投稿日:2026/01/26
オキナワヒラタクワガタ(伊平屋島産)、2パターンの飼育方法での大型個体のデータ紹介

2026年初投稿ですがこの時期は、季節柄、羽化の速度が鈍化するので、昨年(2025年)夏のホームページとブログのリニューアルで紹介できなかった情報を紹介したいと思います。
※昨年9月にインスタグラムで紹介したオキナワヒラタクワガタ(伊平屋島産)の無添加虫吉幼虫用マットのみの飼育、菌糸ビンからマットへの切り替え飼育、それぞれのパターンで羽化した71ミリ大型個体の飼育情報の公開と考察です。
伊平屋島のワイルドは、滅多に入荷しないのですが、2024年8月に古くからの付き合いがある採集者が、気まぐれで伊平屋島まで渡って採集してくれました。
那覇空港から港までバスで延々と北上して、一泊して翌朝の船で伊平屋島に向かう必要があるそうです。
その為、必ず沖縄本島で一泊する必要があるので旅費と宿泊費だけでなく、時間が掛かる過酷な移動だったそうです。
時期的にヒラタのピークが終わっていたみたいなので数ペアのみの入荷でしたので半分だけ販売して半分を繁殖に回しました。
産卵方法は、オーソドックスなヒラタ、ノコギリのセットで行いました。
初めて飼育する産地でしたが、羽化した個体を見ると雌雄ともに沖縄本島や久米島の個体よりも一回りくらい大型化して重量感がある様に感じました。

画像は、2025年6月1日に羽化したオキナワヒラタクワガタ(伊平屋島産)71ミリの大型のオスです。
この個体は、最初の1本目だけ菌糸ビンで飼育して、次の交換からはマットボトルへ切り替えています。
虫吉のパーソナルベストを大きく更新するサイズです。
幼虫の飼育温度は、22から23℃です。
▼餌交換リレーは下記のとおりです。
・1本目(2024年10月27日、二齢):ブナ遮光菌糸ビン500cc
・2本目(2025年1月23日、終齢):無添加虫吉マットボトル800cc/最終交換時の体重24g
★虫吉式の「菌糸ビン→無添加マット」への切り替え飼育です。
※2本目以降(終齢)で無理やり菌糸ビンを使うと暴れ(菌糸の掻き混ぜ)で小型化しやすいです。
5月12日に蛹になっているのを確認したので3本目の交換なし。
6月1日羽化です。
続きましては、1本目からマット飼育を行った個体の紹介です。

無添加虫吉幼虫用マットのみ(菌糸ビン不使用)の飼育でも最初の個体同様に太くて綺麗な(ハイレベルな)大型個体が羽化しました。
飼育環境は最初の個体と全く同じです。(飼育温度は22から23℃)
▼エサ交換のリレーは下記のとおりです。
・1本目(2024年9月29日、二齢):無添加虫吉マットボトル800cc
・2本目(2025年1月4日、終齢):同上/交換時17g
・3本目(2025年4月4日、終齢):同上/最終交換時24g
7月30日にすでに蛹になっているのを確認したので4本目の交換なし。
→2025年8月13日羽化です。

今回の考察です。
最初の個体は、産卵セットの割カス(2回目の割り出し)で出てきた幼虫につき、1本目のボトル入れが後の個体よりも1ヶ月遅い10月27日になっています。
ただし、菌糸ビンを用いた事で二齢から初齢までの加齢が早くなり、2本目のボトルで爆速羽化をしていると思われます。
★1本目投入から羽化まで約7ヶ月程度
後の個体は、1本目のマットボトルへ9月29日に投入後は、約3ヶ月毎の交換で合計3本のボトルを用いました。
交換毎に段階的にじっくりと大きくなっています。
★1本目投入から羽化まで約10ヶ月半。
双方、最終交換時の体重は24gでしたので大きな違いは無いと思われます。
ただし、今回の2つの大型個体だけを比較すると最初の1本目だけ菌糸ビンを与えた方が3ヶ月半ほど早く羽化しています。
マットのみの飼育と比べると交換回数を1回減らして、少ない手数で手っ取り早く羽化させる事ができています。
ヒラタクワガタの1本目に菌糸ビンかマットのどちらを使うか迷った際の参考にしてみてください。
※因みに2本目で菌糸ビンを与えると終齢で暴れて逆に小型化する恐れがあるのでお勧めしません。
菌糸ビンに過度な期待を持たない方が良いかもしれません。













