ヤクシマコクワガタと国産コクワガタ50ミリオーバーの羽化(連発)

久しぶりの更新になります。

夏場は、バタバタとしている間に羽化情報をYouTubeやブログで紹介する前に店長が掘り出して、いつの間にか販売してしまうのがネックです(汗)

今回は、出荷直前に撮影したヤクシマコクワガタの大型個体を紹介したいと思います。

ヤクシマコクワガタ53.8ミリ

画像は、2021年5月下旬羽化のヤクシマコクワガタ53.8ミリの超大型オスです。

※先日、既に出荷済みですが虫吉のパーソナルベスト更新です。

昨年の夏に入荷した天然メスで産卵セットを組んで産まれた幼虫を下記のエサ交換リレーで羽化させました。

【飼育温度は、20から22度前後の一定】

・1本目(2020年10月29日、二齢):クヌギ菌糸ビン500cc

・2本目(2021年1月28日、終齢):無添加虫吉幼虫用マット(500ccボトル)

・3本目(2021年4月15日、終齢):同上

※2本目からのマットは、木製マットプレスを用いて幼虫飼育ボトル500ccにカチカチに詰め込んだ物を用いています。

マットの詰め方>>

終齢からのエサの切り替えの理由は、菌糸ビンの暴れ(かき混ぜ)防止だけでなく、交換頻度を抑えて掘り出し時のストレス痩せのリスクを最小限に抑える為です。

菌糸ビン→マット飼育について>>

以前までは、オオクワマットを用いていましたが昨年から試験的に無添加虫吉幼虫用マットを用いています。

ヤクシマコクワ52.8ミリ

こちらも同じく5月下旬羽化のヤクシマコクワの52.8ミリの大型のオスです。

最初に紹介した大型個体と同じ餌交換リレーなので説明は、省略します。

ヤクシマコクワ5.8ミリを手に乗せた画像

手に乗せてみると下手な野外採集品のヒラタよりも大きくて重量感があります。

※コクワの亜種の中で最も横幅があるので迫力があります。

ヤクシマコクワ51.8ミリ

こちらも同じく5月下旬ヤクシマコクワの51.8ミリのオスです。

※このサイズは、別の個体がもう1匹羽化しています。

こちらの個体も最初の個体と途中まで同じ交換リレーですが2本目で蛹室を作ったので3本目の交換が発生していません。

現在販売中の50ミリオーバーは、大型化しやすい血統かもしれません。

次世代で55ミリオーバーを狙いたい方に最適だと思います。

今年は、他にも50ミリオーバーのコクワガタが羽化しています。

コクワガタ51ミリのオス

こちらは、既に出荷済みですが6月羽化の国産コクワガタ(福岡県福津市産)51ミリ超えの特大のオスです。

このサイズになるとコクワガタもアゴの迫力が増してカッコイイです。

※大型コレクターが多いのも頷けます。

昨年夏に採集した天然のメスを産卵させて羽化させました。

産卵方法を紹介した記事

・1本目(2020年10月8日、二齢):クヌギ菌糸ビン500cc

・2本目(2021年1月14日、終齢):無添加虫吉幼虫用マット(500ccボトル)

・3本目(2021年4月15日、終齢):同上

※飼育の概要は、冒頭の個体で説明済みにつき、省略。

今後も羽化や採集で面白い情報があれば紹介したいと思います。