クワガタの幼虫の菌糸ビン飼育
オオクワガタを始めとする多くのクワガタの幼虫はキノコの菌糸が大好きです。
自然界でもキノコの菌糸部分を食べて育っています。
このため、多くのクワガタは「菌糸ビン」という物で飼育します。菌糸ビンは幼虫用昆虫マット(オオクワガタ、コクワガタ用・ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ用)より早く大きく育つ特徴があります。
まず、小さな幼虫(初齢から二齢の若齢幼虫)には、菌糸ビン550ccを用意してください。
菌糸ビンのお求めは、菌糸ビンをご覧下さい。
小さな若いクワガタの幼虫を菌糸ビンに入れる場合は画像の様に菌糸ビンの中央に菌糸ビン穴あけ用シャベルやドライバー等で穴を開けます。 この中にクワガタの幼虫を入れます。
菌糸ビンはキノコの菌床で出来ておりナマモノです。出来ましたら20℃以上25℃未満の環境で飼育して頂けることを推奨します。
下の画像のように菌糸の白い部分が無くなりましたら新しい菌糸ビンと交換して下さい。また、菌糸ビンは常に菌床のオガ(木くず)を分解してますので使用期限があります。幼虫を入れてから3から4ヶ月を目安に菌糸ビン交換が必要です。

中のクワガタの幼虫を潰さない様に専用スプーン(当店でも販売中)で優しく掘り出してください。


2本目以降の菌糸ビン交換はクワガタの幼虫に合わせた菌糸ビンを用意します。ヒラタクワガタ等の中型のクワガタのオスやメスの幼虫でしたら菌糸ビン850cc、オオクワガタやツシマヒラタやサキシマヒラタ等の大型離島産ヒラタクワガタの大きなオスの幼虫は菌糸ビン1500ccとなります。
幼虫を菌糸ビンに入れる際は幼虫の大きさ分だけ菌床をくり抜き幼虫をそっと入れます。
クワガタの幼虫をくり抜いた穴に専用スプーンでそっと入れます。
クワガタの種類にもよりますが、オスで概ね半年から1年前後でサナギになります。メスで3から6ヶ月前後でサナギになります。温度により多少変動しますので目安として下さい。
サナギになる時は土マユ(蛹室)を作りますのでこの時期から成虫になるまで大きな振動や衝撃を与えないで下さい。
クワガタのオスのサナギの写真
