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クワガタの卵から羽化までの成長過程

クワガタの卵から成虫になるまでの様子や成長段階別の飼育方法等を画像を載せて紹介致します。

期間は、エサや温度などの環境で多少変わるので参考程度にしてください。


卵です。

卵

産みつけられた卵は、10日から20日前後で孵化が始まります。

孵化が近づくにつれて少しずつ大きく丸くなります。

卵の大きさは種類によってまちまちですが約2から3ミリ前後です。

乳白色か少し黄色っぽい色をしています。

卵は、管理用カップに無添加幼虫用マットを入れて1匹ずつ管理をして孵化を待ちます。


孵化したばかりの初齢(一齢)幼虫。

孵化したばかりの初齢

孵化直後の小さな幼虫です。(頭部は真っ白で未だ卵の殻をかぶっています。)

卵から孵化した直後は、白っぽく貧弱な姿をしていますがエサの朽ち木やマットを食べながら少しずつ大きくなって行きます。

傷や虚弱の有無を見極めるために菌糸ビンやマットボトルには入れずに管理用カップに無添加虫吉幼虫用マットを入れて1匹ずつ管理をして成長を待ちます。

※4から10日ほど養生させる感じです。


成長した初齢幼虫です。

初齢(一齢)幼虫

孵化して数日経過した初齢幼虫です。

既にエサ(マットや朽ち木)も食べておりお腹(腸内)が茶褐色に色付いています。

体長は種類によってまちまちですが約5から10ミリ前後です。

頭の大きさは約1から2ミリ前後です。

初齢幼虫も卵同様管理用カップに各種幼虫マットを入れて1匹ずつ管理をします。(最低でも4から7日前後)

オオクワガタの菌糸ビン飼育の際、写真の状態の大きさでクヌギ500ccに入れないと大きくなりにくいです。

但しマット飼育やその他の種類は次で説明する二齢になるまでカップの中で育てます。


脱皮したばかりの二齢幼虫です。

脱皮したばかりの二齢幼虫

初齢幼虫が約2から3週間後に最初の脱皮を行った直後です。

体は透き通った様な綺麗な白色をしています。

少し頭でっかちな状態です

割り出しやエサ交換の際にこの状態で出て来たらカップにマットを入れて頭がオレンジ色になるまで待ちます。


成長した二齢幼虫です。

二齢幼虫

脱皮して数日が経過して頭部もオレンジ色になりエサを食べて少し大きくなった状態です。

体長は種類によってまちまちですが約15から25ミリ前後です。頭の大きさは約3から6ミリ前後です。

この時点で菌糸ビン500ccもしくは、800ccボトルに各種マットを詰めて入れます。

※初齢から入れると死んでしまう事が多い種類もいます。

なお、ミヤマやネブトはマット飼育です。

ヒラタの仲間、ノコギリの仲間の1本目のエサは、マットボトル、菌糸ビンどちらでも大丈夫です。

オオクワは、前述のとおり初齢から入れても大丈夫です。


終齢(三齢)幼虫の前期です

終齢幼虫(前期)

二齢が3から4週間後に脱皮した最終段階の幼虫です。

大きな種類では頭部も1センチ前後の大きさになります。

体の大きさは、オスの場合だと5センチ以上になり、メスも500円玉よりも大きくなる種類もいます。

この時点でオスとメスの区別が可能です。

幼虫の雌雄の見分け方はコチラ>>>

画像の幼虫は未だ体が白いので更に大きく成長可能です。


終齢(三齢)幼虫の後期です

終齢幼虫(後期)

終齢幼虫は前期(成長期)⇒後期(成熟期→老熟期)の大きく2つに分けられます

成長しきった終齢幼虫が成熟期を過ぎて完全に黄色みを帯びた姿(老熟期)です。

この段階を迎えると大きくならないので菌糸ビンを使っても効果が余りありません。

殆どの種類は、マット飼育に切り替えても蛹になってくれます。

※老熟期は蛹室を作り始める段階に達した幼虫の事で飼育下では越冬幼虫(2年目)の物も含まれる事もあります。


前蛹(ぜんよう)です。

前蛹

成熟した幼虫は、暖かい季節を迎えたり気温が上がって蛹になる為の空洞(蛹室)を作り始めます。

その直後に迎える蛹の準備段階を「前蛹(ぜんよう)」と呼びます。

撮影の為に出していますが、実際は絶対安静ですのでマネはしないでください。

気温や幼虫の大きさにも左右されますがこの状態が2から3週間続きます。


サナギ(前期)です。

蛹(前期)

前蛹の期間を過ごした幼虫が脱皮を行ってサナギになった姿です。

※画像はノコギリクワガタの仲間のサナギです。

最初は画像の様にクリーム色っぽい色をしていますが羽化が近づくと茶褐色に変化して行きます。

体が折れ曲がった様な姿をしています。

撮影の為に出していますが、無理に出すと羽化不全(羽化の失敗)の原因になります。

気温や性別、サイズにも影響されますが約3から4週間後に羽化します。


サナギ(後期)です。

蛹(後期)

サナギになってから2週間前後が経過して大アゴや頭部、胸部、脚部が徐々に茶褐色に色付き始めた状態です。

※画像はヒラタの仲間のサナギです。

昆虫の雑学になりますがサナギのお尻には左右一対の突起が有り、それを蛹室の壁に引っ掛ける様に寝返りを打ちます。

また外的が近づいたり警戒した際にも巧みに利用して音を立てて防衛しているという説も有ります。

この状態まで進むと羽化はもう目の前です。
※実際は出さずに安静に羽化を待ちます。


羽化直後の成虫です。

羽化直後の成虫です。

最初は、上翅が真っ白で下翅も畳んでいません。

胸部と頭部は、蛹の姿同様に前屈姿勢で折れ曲がったままですが時間と共に徐々にまっすぐに伸びて下翅も畳みます。

羽化している時は、揺らしたり、ひっくり返さないようにしてください。


羽化して数日後の成虫です。

羽化して数日後

羽化して数日経過したクワガタの新成虫です。

体が徐々に黒く色づき、固まって行きます。
体が固まるまで約1ヶ月前後掛かります。

種類や気温(季節)、個体差にもよりますが数ヶ月間(半年以上)エサを食べない事も有ります。

反対に羽化後1から3ヶ月以内でエサを食べ始めて活動を開始する個体もいます。

心配な場合は羽化から約1ヶ月が経過した時点でボトルから出して飼育容器に移し替えてあげると良いです。