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ヒラタクワガタの幼虫飼育方法

ヒラタクワガタ
ヒラタクワガタ(学名:Dorcus titanus)

このコーナーでは、日本に生息する国産ヒラタクワガタ(本土ヒラタ)と離島産ヒラタクワガタ兼用の飼育方法を紹介しています。
飼育方法は、殆ど同じです。

●幼虫の飼育温度:5から28℃(基本的に常温飼育が可能ですが30℃以下をお勧めします。)
成長を促す為(大型個体作出)の推奨飼育温度として秋冬は15から18℃前後、春夏は20から25℃前後をお勧めします。

クワガタは、高温に弱いので30℃以上での飼育は避けてください。
★一般的に菌糸ビン、マットを問わずボトル内の温度は、外気温よりも2から3℃(場合によっては、それ以上)も高くなると云われています。

一方、最低気温は記載した温度よりも多少低くても問題はありません。
クワガタの幼虫は、個体差や環境にもよりますが15℃を大きく下回ると冬眠してエサを余り食べなくなります。
冬眠中は、成長が一時的に止まりますが問題は御座いません。
※但し、氷点下での飼育はボトル内のマットや菌床が凍ってしまいますので避けてください。

ヒラタクワガタは、大きさに似合わずオオクワガタよりも成長速度が早く、気温が高いほど早く羽化して小型化する傾向がある。
その為、常温飼育(温度管理無し)でも孵化して翌年の初夏から夏に掛けて蛹化(羽化)する事が多い。

因に後ほど紹介する「マット飼育」「菌糸ビン飼育」共に大きく育ち、どちらの飼育方法でも1年以内に羽化する事が殆どです。
※二年一化(二年掛けて羽化する事)の発生率は他のクワガタよりも遥かに低い。

真夏の25℃以上の気温と真冬の20℃を大きく超える過度な加温環境は、早期羽化(幼虫期間の縮小)を招き大型個体を狙いにくくなる。


◆産卵セットから割り出した幼虫について

産卵セットから出て来たヒラタクワガタの幼虫
産卵セットから出て来たヒラタクワガタの幼虫です。
幼虫は、傷を付けない様に専用スプーンを用いて慎重に一時管理用のカップに入れると良いです。
大型個体を狙う為には、出来れば初齢もしくは二齢幼虫の段階で割り出した方が良い。

・ヒラタクワガタの産卵方法について>>

・クワガタの幼虫の成長過程の説明>>

ヒラタクワガタの幼虫をカップに入れます。
産卵セットから割り出し採取した幼虫は、画像の様に一時管理用カップに無添加虫吉マットを固めずに入れて4から7日前後養生させてからボトル(菌糸ビンまたはマットボトル)に入れ替えると良いです。
※割り出し時に傷付いたり、摂食障害などで成長出来なかったり死んでしまう場合もあるので見極める為の期間です。

・幼虫管理ラベルに種類や日付を記載して貼っておくと今後の飼育に役立ちます。


☆幼虫の摂食障害(通称:ブヨブヨ病)について

摂食障害(ブヨブヨ)の幼虫
摂食障害の幼虫
正常な幼虫
正常な幼虫
左の画像の幼虫の様に体の半分以上が透き通っている幼虫は、摂食障害を起こしてしまい成長出来ずに死んでしまいます。

気になる場合は、無理に菌糸ビンやマットボトルに入れずにカップの中で様子を見ていただく事をお勧めします。
産卵セットの割り出しの遅れ等の幼虫にとって不衛生な環境が長引くと雑菌の発生やバクテリアの異常で発症率が上がってしまう事が推察されます。

摂食障害(ブヨブヨ病)に関する説明>>


■幼虫割り出し時に役立つアイテム

無添加虫吉幼虫マット
>>無添加虫吉幼虫マット
幼虫管理用カップ
>>幼虫管理用カップ
幼虫管理ラベル1500cc
>>幼虫管理ラベル
幼虫エサ交換用スプーン
>>幼虫エサ交換用スプーン


>>クワガタの幼虫の成長過程(初齢、二齢、終齢幼虫)について

ヒラタクワガタの産卵方法(産卵セット)を紹介したブログ記事>>

ヒラタクワガタの産卵セットの割り出しを紹介したブログ記事>>


★これから紹介する飼育方法は、実際に当店が販売している飼育用品を用いた飼育例です。
※他社様の飼育用品を使用された際は、結果が異なる可能性も御座います。
予めご了承くださいませ。


