食べ方があるからです。

◆『居食い』についての解説

外見上は綺麗な居食いの菌糸ビンです。
外見上は、食べた形跡が全く無い菌糸ビン
投入から約2から2.5ヶ月経過
中央だけ食い尽くして居食いしています。
菌糸ビンの上の方をスプーンで掘った様子
中央だけ綺麗に食い尽くしています。

★1本目→2本目以降の交換について

コクワガタの終齢幼虫

因に2本目は、年齢や雌雄を問わず、菌糸ビン550ccで大丈夫です。


◆菌糸ビンから幼虫の取り出す際の注意点

幼虫を菌糸から取り出します。
クワガタの菌糸ビン交換は、エサ交換専用スプーンを用いて慎重に行います。
幼虫は、衝撃や温度変化等のストレスに敏感なので直接手で触れたり衝撃を与えるなどの乱暴な扱いをしてしまうと傷が原因で死亡してしまう事も御座います。
幼虫の圧迫に注意しながら交換用スプーンを用いて慎重に掘り出したり移動させると良いです。

幼虫のエサ交換に関する説明>>


◆終齢幼虫の菌糸ビン投入について

菌糸ビン用シャベルで大きめの大きめの穴をくり抜きます。
専用シャベルで大きめの穴を空けます。
※幼虫の大きさに合わせてくり抜きます
交換用のスプーンでクワガタの幼虫を菌糸ビンに入れます。
交換用スプーンを用いて投入します。
ストレスを与えない様に慎重に行います

交換する菌糸ビンは、全く同じ菌種であれば問題無いのでクヌギかブナの樹種に関してはお好みで大丈夫です。
例)1本目クヌギ→2本目ブナなどの交換もOK!【当店で検証済み】

なお、自力で菌糸ビンに潜って行きますので投入後は、フタを閉めて出来るだけ涼しい場所で飼育します。

終齢幼虫は、若齢幼虫よりも更にデリケートなので投入直後の急激な温度上昇は、『暴れ』と呼ばれる菌糸ビンの掻き混ぜの原因になってしまいます。
※菌糸ビンは、飼育下の気温で1から3日ほど温度慣らしを行って投入直後の1週間は、少し気温を落とした環境が最適です。


●終齢幼虫まで育っていると雌雄の判別が可能になっている事が多いです。
但し、コクワガタは他のクワガタと異なりオスとメスのエサ(ボトルの大きさ)が全く同じです。
また、雌雄の羽化時期のズレも少ないので参考程度でラベルに記載されると良いかもしれません。

◆クワガタ幼虫の雌雄の判別法

クワガタの幼虫のオス
・クワガタの幼虫のオス
お尻から腰に掛けて斑紋がありません
クワガタの幼虫のメス
・クワガタの幼虫のメス
後部に左右一対の斑紋(雌班)あり。

◆菌糸ビンの暴れについて

菌糸ビンで暴れた幼虫
菌糸ビンで暴れた幼虫の画像。
主にエサ交換直後や終齢幼虫の後半(成熟期)の蛹室を作り始める際に発生しやすくなります。
グルリと周囲を掻き混ぜる様に動き回って白い部分が無くなってしまいます。
放置すると小型化したり水っぽくなってしまい羽化不全の危険性が高くなります。

・菌糸ビンの暴れについて>>

暴れた際は、特殊製法の【微添加オオクワマット】での菌糸ビン→マットへの切り替え飼育をお勧めします。
※虫吉のオオクワマットは、菌糸ビンからマットへの切り替え飼育に対応する為に添加量を減らして幼虫に優しい配合になっております。
当店が販売しているコクワガタ(離島産も含む)の大型個体の全てがこの飼育方法です。

他社様のマットの使用に関するトラブルにつきましては自己責任で行ってください。

菌糸ビンの蛹室

菌糸ビンでサナギになったクワガタ
菌糸ビンの中のサナギの画像です。
サナギになる数週間前から終齢幼虫は、画像の様な空洞(蛹室)を作り始めます。
蛹室と思われる空洞を作っていたら交換を避けて様子を見てください。
蛹室を壊してしまうと羽化出来なくなる恐れが御座いますので十分にご注意ください。


◆万が一、蛹室を壊してしまったら!!(蛹室崩壊時の救援策)
慌てて埋め戻したり掻き出したりせずに下記の方法を試してみてください。
※折角、羽化まであと一歩の所まで育てたので是非頑張ってください。

クワガタの蛹室の露天掘り
クワガタの蛹室の露天掘りについて
クワガタの人工蛹室
人工蛹室の作り方について


ご自身で菌糸ビンをお詰めになられる場合

菌糸ビン飼育の説明のコーナーで紹介した各菌糸ビンは、ご自身でお詰めいただく事も可能です。
但し、詰める強さや温度によっては、菌が回らない(白くならない)というリスクも御座いますので初めての方や菌糸を回す為の温度管理ができない場合には余りお勧め出来ません。

菌糸ビンの『飼育温度』と『菌を回す温度』は、全く異なります。
具体的には、菌が回って白くなってしまえば少々の温度変化(低温や高温)でも問題ありません。
但し、菌床を砕いて菌を回す(二次発菌)場合は、菌糸ビンを白くするために必要な温度や詰め方が必要になります。

