ノコギリクワガタの産卵セットの割り出し(2014年9月3日)

セットから出て来た幼虫今月から水曜日が定休日になりましたので割り出し作業を行っています。

久し振りの更新でご無沙汰しております。

※夏場は、飼育、採集、出荷に加え、お買い上げ頂いたお客様一人一人へのお礼のメール等でブログの更新頻度が落ちてしまい申し訳ございません。

今日は、7月中旬に産卵セットを組んだ天然のノコギリクワガタの割り出しを紹介します。

※天然採集品に限り、自然界で交配済みの確率が高くメスのみで産卵します。

この種類は、朽ち木よりも発酵マット(産卵マット)に卵を生む傾向があります。

産卵マットで産卵木Mサイズを完全に埋め込む産卵方法で問題は有りません。

(産卵に使用する容器は、深さが有るコバエ防止ケース中サイズが最適です。)

詳しいセット方法を紹介した記事>>>

写真は撮っていませんが合計で40匹以上の幼虫が出て来ました。

一次管理用のカップに無添加虫吉マットを入れて二齢は4から7日程、初齢は二齢になるまで飼育します。

(カップの中のマットは固める必要は有りません)

幼虫は二齢になったらマットボトル850ccに入れて4ヶ月毎に交換します。

※元々が細身の種類なのでオスの幼虫でも10から14g程度しかなりません。(10gで結構な大きさの成虫になります。)

割り出し直後の幼虫をボトルに入れてしまうと外傷や虚弱が原因で死んでしまった場合、餌のロスが発生してしまいますので避けた方が良いです。

なお、幼虫を長期間、カップの中に入れたままにすると糞食だけでなく、自らが置かれた立場(スペースやエサが無い事)を悟って大きく育ちにくくなるので注意が必要です。

今日も余った天然のメスでセットを組んでみるつもりです。

どんな個体が羽化するか今からワクワクします。


ノコギリクワガタの産卵セットの割り出し(2014年9月3日)” への2件のコメント

  1. こんにちは。
    こちらでもノコギリクワガタが産んでくれました。
    かなり柔らかい材を使用したので材から出てきました。
    10gを目安に育成します。

    • ツキ様

      いつもお世話になっております。
      コメントありがとうございます。
      ノコギリクワガタは、ヒラタクワガタやオオクワガタと違って活動後に冬眠しないので比較的爆産してくれます。
      私の方も数セットしただけで凄い数が出て来ました。
      10gを超えるとかなりの確率で大型個体が出て来ます。
      ※但し、生オガが入ったマットだと余り大きく育ちませんので御注意ください。

コメントは受け付けていません。