●ヒラタクワガタのマット飼育について>>>


●ヒラタクワガタの菌糸ビン飼育について>>>


●ヒラタの菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>>


ヒラタクワガタのマット飼育について

クワガタのマット飼育
マット飼育は、菌糸ビン飼育と異なり『菌糸のコンディション(劣化)』や暴れ(菌床の掻き混ぜ行動)を気にせずに低コストで気軽に飼育が出来ます。
また羽化不全(羽化の失敗)も少ない傾向があります。

手軽にかつシンプルに飼育したい方、菌糸ビン飼育で『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』を起こしてしまった場合の飼育に最適です。

>>菌糸ビンの暴れについて>>

※クワガタは、高温に弱いのでマット飼育の際も30℃を超えない環境で飼育する必要があります。
出来れば真夏でも28℃以下を推奨します。

マット飼育は、菌糸ビン飼育に比べて成長速度が少し遅く、二齢幼虫から終齢幼虫への爆発的な伸びがありません。
但し、ヒラタクワガタの場合、マットでもじっくりと大きく育ちます。

無添加でも大きく育つ虫吉幼虫マットだけでも本土ヒラタの20グラムオーバーや70ミリ前後の羽化のご報告もあるので菌糸ビン飼育との比較も面白いかもしれません。

割り出し時に既に終齢幼虫だった場合は、菌糸ビン飼育で結果が得られない場合が多いのでマット飼育をお勧めします。

幼虫の年齢(二齢、終齢幼虫)、雌雄(性別)に関係なく、下記のマットボトルと呼ばれるボトルに幼虫専用マットを固く詰めた物に投入する飼育方法です。

★当店の幼虫マットは、「幼虫に優しい無添加」につきボトルに固く詰めて使用しても安全です。
但し、他社様の添加剤配合マットを使用された際の再発酵によるアンモニア等のガスや発熱による幼虫のトラブルに関しましては自己責任でお願いします。


■超固詰めタイプ!マットボトルのご案内(初めての方、マットを詰めるお時間が無い方に最適です。)

マットボトル850cc
>>虫吉マットボトル850cc

離島産も含め幅広く使えます。
マットボトル1500cc
>>虫吉マットボトル1500cc

離島産大型ヒラタのオスに最適です。


◆ご自身でボトルにマットを詰める場合

ボトルにマットを詰めている様子
マットプレスというボトルにマットを強く詰める道具を用いて固く押し固めます。
時間と体力が必要ですが既にボトルをお持ちの方は、経済的に済ませる事が可能です。
固く詰めるコツは、一度に沢山のマットをボトルに入れない事です。
※少しの量を何回かに分けて固めます。

・マットの詰め方について>>

■マットボトル作成の際に必要なアイテム

無添加虫吉幼虫マット
>>無添加虫吉幼虫マット
幼虫飼育ボトル850cc
>>幼虫飼育ボトル850cc
幼虫飼育ボトル1500cc
>>幼虫飼育ボトル1500cc
木製マットプレス
>>木製マットプレス


◆幼虫のマットへの投入について

スプーンを用いて穴を空けます
交換用スプーンを用いて穴を空けます。
交換用スプーンを用いて幼虫を投入します
交換用スプーンを用いて幼虫を投入します

マットは、幼虫が入る大きさに合わせてスプーンで穴を空けて余分なマットは取り除いてください。
※特に終齢幼虫の場合、潜る際にマットが盛り上がって通気口が塞がってしまう恐れが御座いますので思い切って捨ててください。 (勿論、小さな幼虫の場合だと殆ど取り除く必要もありません。)

終齢幼虫の場合、穴に入れると勝手に潜って行きますので埋め戻す必要は御座いません。
若齢幼虫(二齢まで)は、軽く埋め戻した方が早く潜って行きます。

投入後は、フタを閉めて涼しい静かな場所で飼育します。
また、無闇にボトルを触ったり幼虫を掘り起こしたりしないでください。

産卵セットから割り出して間も無い若齢幼虫(初齢、二齢)に使用される場合、摂食障害の有無を見極める為に出来れば二齢幼虫で投入される事をお勧めします。(初齢の場合は、二齢までカップで育ててから)