菌糸ビンを詰めて白く発菌させる為の推奨温度は、20から24℃です。

20℃を下回るほど白くなるのに時間が掛かります
したがって真冬の寒い状態では、菌が回らずに終わってしまう恐れも御座います。
また、25℃以上の環境の場合、菌が回らずにカビてしまう事も予想されます。
真夏の高温下での作業は、菌糸が回る際の発菌温度も高くなってしまい菌が死滅して白くならない場合があるのでご注意ください。


◆菌糸ビンのボトル詰めについて

ステンレスマットプレスで菌糸ビン詰めをしています

ステンレス製マットプレスという道具を用いてボトルに砕いた菌床を詰めます。
強く詰め過ぎると酸欠で菌が死滅して白くならない事もあり注意が必要です。
※マットと異なり菌糸が広がると勝手に固まりますので絶対に強く押さえ付けないでください。
温度や詰め方に不備が無ければ概ね5から7日後には真っ白になります。※ヒラタの仲間の終齢幼虫は、10日ほど経過してからの投入の方が落ち着きが良くなります。

・菌糸ビンの詰め方について>>


■菌糸ビン詰めに必要なアイテム

ブナ菌床ブロック
ブナ菌床ブロック
クヌギ菌床ブロック
クヌギ菌床ブロック
幼虫飼育ボトル550cc
飼育ボトル550cc
ステンレス製マットプレス
ステンレス製マットプレス



コクワガタの菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について

これから紹介する飼育方法は、当店が実際に行っている飼育方法です。
菌糸ビン飼育とマット飼育の『いいとこ取り』でクワガタ工房 虫吉が最も得意としている飼育方法です。

試される前に前述の『コクワガタのマット飼育』と『コクワガタの菌糸ビン飼育』を熟読しておかれる事をお勧めします。

コクワガタのマット飼育と菌糸ビン飼育では、下記の一長一短があります。

・菌糸ビン飼育のメリット:成長が早く大きな幼虫に育ちやすい。
・菌糸ビン飼育のデメリット:コストが高い。終齢幼虫で直ぐに暴れてしまい折角育った幼虫が小型化しやすい。持ちが悪い

・マット飼育のメリット:エサの持ちが良い、低コスト、羽化不全が少ない、暴れの心配が無いなど。
・マット飼育のデメリット:成長が遅く羽化迄に時間が掛かる。若齢から投入すると若干サイズが小さい。

上記のメリットとデメリットを考察すると他のクワガタよりも成長が早いコクワガタの幼虫は、若齢(二齢)までに菌糸ビンに投入して早く大きな終齢幼虫まで育ててしまう事が得策。
※終齢幼虫で菌糸ビンに入れると『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』を起こしてしまい小さくなってしまい対費用効果が無くなるリスクが上がる。

結論から申し上げると菌糸ビンで終齢幼虫まで育てて、暴れる前に低ストレス、低刺激の微添加オオクワマットへ切り替えて大型個体を狙うという方法です。
※当店及びお客様の飼育でも最も大型個体が出ている必殺飼育法です。

何度か申し上げておりますが『虫吉オオクワマット(幼虫用)』は、菌糸ビン⇒マットへの切り替え飼育に対応する様に添加剤を減らして自然に近いミネラルのみで大きく育つ様に研究されたマットです。
他社様の添加マットをご使用の際のトラブルに関しては自己責任でお願いします。


■マット飼育への切り替え時の交換例

・1本目(二齢幼虫):菌糸ビン550cc

・2本目以降:終齢幼虫まで育った時点でオオクワマット(ボトルは550ccもしくは850cc)
※二齢幼虫のままだった場合は、再び菌糸ビン550cc。

終齢幼虫まで育っていたら思い切って即マット飼育へ切り替えてください。
ここでは、終齢幼虫を菌糸ビンに入れる必要はありません。

●飼育例は、少し難しく感じるかもしれませんが基本的に菌糸ビンで終齢幼虫まで育ててマット飼育というシンプルな方法です。
また菌糸ビン飼育で暴れてしまった際の幼虫の救済策です。

上記の交換例は、参考であり温度や幼虫の成長具合で大きく異なる場合があります。

気温が高いと1本目の菌糸ビンで蛹化や暴れが発生する事も予想されます。

夏季の高温時(6から8月)の終齢幼虫でのエサ交換は、落ち着きが悪くなってしまうので温度管理や交換タイミングに注意が必要です。

菌糸ビン飼育やマット飼育の説明でもお伝えしておりますがエサの種類に限らず、交換直後の高温下の飼育は極端に幼虫の落ち着きが悪くなってしまうので少し温度が低い涼しい場所へ移動させるか温度を下げるなどの工夫が必要です。

クワガタの菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>


菌糸ビンの暴れについて
菌糸ビンの暴れについて>>>


■菌糸ビン⇒マットへの切り替え飼育で紹介したアイテム

ブナ菌糸ビン550cc
>>ブナ菌糸ビン550cc
クヌギ菌糸ビン550cc
>>クヌギ菌糸ビン550cc
虫吉オオクワマット
>>虫吉オオクワマット
幼虫飼育ボトル550cc
>>幼虫飼育ボトル550cc

■コクワガタの幼虫飼育を紹介したブログ記事>>>

■コクワガタの成虫(羽化)を紹介したブログ記事>>>