福岡県産ヒラタクワガタの大型個体の羽化(2013年11月9日)

ヒラタクワガタ

今月に入り大型のヒラタクワガタが羽化しましたので紹介します。

今年の春に産卵セットを組んだ福岡県福津市産の天然のメス(昨年夏の樹液採集品を越冬させた物)から産まれた幼虫の羽化が続々と始まっています。

クワガタは、一度交配(交尾)すると翌年も未交配で産卵出来る不思議な昆虫です。

詳しい産卵方法の紹介記事>>>

画像は、今月羽化して未だ色が赤い69ミリ(70ミリに限りなく近い)超大型のオスです。

※体が固まると縮む事が多いので70ミリとは言い切れませんが太くて迫力がある個体です。

今年の夏は異常に気温が高かったせいで、全ての種類において全体的に例年よりも早く羽化が始まっています。

夏季につき、冷房の効きが落ちるので飼育温度は、22から25℃前後の管理で今回も虫吉式飼育方法の「菌糸→マットへの切り替え飼育」です。

●以下のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2013年5月17日):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2013年7月20日):ブナ850cc
  • 3本目(2013年9月6日):無添加マットボトル850cc

※2本目から3本目への交換タイミングは、暴れ(菌床の掻き混ぜ)を起こしてしまうと激縮みしてしまうので欲張らずに早めの交換をしました。

※暴れを起こすと白い部分が数日で消滅するくらい幼虫が動き回って痩せます。

交換は、微妙なタイミングですが、伸びしろ付近まで短期間で一気に育てる様な感じでです。

なので1本目で幼虫が成熟して黄色みを帯びていたら2本目から即マット飼育で大丈夫です。

マットボトルについて

ボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しない上に劣化が遅く持ちが良いので3から4ヶ月に1回の交換頻度で済むのでストレス痩せを軽減できます。

今回紹介した個体は、来月頃の公開になると思います。

更なる大型個体が羽化しましたら紹介したいと思います。