幼虫の摂食障害(ブヨブヨ病)について


マット交換のタイミングとして、基本的に蛹室(サナギになる為の空洞)を作り始めるまで3から4ヶ月毎の交換の必要があります。

大きなオスの終齢幼虫は、食べる速度が早いので糞食による痩せを避ける為に3ヶ月毎の交換をお勧めします。

マットは、良質は土壌菌(目に見えない生き物)が絶えずオガクズを分解しているので菌糸ビン同様に時間の経過と共に劣化します。
真冬に余り食べていなくても4ヶ月後の交換をお勧めします。


■マットの交換例について

・1本目:850cc
・2本目:850cc
・3本目以降:850ccもしくは、1500cc(大型のオスの幼虫飼育に最適です。)

上記は、飼育例につき飼育環境や気温によって成長速度が異なります。
ヒラタクワガタは、成長速度が早いので気温が高い場合、メスが2本目で蛹化してしまう場合も御座います。

冬場の常温(無加温)飼育の際は、終齢幼虫で越冬して気温が上がり始める5月以降に蛹化する場合が御座います。
出来れば5月中旬から8月のマット交換を避ける為に4から5月上旬に交換を済ませてしまう事をお勧めします。

【蛹室】と呼ばれるサナギの部屋を作り始めるまで3から4ヶ月ごとにマットを交換するという単純作業で大丈夫です。

◆幼虫のマット交換の方法について

交換用スプーンで慎重に幼虫を取り出します。
幼虫は、衝撃や温度変化等のストレスに敏感なので直接手で触れたり衝撃を与えるなどの乱暴な扱いをしてしまうと傷が原因で死亡してしまう事も御座います。
交換用スプーンを用いて慎重に掘り出したり移動させると良いです。

幼虫のエサ交換に関する説明>>


◆クワガタの蛹室について

クワガタの蛹室
クワガタの蛹室の画像です。
空洞を作っていたらエサ交換を中止してください。

クワガタの成長過程(卵から羽化までの紹介)>>


◆万が一、蛹室を壊してしまったら!!(蛹室崩壊時の救援策)
慌てて埋め戻したり掻き出したりせずに下記の方法を試してみてください。
※折角、羽化まであと一歩の所まで育てたので是非頑張ってください。

クワガタの蛹室の露天掘り
クワガタの蛹室の露天掘りについて
クワガタの人工蛹室
人工蛹室の作り方について



ヒラタクワガタの菌糸ビン飼育について


菌糸で育ったヒラタクワガタの幼虫
菌糸ビンとは、キノコの栽培に使用される菌床をクワガタのエサとして改良して作られた商品です。
栄養価やオガクズ、含水率など成長に最適な状態に整えられている物が多く、爆発的な大きさに育つ事が見込まれます。
また、マット飼育に比べて成長速度も速いです。

近年のクワガタ飼育で「大型個体の必需品」的な存在になっていますが、ヒラタクワガタの幼虫は成長が早い分だけ早く『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』を行ってしまい逆に縮んでしまう場合もあります。
また、25℃を超える高温下の飼育の場合は、メスが1本目、オスが2本目で早く羽化してしまい小型化してしまう事もあります。

高温下の飼育は、早期羽化(早く羽化する事)だけで無く、菌糸ビンの劣化を招くので28℃以下での飼育をお勧めします。
※大型個体を狙う場合は、25℃以下(理想として秋冬18から20℃前後、春夏20から23℃前後)をお勧めします。

前述のとおり、成長が早いヒラタクワガタにとって大型個体を狙う際は、温度管理や暴れの回避が要になります。
但し、それらを度外視しても若齢幼虫から終齢幼虫への爆発的な伸びが期待されるのが菌糸ビン飼育の魅力です。

※大型個体を狙う場合、真冬の20℃を超える過度な加温飼育は、成長が加速して直ぐに暴れてしまい小型化を招くリスクが上がってしまいます。(温度が高いと菌糸ビンの2本目で暴れやすくなります。)


★最初の1本目の菌糸ビン投入の適齢期は?

