ツシマヒラタクワガタ、ゴトウヒラタの大型個体の羽化情報

今年は、台風が多い年になりそうなのでお客様に日時の変更をお願いしたりご不便をお掛けする事が多くなるかもしれません。

今回も前回に引き続き離島産などの羽化を紹介したいと思います。

ツシマヒラタクワガタ77ミリ

こちらは、7月下旬最新羽化のツシマヒラタクワガタのオス77ミリの大型個体です。

アゴが細長い綺麗な個体です。

産卵方法を紹介した記事>>

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

⇒6月28日に蛹になっていたので4本目の交換なしです。

2本目からは、終齢での菌糸ビンの暴れ(菌床のかき混ぜ行動)を防いでじっくりと大きく育てる為に無添加虫吉幼虫マットでの飼育へ切り替えました。

菌糸ビンからマットへの切り替えについて>>

添加剤入りの強制発酵タイプと異なり、ボトル内で添加剤特有の腐敗を伴う発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心安全な商品です。

持ちが良いのでご自身でお詰めになられる場合は、思いっきり強く詰め込んでいただいた方がツシマヒラタクワガタの場合だと3から4ヶ月に1回の交換で済むので幼虫への負担を軽減できて大型化させやすいです。

ただし、水を加えると極端に劣化が早まって持ちが悪くなるので無加水のままご使用ください。

マットの詰め方>>

虫吉オリジナル木製プレス>>

今回紹介した個体は、近日中に出品できると思います。

ゴトウヒラタクワガタ(若松島)75ミリ

こちらは、7月下旬最新羽化のゴトウヒラタクワガタの(若松島)のオス75ミリの大型個体です。

久しぶりの75ミリです。(現時点でパーソナルベストと同じサイズです。)

先に紹介したツシマヒラタ よりもアゴのノコギリ状の小歯の部分が分厚く、小歯の連なりが少し不鮮明なのが特徴です。

産卵方法を紹介した記事

●エサ交換のリレーは、下記のとおりです。

  • 1本目(2017年2月21日、二齢):ブナ菌糸ビン500cc
  • 2本目(2017年5月18日、終齢):マットボトル800cc
  • 3本目(2017年10月5日、終齢):同上 ※投入時の体重は20グラム
  • 4本目(2018年3月12日、終齢):同上

⇒2018年6月28日に蛹になっていたので5本目の交換無しです。

※最初に紹介したツシマヒラタクワガタ同様に切り替え飼育です。

こちらも近日中に出品できると思います。

実は、更なる大型個体が羽化しています。

ゴトウヒラタクワガタ77ミリ

こちらは、先ほどの個体よりも更に大きくてアゴもがっちりとした若松島産77ミリ(限りなく78ミリに近い)の超特大個体です。

★パーソナルベスト更新です。

ただし、画像のとおり、右上翅にピンホール(羽化時に出来た針穴状の穴)が有りますので出品するかどうか迷っています。

手に乗せたゴトウヒラタクワガタ77ミリ

手に乗せると独特の重量感が伝わってきます。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年1月29日、二齢):ブナ菌糸ビン500cc
  • 2本目(2017年4月28日、終齢):マットボトル800cc ※投入時の体重は16グラム。
  • 3本目(2017年10月22日、終齢):同上
  • 4本目(2018年2月18日、終齢):同上

⇒2018年6月28日にサナギになっていたので5本目への交換は行っていません。

今回の個体は、2本目からの切り替え飼育で確実に大きく成長してくれました。

今月は、色々な種類が羽化している様なので機会があればご紹介します。