チョウセンヒラタクワガタの産卵方法(産卵セット)

チョウセンヒラタクワガタ今回は、未だ飼育方法を紹介していなかったチョウセンヒラタクワガタ産卵セットの組み方を紹介したいと思います。

チョウセンヒラタは、朝鮮半島と九州では対馬(長崎県沖)に生息するヒラタクワガタで本土ヒラタや他の離島産亜種のヒラタ(スジブトヒラタは除く)の別の種類になります。
余り飛行せずに地上徘徊性が強い珍しいクワガタです。

九州のヒラタクワガタの仲間の図鑑>>>

産卵は、羽化して4ヶ月以上経過したペアを用いて5月下旬から9月迄に行うと確実です。
注)飼育環境や羽化した時期によって成熟期間が異なります。
※一般的に常温飼育(温度管理無し)だと気温が下がる秋以降に羽化した個体は、翌年の春から初夏まで休眠期間が長くなり成熟に時間が掛かります。
一方で気温が上がる春から初夏に羽化した個体は、休眠期間が短くなり早く成熟して梅雨明け前後から活動する確率が高くなります。(国産クワガタ全種共通です)

■上記の理由は、クワガタが樹液性の昆虫だからです。

それでは、実際の産卵セット(産卵木のセット)の作成方法を紹介したいと思います。

チョウセンヒラタの産卵に用いた主な飼育用品 先ず、産卵に必要な主な飼育用品の紹介です。

・飼育容器:コバエ防止飼育ケース(中)

・マット:産卵用マット(ヒラタ、ノコギリ、カブト用)

・産卵木(朽ち木):クヌギ産卵木(M)を2本

※エサや飼育小物は、後ほどご紹介します。

産卵木を加水します産卵木(M)をバケツに入れて加水します。

産卵木は、水に浮かぶので次に紹介する画像の様に重しをすると良いです。

産卵木の上に水を入れたペットボトルで重しをします。水を入れたペットボトルで産卵木に重しをして沈めます。
※レンガや石など重しになる物なら何でも構いません。

産卵木の加水は、晴れた日の午前中に行い1.5から2時間程で水から上げると良いです。
※室内干しで産卵木の水切りを行う場合は、少し加水時間を短くするなど調整を行ってください。

産卵木を日陰で干します。産卵木を風通しの良い日陰の場所で干して水を切ります。

産卵木の水切りは、晴れた日のお昼前(夏季は10時頃)から夕方18時頃まで行うとちょうど良い感じになります。(正味7から8時間ほどの日陰干しです。

室内干しだと洗濯物(衣類)同様に乾きが遅くなってしまいますので前述のとおり、加水時間の短縮で調整をしてください。(除湿器もアリかもしれません)

産卵木の樹皮を剥がします。日陰干しが終わった産卵木の樹皮をステーキナイフで剥がします。
※ステーキナイフは、ホームセンターなどで販売されている安価な物で構いません。

樹皮を全部剥がします。写真の様に樹皮は、2本とも全部剥がして大丈夫です。

産卵木の販売>>>

飼育容器の割れ防止対策こちらは、次に行う作業の飼育容器の割れ防止対策で底の中央に梱包テープを十字に貼っている様子です。
※必ず行う必要も無く保険程度なので任意で構いません。

飼育ケースに産卵マットを入れます。飼育容器に産卵用マットを注ぎます。
約2リットル(袋の半分の量)ほどで入れるのを一旦止めます。

産卵マットを2リットル入れた容器の横の画像マット2リットルを注いだ飼育容器の画像です。
参考にしてみてください。

木製マットプレスでマットを固めます。次に木製マットプレスでマットを押し固めます。
イメージ的には飼育容器の底に3から4センチほどの厚さの固い層が出来る感じです。
この固めた底の部分にも産卵する事が多いので重要な作業です。

飼育容器の底には、割れ防止の為に玄関マットをクッションの替わりに敷いています。
※古い雑誌、電話帳、折り畳んだ新聞でも大丈夫です。

普通にマットをプレスしてしまうと容器の底がバリッと割れてしまう恐れがあります。

産卵木をマットの上に並べます。固めたマットの上に先程の産卵木を画像の様に並べて入れます。

残りの産卵マットを入れます。前述の作業で残ったマット(約2リットル)を全部入れます。

手で軽く隙間を埋めます。手で軽く抑えて隙間を埋めます。
※上の部分を固く詰めてしまうと酸欠で底腐れ(嫌気性発酵)を起こして卵が死滅してしまう恐れがありますので避けてください。

 産卵木を埋め込んだ様子です産卵木を完全に埋め込んだ様子です。
※紹介したとおりの方法で産卵マット4リットル(1袋)をちょうど使い切れます。

チョウセンヒラタの産卵セットの横からの画像
完成した産卵セットの横からの画像です。
※真ん中のテープは、飼育容器の割れ防止の為に貼った物です。

チョウセンヒラタのペアリング(交配)産卵セットを組む数日前からペアリング(交配)の為に同居させているチョウセンヒラタのペアです。
(活発に動いてエサを食べているペアなら3から5日ほどの同居で大丈夫です。)

コバエ防止飼育ケース(小)ココナッツマットを入れています。
ブラウン黒糖ゼリープチエサ皿)、超高たんぱくワイドカップ昆虫ゼリーワイド1つ穴エサ皿)を入れています。
※足場のクヌギの落ち葉はお好みで構いません。

コバエ防止飼育ケースの販売>>> ●昆虫マットの販売>>>

産卵セットにメスのみを入れます。産卵セットにメスのみを入れています。(オスの投入は、お好みで大丈夫です)
※飼育容器内には、超高たんぱくワイドカップゼリー、ワイドカップ用エサ皿(1つ穴)、イエロー果汁ゼリー16g16グラム用エサ皿(1つ穴)に加え、転倒防止用のクヌギの落ち葉を入れています。
エサ皿は、スペースに応じてお好みで大丈夫です。

昆虫ゼリーの販売>>>

上手く行くと1から2ヶ月後には容器の底や側面から幼虫が見え始めますので容器を引っくり返して幼虫を回収してください。
※余り沢山殖えて欲しくない場合は、卵が見え始めた時点でメスが上に出て来ていたら取り出して別の容器で飼育されると良いです。

チョウセンヒラタの産卵セットの割り出し(幼虫採取)を紹介した記事>>>

ヒラタクワガタの幼虫飼育方法>>>

ヒラタクワガタの関連商品一覧>>>


チョウセンヒラタクワガタの産卵方法(産卵セット)” への2件のコメント

  1. 虫吉 小澤様
    お世話になります。
    チョウセンヒラタの繁殖方法を聞こうと思ったタイミングに更新頂き助かりました。先日虫吉さんから購入したチョウセンヒラタもブログを参考に繁殖させようと思います。4月羽化なので無事ペアリング可能になるのを願うばかりです。

    • YS様

      いつもお世話になっております。
      コメントありがとうございます。
      4月羽化でも梅雨明けを挟むと早く成熟するので夏には産卵可能です。
      ※本文でもご説明しておりましたが上手く表現出来ずに申し訳ありません。

      なお、過去に6月中旬に羽化した本土ノコギリが8月に産卵したご報告も頂いております。

      今後とも宜しくお願い致します。

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