クワガタの二齢幼虫
クワガタの二齢幼虫の画像
クワガタの終齢幼虫
クワガタの終齢幼虫の画像

冒頭にお伝えしたとおり、摂食障害(ブヨブヨ病)の幼虫を見極める為に出来れば二齢まで育った健康な幼虫を菌糸ビンに投入される事をお勧めします。
因に初齢や二齢幼虫は、『若齢幼虫』と称する場合も御座います。

若齢幼虫時に菌糸ビンを食べずに育った終齢幼虫に関しては、既に成長の伸びシロが決まっているので大型化しない事が多く、マット飼育の方が無難です。
成長し切っている幼虫の菌糸ビン飼育は、『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』によるサイズの縮小のリスクもあります。

成長が早いヒラタクワガタの仲間の菌糸ビンは、『 物事は最初が肝心』の言葉が当てはまります。


◆若齢幼虫の最初の1本目の菌糸ビン投入

菌糸ビン用シャベルで穴を空けます。
菌糸ビン用シャベルで表面に穴を空けます。
>>菌糸ビン専用シャベルはコチラ!
交換用スプーンで幼虫を入れます。
交換用スプーンを用いて幼虫を穴に入れます。
エサ交換用スプーンはコチラ!

割り出して最初の幼虫(若齢幼虫)は、小さいので菌糸ビン550ccに入れます。
※当店では、クヌギとブナのオオヒラタケの菌糸ビンが御座いますが樹種はお好みで構いません。

菌糸に空ける穴は少し深めにしておくと投入した幼虫は、自力で潜って行きます。
軽く埋め戻しても大丈夫ですが誤って幼虫を押し潰さない様にご注意ください。

幼虫を投入した後は、菌糸ビンのフタを閉めて30℃を超えない(出来れば25℃以内)の環境で飼育します。
エサ交換以外は、無闇に動かしたり掘り起こしたりしないでください。

菌糸ビンは、ボトルの中で菌糸が生きている状態(生き物)なので絶えず菌糸によるオガクズの分解が進んでおり2から3ヶ月後には、見た目は綺麗でも劣化が進んでしまいます。

従って小さな若齢と呼ばれる幼虫の菌糸ビンのサイズは、上記の2から3ヶ月で食い尽くしてしまう容量でなければなりません。

小さな幼虫をいきなり大きな容量の菌糸ビンに投入してしまうと食い尽くしてしまう前に劣化が進んでしまい効率が悪くなってしまいます。
(特に大型個体を狙う場合、1本目に大きなボトルに入れて長期間引っ張る飼育は余りお勧めしません。)


■若齢幼虫(初齢、二齢)に最適な菌糸ビン

ブナ菌糸ビン550cc
>>ブナ菌糸ビン550cc
クヌギ菌糸ビン550cc
>>クヌギ菌糸ビン550cc


■以降の菌糸ビンの交換例について

・1本目(二齢幼虫):550cc
・2本目(終齢幼虫):850ccもしくは、1500cc(離島産ヒラタの大型のオスの幼虫飼育に最適です。) 
・3本目(終齢幼虫):850ccもしくは、1500cc
・4本目(終齢幼虫):850ccもしくは、1500cc 

※上記の交換パターンは、参考例につき飼育温度で大きく異なります。
例えば真夏の高温下の飼育の際は、メスが1本目、オスが2本目で蛹室(サナギになる為の空洞)を作る事が多いです。

低温飼育で成長速度が鈍化した場合に4本目以降が発生する場合も御座います。
また寒い季節に割り出した幼虫の場合、気温が下がるので1本目から2本目への交換の際に若齢のまま出て来る事もあります。
その場合は、2本目も菌糸ビン550ccへの投入で問題ございません。


■菌糸ビンの交換タイミングについて

菌糸ビン550ccを食い尽くしたオオクワガタの幼虫です。
エサ交換のタイミングは、画像の様に6から7割ほど白い部分が無くなってからか白い部分が多くて余り食べていなくても2から3ヶ月で交換する必要があります。
従って、冬場に余り食べていなくても菌床が劣化しているので最低でも3ヶ月後の交換が必要になります。

2から3ヶ月での交換の理由として前述の『菌糸の劣化』と中心だけを食い尽くして外見が真っ白のままの『居食い』と呼ばれる食べ方があるからです。

◆『居食い』についての解説

外見上は綺麗な居食いの菌糸ビンです。
外見上は、食べた形跡が全く無い菌糸ビン
投入から約2から2.5ヶ月経過
中央だけ食い尽くして居食いしています。
菌糸ビンの上の方をスプーンで掘った様子
中央だけ綺麗に食い尽くしています。

