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投稿日:2025/12/11

羽化情報

5月に羽化した国産オオクワガタの菌糸ビン→無添加マットへの切り替え飼育例とセミ化対策など。

2025年の初夏から夏に羽化したクワガタでホームページやブログのリニューアルと重なって紹介できなかった大型個体を紹介したいと思います。

今回は、オオクワガタにも上手くハマってくれる菌糸ビンから無添加マットへの切り替え飼育例、マットボトルやリニューアルした無添加虫吉幼虫用マットの説明、幼虫の腸活に関する考え、セミ化防止対策などを中心に紹介したいと思います。

国産オオクワガタ(佐賀県神埼産)83.9ミリ

まず、最初は2025年年5月13日に羽化した国産オオクワガタ(佐賀県神埼産)83.9ミリの綺麗な大型個体です。

菌糸ビン→マットへの切り替え飼育が上手くハマってくれて虫吉のパーソナルベストを大幅に更新しました。

既に売り切れていますので飼育データのみの紹介になります。

▼飼育データです。
飼育温度は22から24℃(※真冬は、少し下ブレしていると思います。)

エサ交換のリレーは下記のとおり。

・1本目(2024年4月23日/初齢):クヌギ遮光菌糸ビン(カンタケ)500cc

・2本目(2024年7月18日/終齢):クヌギ遮光菌糸ビン(カンタケ)800cc

・3本目(2024年9月26日/終齢/交換時31g):無添加虫吉マットボトル1400cc

・4本目(2025年2月20日/終齢/交換時33g):無添加虫吉マットボトル1400cc

→2025年3月28日に蛹室を作っているのを確認。
→2025年5月13日羽化。

終齢幼虫からは、いつものとおり、菌糸ビンからマットへの切り替え飼育を行っています。

※3本目から4本目は、真冬で少し温度が下がるのでマットで引っ張っています。
余裕があれば、真冬はブリードルームなどの一定温度よりも少し寒い場所で飼育した方が「セミ化(蛹化せずに終齢幼虫のまま一生を終える)」防止対策になります。

マットボトル800ccの説明

無添加で含水率を最適化しておりますので、持ちが良くてエサ交換の間隔を伸ばせるので大きく育ってくれます。

固詰めですが特殊な形状のマル秘プレスマシーンと手詰めのコラボにつき、中心にあまり圧が掛かっていない円錐形の部分がありますので酸欠でずに潜る事ができます。

※真上から縦方向に一辺倒に固く詰めてしまうと中間層が石の様に固くなり、酸欠や幼虫が途中で潜れないというトラブルが発生します。
そこでボトルの内側壁面方向にマットを貼り付けるようなイメージで横に向けて強いプレスが掛かっています。


リニューアルした無添加プレミアム幼虫用マット

★中身の無添加虫吉幼虫用マットは、11月より大幅にリニューアルしています。
微粉末粒子を強化配合して更にきめ細かい柔らか仕上げになって撹拌や発酵も工場の最新技術で行っていますので性能や品質も格段に上がっています。

フワサラ感(フワッとしてサラッとした感触)が増していますが、感触とは裏腹に十分な水分を含んでいますので見た目で判断して絶対に加水しないでください。
※画像の様に強く握った際に塊ができて、手にも付着しますので初期の含水率は最適化されています。

加水をすると劣化が早まってしまい雑菌(悪玉菌)の増殖が早くなり良くありません。

添加マットや初期の発酵が深いマットは、分解により泥っぽくなる分だけ密度が高く、粘りがあり重たい感じがします。

こうしたマットは、分解が早かったり持続性が低く、3から4ヶ月ほど引っ張った際に劣化で病気の発生率が上がります。

また初期の微生物の酸素要求量が高すぎてガス抜きが必要になります。

無添加虫吉幼虫用マットは、初期の微生物の数や発酵具合を計算して、ボトルやケース内で微生物が徐々に増えて幼虫の成長と同時進行でマットも育って行くといったイメージで仕上げています。

マットは、自然の酵母や菌、微生物の作用でできた【幼虫用の自然発酵食品】の様な存在でなければならないと思っています。

勿論、私たち人間と同様に腸内の乳酸菌の仲間のような善玉菌の力により消化や吸収が行われますので幼虫にも【腸活】ができる環境を作ってあげる必要があると思います。

本来、自然界に存在しないはずの添加剤を足してしまうと添加剤を分解する別の微生物が発酵にノイズを与えてしまい品質が安定しなかったり、バラツキが大きくなり成長に影響が出てしまうと考えています。

今回の大幅リニューアルは、無添加でも更に大きく育つ様に発酵菌の種類など目に見えない部分にもかなり拘っています。


今回の飼育のおさらいです。

・オオクワガタの場合も終齢の成熟期に入っていれば無添加虫吉幼虫用マットで羽化させる事が可能です。
暴れ(菌糸ビンのかき混ぜ)やキノコの発生の心配がなくなり綺麗な個体が羽化しやすいです。

・終齢幼虫で2回目の夏を迎えても蛹化せずに冬になっても幼虫のままの場合は、【セミ化】の恐れがあります。
オオクワガタは、季節(特に真冬)を感じさせなければ、蛹化のスイッチが入らない事が多いので、12月から3月の間の最低でも60日間(理想は90日間)くらいは、平均温度が18℃以下(寒い環境を推奨)で冬を感じさせた方がセミ化を防止できます。
その際に菌糸ビンだと朝晩の冷え込みでキノコがニョキニョキになってしまう上に劣化で早く水っぽくなってしまいます。

こういった理由で真冬の低温飼育には、マットボトルがオススメです。
(寒い場所だと幼虫が冬眠しますので確実に4ヶ月間引っ張れると思います。)


次回は、幼虫飼育かInstagramやメルマガで紹介した大型個体の飼育考察などもアップしたいと思います。

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