ヤクシマスジクワガタの羽化状況【2014年9月11日】

ヤクシマスジクワガタ先日よりお客様よりお問い合わせを頂いておりましたヤクシマスジクワガタの羽化状況です。

先月頃から徐々に羽化が始まり今日明日中には出品を開始出来そうです。

この種類は、屋久島に生息する日本で唯一のスジクワガタの亜種です。

少し赤みが強く艶が有るのが特徴です。

本土産(本種)よりも若干小柄でシャープな感じで内歯(アゴの内側の突起)のアゴの先端寄りの部分が余り発達しないので形も微妙に異なります。

飼育方法ですが、菌糸ビン飼育だと大型個体が出やすい反面死亡率が上がってしまうのでオオクワマットで行いました。

飼育方法は簡単でオオクワマットを幼虫飼育ボトル550ccに木製プレスを用いて硬く詰めて飼育します。

※無添加虫吉幼虫マットでも大きく育ってくれます。

なお、550ccの容器は、容量が小さいので乾燥の恐れがあるのでボトルに詰める際は、思いっきりカチカチに押し固めてください。

詰め込みが弱すぎると途中で緩んでしまい乾燥しやすくなるので注意が必要です。

小さい容器での飼育は、特に空調管理や温室内など空気が乾燥した環境での飼育の際は要注意です。

マットの交換は3から4ヶ月に1回の間隔で行います。

気温や季節にもよりますが交換なしで羽化する事もあり、比較的飼育も簡単でお手軽です。