★1本目→2本目以降の交換について

ヒラタクワガタの終齢幼虫

因に2本目は、基本的に終齢幼虫(頭部のオレンジ色の部分の大きさが7ミリから1センチ前後)になっている事が多いので雌雄を問わず、菌糸ビン850ccでも大丈夫です。

但し、気温が低い秋から冬に掛けて1本目に投入した際は、二齢幼虫のままの可能性も御座います。
外見で幼虫の年齢を判断出来る様でしたら再び550ccでも構いません。

離島産の大型ヒラタクワガタの大きなオスの幼虫は、菌糸ビン1500ccでチャレンジされても面白いかもしれません。
サキシマヒラタアマミヒラタトクノシマヒラタツシマヒラタイキヒラタゴトウヒラタなどが該当します。
菌糸ビン1500ccは、通気口が大きいので幼虫の落ち着きが早く暴れにくいです。

■終齢幼虫に最適な菌糸ビン

ブナ菌糸ビン850cc
>>ブナ菌糸ビン850cc
クヌギ菌糸ビン850cc
>>クヌギ菌糸ビン850cc
ブナ菌糸ビン1500cc
>>ブナ菌糸ビン1500cc
クヌギ菌糸ビン1500cc
>>クヌギ菌糸ビン1500cc


◆菌糸ビンから幼虫の取り出す際の注意点

幼虫を菌糸から取り出します。
クワガタの菌糸ビン交換は、エサ交換専用スプーンを用いて慎重に行います。
幼虫は、衝撃や温度変化等のストレスに敏感なので直接手で触れたり衝撃を与えるなどの乱暴な扱いをしてしまうと傷が原因で死亡してしまう事も御座います。
幼虫の圧迫に注意しながら交換用スプーンを用いて慎重に掘り出したり移動させると良いです。

幼虫のエサ交換に関する説明>>


◆終齢幼虫の菌糸ビン投入について

菌糸ビン用シャベルで大きめの大きめの穴をくり抜きます。
専用シャベルで大きめの穴を空けます。
※幼虫の大きさに合わせてくり抜きます
交換用のスプーンでクワガタの幼虫を菌糸ビンに入れます。
交換用スプーンを用いて投入します。
ストレスを与えない様に慎重に行います

交換する菌糸ビンは、全く同じ菌種であれば問題無いのでクヌギかブナの樹種に関してはお好みで大丈夫です。
例)1本目クヌギ→2本目ブナなどの交換もOK!【当店で検証済み】

なお、自力で菌糸ビンに潜って行きますので投入後は、フタを閉めて出来るだけ涼しい場所で飼育します。

終齢幼虫は、若齢幼虫よりも更にデリケートなので投入直後の急激な温度上昇は、『暴れ』と呼ばれる菌糸ビンの掻き混ぜの原因になってしまいます。
※菌糸ビンは、飼育下の気温で1から3日ほど温度慣らしを行って投入直後の1週間は、少し気温を落とした環境が最適です。

特に野外で1年で羽化して直ぐに活動を開始するとされる『スジブトヒラタ』は、成長速度が異常に早く2本目への交換直後に暴れ始める事があるので注意が必要です。


●終齢幼虫まで育っていると雌雄の判別が可能になっている事が多いので管理ラベルに性別を記載しておくと以後のエサ交換や管理に役立ちます。

◆クワガタ幼虫の雌雄の判別法

クワガタの幼虫のオス
・クワガタの幼虫のオス
お尻から腰に掛けて斑紋がありません
クワガタの幼虫のメス
・クワガタの幼虫のメス
後部に左右一対の斑紋(雌班)あり。

◆菌糸ビンの暴れについて

菌糸ビンで暴れた幼虫
菌糸ビンで暴れた幼虫の画像。
主に終齢幼虫の後半(成熟期)の蛹室を作り始める直前に発生しやすくなります。
グルリと周囲を掻き混ぜる様に動き回って白い部分が無くなってしまいます。
放置すると小型化したり水っぽくなってしまい羽化不全の危険性が高くなります。

