国産オオクワガタの産卵木の割り出し(爆産)の紹介

今日の福岡県北部は、過ごしやすい晴れの天気でした。

今日は、4月中旬に組んだ国産オオクワガタの産卵セットの割り出しを行いました。

産卵した朽ち木

画像は、4月11日にセットした福岡県宗像市産オオクワガタの朽ち木の様子を撮影した物です。

画像の様に朽ち木を激しく齧りまくっている場合は高確率で産卵(爆産)しています。

※増え過ぎると困る場合は、もっと早くメスを外すと良いです。

※長くメスをセットのケースに入れたままにすると産みすぎる事と自分の子供(幼虫)を捕食してしまう場合があります。

なのである程度まで木が齧られた時点でメスをミニケースに移して2から3週間ほど経過して割った方が確実です。

●因に使用した飼育用品は下記の通りです。

以上。

詳しいセット方法を紹介した記事>>>

朽ち木から出て来た卵

確認の為に朽ち木を割ってみると画像の様な卵が出て来ます。

卵で取り出しても管理等の手間が掛かってしまうのでそのまま容器に戻してマットで軽く埋め込んで孵化を待ちます。

マットから出た幼虫

容器をひっくり返した様子です。

既に孵化した幼虫がマットの中に出て来ています。

朽ち木から出て来た幼虫

朽ち木を少し割ると食痕(幼虫が食い進んだ痕)と共に初齢が姿を現しました。

卵から羽化までの成長過程の紹介>>

初齢

反対側の面からも同様に大きく育った初齢が出て来ました。

芯の付近の幼虫

芯の付近まで食い込んでいました。

クヌギ産卵木LLは、材質が良いので爆産しやすいです。

割り出し結果

このセットからは、合計32匹の幼虫が出て来ました。

カップにマットを入れて保管

※一時管理用カップには、1匹ずつオオクワマットを入れて異常や傷の有無を見極めるために養生させます。

5から7日ほど経過してからクヌギ菌糸ビン500ccに入れます。

割りカス

割った後の割りカス(使用したマットと朽ち木屑)は、初齢や卵が残っている事があるので念の為、保管しておいて2から3週間後に再度引っくり返して確認をすると良いです。

朽ち木を割ったところです

こちらは、オオクワガタ(熊本県合志産)の朽ち木を割った様子です。

※前述と同じ方法で朽ち木を齧りまくった時点でメスを外して数週間後に割った物です。

軽く割ってみると所狭しと無数の食痕が階層的に走っており、年輪に沿う様に沢山の幼虫が出て来ました。

初齢

前述のとおり、産卵木LLサイズは、大当たりすると幼虫が密着して出て来るほど爆産します。

芯から出て来た幼虫

芯の付近にも無数の食痕が走っていました。

出て来た幼虫

木の目(年輪)に沿ってパカッと割ってみると面白い様に初齢が出てきました。

爆産です。

こちらも40匹の爆産でした。

今回紹介していない他のセットからも概ね15から20匹前後が出て来ました。

一日に沢山の幼虫を割り出してしまうと菌糸詰めが大変になってしまうので残りは、後日行う予定です。