2014年3月のミシマコクワガタの羽化状況

ミシマコクワガタ春になり気温も上がってきましたので徐々に蛹化や羽化の時期を迎えました。

写真は、最新羽化のミシマコクワガタという発色が良い真っ赤な個体です。

鹿児島県の南に浮かぶ三島村(火山の3つの島が有ります)に生息する離島産の亜種です。※口永良部島に生息する物もこの種に分類されます。

ただし現在、三島村産は条例で動植物の採取が禁止されているので天然個体の入荷はありません。

この種類は、流通量が少ないだけでなく、独特の赤みが強い個体が多いので人気が高いです。

こちらは、1本目だけ菌糸ビン550ccを与えて終齢まで育ててから2本目からは、オオクワマット(550ccボトルに木製プレスを用いてカチカチに固めた物)に投入して羽化させました。

終齢で菌糸ビンに入れてしまうと途中で暴れて小型化しやすいのでエサの切り替えを行なっています。

※暴れを起こすと白い部分が数日で消滅してしまうほど幼虫が動き回って痩せてしまいますので事前に対処しておく必要があります。

マットの方が持ちが良いので固く詰めておけば、4ヶ月に1回の交換で済みます。

但し、詰めが弱すぎると途中で弛んだり、乾燥して羽化不全などのトラブルが増えるので注意が必要です。