・菌糸ビンの暴れについて>>

暴れた際は、特殊製法の【無添加虫吉幼虫マット】での菌糸ビン→マットへの切り替え飼育をお勧めします。
※【無添加虫吉幼虫マット】は、菌糸ビンからマットへの切り替え飼育に対応する為に数万匹単位の飼育を元に研究、進化させ続けているマットです。
他社様のマットの使用に関するトラブルにつきましては自己責任で行ってください。

菌糸ビンの蛹室

菌糸ビンでサナギになったクワガタ
菌糸ビンの中のサナギの画像です。
サナギになる数週間前から終齢幼虫は、画像の様な空洞(蛹室)を作り始めます。
蛹室と思われる空洞を作っていたら交換を避けて様子を見てください。
蛹室を壊してしまうと羽化出来なくなる恐れが御座いますので十分にご注意ください。


◆万が一、蛹室を壊してしまったら!!(蛹室崩壊時の救援策)
慌てて埋め戻したり掻き出したりせずに下記の方法を試してみてください。
※折角、羽化まであと一歩の所まで育てたので是非頑張ってください。

クワガタの蛹室の露天掘り
クワガタの蛹室の露天掘りについて
クワガタの人工蛹室
人工蛹室の作り方について


ご自身で菌糸ビンをお詰めになられる場合

菌糸ビン飼育の説明のコーナーで紹介した各菌糸ビンは、ご自身でお詰めいただく事も可能です。
但し、詰める強さや温度によっては、菌が回らない(白くならない)というリスクも御座いますので初めての方や菌糸を回す為の温度管理ができない場合には余りお勧め出来ません。

菌糸ビンの『飼育温度』と『菌を回す温度』は、全く異なります。
具体的には、菌が回って白くなってしまえば少々の温度変化(低温や高温)でも問題ありません。
但し、菌床を砕いて菌を回す(二次発菌)場合は、菌糸ビンを白くするために必要な温度や詰め方が必要になります。

菌糸ビンを詰めて白く発菌させる為の推奨温度は、20から24℃です。

20℃を下回るほど白くなるのに時間が掛かります
したがって真冬の寒い状態では、菌が回らずに終わってしまう恐れも御座います。
また、25℃以上の環境の場合、菌が回らずにカビてしまう事も予想されます。
真夏の高温下での作業は、菌糸が回る際の発菌温度も高くなってしまい菌が死滅して白くならない場合があるのでご注意ください。


◆菌糸ビンのボトル詰めについて

ステンレスマットプレスで菌糸ビン詰めをしています

ステンレス製マットプレスという道具を用いてボトルに砕いた菌床を詰めます。
強く詰め過ぎると酸欠で菌が死滅して白くならない事もあり注意が必要です。
※マットと異なり菌糸が広がると勝手に固まりますので絶対に強く押さえ付けないでください。
温度や詰め方に不備が無ければ概ね5から7日後には真っ白になります。※ヒラタの仲間の終齢幼虫は、10日ほど経過してからの投入の方が落ち着きが良くなります。

・菌糸ビンの詰め方について>>


■菌糸ビン詰めに必要なアイテム

ブナ菌床ブロック
ブナ菌床ブロック
クヌギ菌床ブロック
クヌギ菌床ブロック
幼虫飼育ボトル550cc
飼育ボトル550cc
幼虫飼育ボトル850cc
飼育ボトル850cc
幼虫飼育ボトル1500cc
菌糸用飼育ボトル1500cc
ステンレス製マットプレス
ステンレス製マットプレス



ヒラタクワガタの菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について

これから紹介する飼育方法は、当店が実際に行っている飼育方法です。
菌糸ビン飼育とマット飼育の『いいとこ取り』でクワガタ工房 虫吉が最も得意としている飼育方法です。

試される前に前述のヒラタクワガタの『マット飼育』と『菌糸ビン飼育』を熟読しておかれる事をお勧めします。

ヒラタクワガタの場合、双方の飼育方法で下記のメリットとデメリットがあります。

・菌糸ビン飼育のメリット:成長が早く巨大な終齢幼虫を育てる事も可能
・菌糸ビン飼育のデメリット:コストが高い。終齢幼虫の投入では結果が得られないタイミングがある。直ぐに暴れやすい(逆に小型化する確率が高い)

・マット飼育のメリット:エサの持ちが良い、低コスト、羽化不全が少ない、暴れの心配が無いなど。
・マット飼育のデメリット:成長が遅く、大型個体作出に必要な巨大な終齢幼虫(巨頭の大型オスの幼虫=通称:ビッグヘッド)を得られにくい。

