国産ヒラタクワガタやスジブトヒラタなどの羽化状況

前回に引き続き、最新羽化の新成虫の紹介をしたいと思います。

今回は、先月末から今月に羽化した新成虫を紹介したいと思います。

国産ヒラタクワガタ(鹿児島産64ミリ)

まず、最初は、3月に羽化したばかりの国産ヒラタクワガタ(鹿児島県産)64ミリの太くてカッコ良い個体です。

未だ羽化して数日しか経過していないので真っ赤な状態です。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年8月1日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年11月17日、終齢):無添加マットボトル850cc(虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品)

⇒2018年2月6日に蛹になっているのを確認したので3本目の交換は行っていません。

2本目からは、いつもの様に菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)による縮みを避けてじっくり大きく育てる為にマットボトルへ切り替えました。

マットボトルについて

無添加なのでボトル内で幼虫が致死に至る様な有害な発酵ガスや発酵熱が発生しないのでカチカチに固く詰め込んでも幼虫にとって安心安全です。

【ガス抜き不要、加水不要です】

持ちが良いので3から4ヶ月間は、交換せずに済みます。

なお、交換頻度を落とした方が掘り出し時の幼虫への負担(ストレス)を軽減できるので大型化しやすいです。

国産ヒラタ68ミリ

こちらも3月最新羽化の国産ヒラタ(福岡県福津市産)68ミリの大型個体です。

以前から紹介している2016年の秋に採取した幼虫の残党が今月になって羽化しています。

2016年の秋から2017年の3月までの温度が低かったのが原因で幼虫期間が無駄に長くなってしまいました(汗)

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年12月17日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年4月4日、二齢):無添加マットボトル850cc
  • 3本目(2017年6月15日、終齢):同上
  • 4本目(2017年8月3日、終齢):同上
  • 5本目(2017年11月24日、終齢):同上

⇒2018年2月10日に蛹になっているのを確認したので6本目への交換無し。

スジブトヒラタ64ミリ

画像は、同じく最新羽化のスジブトヒラタクワガタ(奄美大島産)64ミリの大型個体です。

※幼虫時の体重は、印象的では無かったので測っていません。

●下記のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2017年8月4日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年10月29日、終齢):無添加マットボトル850cc

⇒2018年2月に蛹になっているのを確認したので3本目の交換無しです。

この種類は、成長速度が早いので2本目からは、前述の理由でエサの切り替えを行なっています。

トクノシマヒラタ74ミリ

こちらの写真は、2月下旬最新羽化のトクノシマヒラタクワガタ74ミリの特大サイズのオスです。

ガッチリとしたカッコいい個体です。

大型個体ですが2本の最短エサ交換リレーで羽化です。

  • 1本目(2017年6月6日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2017年9月17日、終齢):無添加マットボトル850cc

⇒2018年1月6日に前蛹になっているのを確認、3本目の交換無し。

2本目からのエサの切り替え理由は、前述のとおりです。

今後も面白い個体が羽化しておりましたら紹介したいと思います。