タカラヒラタなどの幼虫のエサ交換とトカラノコギリなどの割り出し

今日の福岡県福津市は、日中の気温が30度を超え昨日までの涼しさが嘘の様な蒸し暑い一日でした。

今日は、夕方から幼虫のエサ交換と割り出しをメインに作業を行いました。

今回は、何匹か大きな幼虫がいたので紹介します。

タカラヒラタの終齢22グラム画像は、1本目(2016年7月5日)にクヌギ菌糸ビン550ccに投入して本日エサ交換を迎えたタカラヒラタクワガタの幼虫22グラムです。

1本目を食い上げた時点で20グラム超えは期待が持てるサイズです。

※因に飼育温度は20から22℃です。

タカラヒラタの終齢23グラム
こちらも同じく7月5日にクヌギ菌糸ビン550ccに投入して本日(9月26日)にボトルからエサ交換の為に出したタカラヒラタクワガタの終齢です。

何と1本食い上げで23グラムもありました。

マットボトル850ccに投入
2本目は、マットボトル850ccに入れてみました。

終齢の菌糸ビンの暴れによる激縮みを回避する為です。

※本来は、菌糸ビン850ccに入れてみたいところでしたが最近お客様から2本目は、ショートカットしてマットボトルにして交換回数を減らした方が大きい個体が出ているというご報告をいただきましたので実験を兼ねています。

確かに菌糸ビンは、2から3ヶ月で劣化して交換しなければならないので持ちが良い無添加虫吉幼虫マット(ボトルに超固詰め)で3から4ヶ月引っ張った方が交換回数を1回減らせる確率が高いので交換時のストレス痩せを大幅に軽減できます。

おそらく2本目で大きかったのに3本目のマットで羽化したら小さかったというサイズのロスを減らせると思います。

本土ヒラタの終齢20グラム
こちらは、1本目(6月27日)にクヌギ菌糸ビン550ccに入れた本土ヒラタクワガタ(鹿児島県産)の20グラムの終齢です。

ちょうど3ヶ月経過しましたが1本目でマズマズの大きさです。

※店長(兄)曰く、数日前に1本目で22グラムを超えていた幼虫もいたそうです。

マットボトル850ccに投入
こちらも同じく2本目はマットボトル850ccへ投入しました。

成長速度(加齢速度)が早いので2本目はマット飼育の方が無難です。

※ご自身でマット詰めをされる場合は、マットプレスなどを用いて無添加虫吉幼虫マットを850cc空ボトルに思いっきり固く詰めてください。

今日は、その他にも産卵セットの割り出しを行いましたので少しだけ紹介したいと思います。
※どれも爆産とは行きませんでしたが概ね20匹前後の幼虫が出て来ました。

トカラノコギリの産卵セット
こちらは、夏に組んだトカラノコギリクワガタの産卵セットの割り出しの様子です。※マットから沢山の幼虫が出てきています。

卵も多かったですが27匹の幼虫が出て来ました。

セット方法を紹介した過去の記事>>>

産卵木から出て来た幼虫
こちらは、クヌギ産卵木Sサイズから出て来たヤクシマスジクワガタの幼虫です。

屋久島に生息するスジクワガタの亜種で赤みが強い個体が多いのも特徴です。

※左の大きな幼虫が二齢で、右の小さな方が初齢です。

今回は、少し駆け足気味の紹介でしたが飼育の秋を迎えているので面白い情報が御座いましたら紹介したいと思います。