上記のメリットとデメリットを考察するとヒラタクワガタの幼虫は、若齢(二齢)までに菌糸ビンに投入しなければ大型個体を得られにくい。
反面、終齢幼虫の育ち切った状態で菌糸ビンに入れると『暴れ(菌床の掻き混ぜ)』を起こしてしまい小さくなってしまうリスクが高くコストと結果が釣合わない確率があがる。

結論から申し上げると菌糸ビン飼育で大型化する条件を満たした幼虫に育っていれば後は、ストレスが少ない『無添加虫吉マット』での飼育で問題無いと言う事になります。

何度か申し上げておりますが『無添加虫吉マット(幼虫用)』は、菌糸ビン⇒マットへの切り替え飼育に対応する様に菌床を強化配合した無添加でも大きく育つ様に研究されたマットです。
他社様のマットをご使用の際のトラブルに関しては自己責任でお願いします。


■マット飼育への切り替え時の交換例

・1本目(二齢幼虫):クヌギ菌糸ビン550cc

・オスの2本目:ブナ菌糸ビン850ccもしくはブナ菌糸ビン1500cc(ブナの方が少し粒子が粗く暴れにくいです)
※終齢幼虫まで育っていればマットボトル850ccもしくは1500cc(離島産大型種用)でも大丈夫です。

・メスの2本目以降:終齢幼虫まで育っていればマットボトル850cc

・オスの3本目以降:暴れる危険性が上がるのでマットボトル850ccもしくはマットボトル1500ccをお勧めします。
※3本目の菌糸ビンは、ギャンブル性を伴いますので自己判断でお願いします。


上記の交換例は、参考であり温度や幼虫の成長具合で大きく異なる場合があります。

交換直後に暴れ(菌床の掻き混ぜ)を行ったらマットへの切り替えで問題無いです。

朝晩や季節に関係なく20℃以上の一定の温度管理や真夏の高温下の飼育の場合は、成長が早まるので2本目もしくは3本目で暴れて直ぐに蛹化してしまう事もあります。

●温度管理(夏の冷房、冬の暖房)の飼育の場合は、2本目の菌糸ビンを2ヶ月経つか経たないかで切り捨ててマット飼育に切り替えると暴れる前にマットで蛹化させるベストなタイミングになる事が多い。

●無加温飼育(冬が寒く夏が高温)の場合は、春から初夏(4から5月に掛けて)の最後のエサ交換でマット飼育へ切り替えて蛹化させるという方法が良いかもしれません。


菌糸ビンの暴れについて
菌糸ビンの暴れについて>>>


終齢幼虫末期のクワガタの幼虫
幼虫は蛹化が近付くと徐々に黄色みが強くなるので画像を目安にしてみてください。
ヒラタクワガタの幼虫は、加齢速度も速いので画像よりも少し手前の段階(微妙に黄色みを帯び始める頃)の菌糸ビン投入で暴れやすくなってしまいます。

菌糸ビン飼育やマット飼育の説明でもお伝えしておりますがエサの種類に限らず、交換直後の高温下の飼育は極端に幼虫の落ち着きが悪くなってしまうので少し温度が低い涼しい場所へ移動させるか温度を下げるなどの工夫が必要です。

クワガタの菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>

虫吉が実際に羽化させたサキシマヒラタ80ミリの飼育情報>>

お客様からのヒラタクワガタ70ミリオーバー乱発の記事>>


■菌糸ビン⇒マットへの切り替え飼育で紹介したアイテム

ブナ菌糸ビン550cc
>>ブナ菌糸ビン550cc
クヌギ菌糸ビン550cc
>>クヌギ菌糸ビン550cc
ブナ菌糸ビン850cc
>>ブナ菌糸ビン850cc
クヌギ菌糸ビン850cc
>>クヌギ菌糸ビン850cc
ブナ菌糸ビン1500cc
>>ブナ菌糸ビン1500cc
クヌギ菌糸ビン1500cc
>>クヌギ菌糸ビン1500cc
マットボトル850cc
>>マットボトル850cc
マットボトル1500cc
>>マットボトル1500cc


■ヒラタクワガタの幼虫飼育を紹介したブログ記事>>>

■ヒラタクワガタの成虫(羽化)を紹介したブログ記事>>>