オキノエラブヒラタクワガタの羽化(2013年12月2日)

オキノエラブヒラタクワガタいよいよ2013年も最後の月となりました。

気温が下がり始めましたが繁殖場内は、温度管理を行なっていますので、少しずつですが年内に羽化しています。

画像は、羽化して間も無い大型のオキノエラブヒラタクワガタ63ミリ(現時点で限りなく64ミリに近い)です。※未だお腹が真っ赤です。

今年は、夏の気温が少し高かったので年内早期羽化の個体が多いです。

例年の場合だと年明けから春先に羽化するのですが少し早めに羽化しました。

オキノエラブヒラタは地味ですがアゴが太くアゴ先の独特の湾曲がカッコいいガッチリとした種類です。

個体差にもよりますが上翅が赤っぽい個体も存在します。

また、日本に生息するヒラタの亜種で唯一、アゴの裏に微毛が有る変わった特徴も有ります。

下記のエサ交換で成虫にさせました。

1本目(6月2日):ブナ菌糸ビン550cc

2本目(8月27日):ブナ850cc

3本目(10月15日):無添加虫吉マット850cc

※いつも通りの「菌糸ビン→マット」への切り替え飼育です。

メスは2本目から、オスは3本目からマットボトルでの飼育ですが、実際は2本目の菌糸ビンで暴れと呼ばれる菌床のかき混ぜ行動を起こして小型化している場合が多いので2本目からマット飼育でも大丈夫だと思います。

※暴れを起こすと菌糸ビンの白い部分が数日で消滅するくらい幼虫が動き回って痩せます。

マットボトルは、無添加なので添加剤による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しいです。

加えて劣化が遅く持ちが良いので交換頻度を3から4ヶ月に抑える事ができて少ない交換回数での羽化や幼虫へのストレス痩せも軽減できます。

※最初の菌糸ビン→マットボトルの2本でオスもメスも羽化させる事が可能だと思います。

今回紹介した個体は羽化したばかりですので年明けの出品になると思います。