ノコギリクワガタの62ミリから63ミリの水牛タイプが羽化してきました。
昨年初夏に採集した天然個体を産卵させた物の飼育品です。
・詳しい産卵方法を紹介した記事>>
※樹液採集は、メスのみでも高確率で産卵可能です。
画像の個体は、マットボトル850ccを2本与えて成虫にさせました。
残留添加剤による発酵ガスや発酵熱が存在しないので幼虫に優しく、劣化も遅いのでストレスも軽減できます。
(ガス抜き不要、加水不要です。)
幼虫は元々小さいのでオスの終齢でも8〜10g程度で60ミリを越える水牛になる確率が高いです。
マット飼育は、出来るだけ交換回数を少なくして羽化させた方が大型化しやすいです。
他の種類の交換のタイミングよりも若干遅らせても大丈夫です。
(3から4ヶ月に1回の交換が目安です)
但し、菌糸ビン飼育の場合は、最初の1本目迄は上手く育っても2本目に使おうとすると『暴れ』と呼ばれる掻き混ぜを起してしまう事が多いです。
なので菌糸ビンからマットボトルへの切り替えをお勧めします。
今回の個体は、春先に無加温の涼しい環境で飼育すると気温が上がる夏にオスとメスが同時に活動すると思います。
暖房で加温するとメスだけが早期活動を起こしてしまい寿命の関係で繁殖不能になってしまう事が多いので注意が必要です。
※基本的に体が小さな分だけメスの方が先に活動を開始するので国産種に関しまして過度な加温をお勧めしません。