ヤマトサビクワガタ(ギネス超級)など12月最初の羽化情報!

いよいよ今年も残すところ1ヶ月余りとなってしまいました。

今日も繁殖場では急ピッチで作業を行なっています。

今年は、例年よりも温度を抑えて飼育を行っている関係で羽化ラッシュは、年明け以降に持ち越しになりそうです。

今回は、最新羽化の新成虫の一部を紹介したいと思います。

最新羽化のヤマトサビ27.4ミリ
先ず最初に紹介するのはヤマトサビクワガタの27ミリオーバー(ギネス超級27.4ミリ)のオスです。

※勿論パーソナルベストのサイズです。

この種類は、基本的にマット飼育で交換せずに手軽に羽化させる事も可能です。

※本当は交換したいところですが幼虫が小さいので潰してしまう事も有るので、あえて交換を避けています。

因に幼虫飼育ボトル550ccに無添加虫吉マットを木製プレスでカチカチに固めた状態の物を与えています。

詰めが弱いと途中で緩んだり乾燥してしまうので注意が必要です。

4月16日に投入後、そのまま羽化させました。

タカラヒラタ67ミリ
こちらは、タカラヒラタクワガタの67ミリのオスです。

マズマズのサイズのアゴが太くカッコ良い個体なので紹介してみました。

この個体は、

  • 1本目(2015年2月27日):ブナ菌糸ビン550cc⇒
  • 2本目(2015年5月21日):無添加マットボトル850cc⇒
  • 3本目(2015年8月25日):同上

菌糸ビンで終齢まで育てて添加剤による発酵ガスや交換頻度の上昇によるストレスが少ないマットボトルへ切り替えて羽化させる方法です。

終齢で菌糸ビンに入れると暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こしてしまい痩せてしまう事が多いです。

マットボトルについて

ヤクシマコクワ48ミリ前後のオス
こちらは、ヤクシマコクワガタの48ミリ前後の大型のオスです。

※この種類は、何故か早期羽化(直ぐに羽化してしまう事)の傾向が強く、7月10日の割り出しで7月10日に1本目のブナ菌糸ビン550ccに入れましたが10月中旬過ぎに蛹室を作ってしまったので交換無しで羽化させました。

俗に言う『1本成り』ですがなかなかのサイズで羽化してくれました。

但し、残念ながらオスだけ早く羽化しすぎてメスが未だ羽化していません。

この種類は、成長が早いので温度が高いと突発的に羽化する事があります。