オキナワコクワガタの大型個体の羽化【2015年5月29日】

オキナワコクワ36ミリ
5月も気が付けば下旬に差し掛かり新成虫の本格的な羽化ラッシュが始まっています。

今日も5月では珍しく連日の様に蒸し暑い夏日の一日でした。

画像は、今月羽化のオキナワコクワガタ36ミリ前後の特大サイズのオスです。

昨年、入荷した天然個体(沖縄県大宜味村)のメスを産卵させて採取した幼虫を育てました。

※この種類は、本土産とは別種のリュウキュウコクワの仲間です。

因に名前に「リュウキュウ」という文字が入るので沖縄に生息する種類が原名になると思いきや奄美大島産の種類【Dorcus amamianus】が原名亜種になります。

少し学名に意味不明な点が有りますので本種と区別する為、あえて名前に『オキナワ』が付いています。

画像の個体は、2014年9月28日に割り出した幼虫を下記のエサ交換で羽化させました。

※二齢から菌糸ビンに入れた方が死亡率が下がります。

  • 1本目(2014年10月4日)二齢:クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2014年12月9日)終齢:オオクワマット(幼虫飼育ボトル550ccに木製プレスでカチカチに詰めた物)
  • 3本目の交換無し:2015年4月上旬に前蛹になっていたのでそのまま羽化させました。

マットは、強く詰めておかなければ途中で緩んだり乾燥してしまい羽化不全などの成長トラブルのリスクが上がるので注意が必要です。

※固詰めの状態なら4ヶ月に1回の交換で済みます。