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クワガタ工房 虫吉の想い

カブトムシが採集できるクヌギです。

小さい時からクワガタやカブトムシが大好きだった僕は、大人になり 進学や東京への就職やらで一度はクワガタ、カブトムシから離れました。
10年前、田舎育ちのせいか都会の生活に馴染めずに疲れて帰省した時、ふと目の前に広がる自然に懐かしさを覚えました。
なにげに昔、クワガタがよく採れていた木を覗いてみると小さなクワガタがいました。
手に取った瞬間、子供の頃に「昆虫博士」と呼ばれて、夢中で野山を駆け巡った懐かしい記憶と共に何とも言えない感動を覚え、都会で疲れた心をホッとさせてくれました。

何故かカブトムシやクワガタには不思議な魅力があります。
大人になっても懐かしい少年時代の思い出や好奇心を思い起こさせてくれたり、子供達と一緒に自然とふれ合うかけがえの無い時間をくれたり、それと木々が風でざわめく様な自然を感じさせてくれます。

そして何より大きくて豪快な動きや姿は、幾つになってもワクワクさせてくれます。


身近な日本の里山に住むカブトムシ・クワガタの飼育の楽しさや魅力、それらを通して自然や命の大切さを
皆様に、そして次世代の子供達に伝えたい!
こういう想いを込めて、ホームページ「クワガタ工房 虫吉」をオープンしました。


さあ!僕たちと一緒に、大自然の中で力強く生きる「小さな自然」を楽しみましょう!




未来の子供達の為にドングリから森を作るオンリーワンのお店
クワガタ工房 虫吉
代表 小澤 智己

クワガタとクヌギの苗木

スタッフ自己紹介

●店長(兄:小澤 智己)

クワガタ工房 虫吉の店長の小澤 智己 クワガタ工房 虫吉の兄の小澤 智己 クワガタ工房 虫吉小澤 智己のイラスト

10年前まで東京で仕事をしていましたが、自然を感じる喜びが忘れられずに今に至っています。
クワガタ、カブトムシを通して自然の魅力や楽しさをお伝えする「里山の昆虫の伝道師」的な役割りを果たしたいと考えております。
皆様に自然や生き物の素晴らしさを伝えて参ります。
初心者の方にも親切丁寧に対応致します。


●販売、発送担当(弟:小澤 浩己)

クワガタ工房虫吉販売担当小澤 浩己 クワガタ工房虫吉弟の小澤 浩己 クワガタ工房虫吉の小澤 浩己のイラスト

小さな頃から「昆虫博士」と呼ばれています。豊かな自然の森作りに関心を持ち取り組んでおります。
福岡県福津市及び宗像市にて夏休みの子供達のカブトムシ自然学習会のインストラクターも行なっており、子供達と自然の生き物とのふれ合いを応援しています。
自然の中での経験を活かして、より良いサービスのご提供に努めて参ります。


小さな自然とは?

里山のクワガタ写真

虫吉が使っている「小さな自然」とは大自然の中で、小さいけど自然の中の一部(一員)として力強く一生懸命に生きる昆虫を例えた物です。
地球上に存在する生きものの全てが自然界で必ず何かの役割りを果たす為に生きています。(自然界で不要な生物は存在しません)
私達が慣れ親しんで飼育しているカブトムシやクワガタも、勿論この仲間に含まれます。

カブトムシやクワガタの自然界での役割りは幼虫時代に朽ちた草木を食べて分解して再び植物が育つ豊かな土壌を作る為のお手伝いをする事です。
成虫の姿は未来に強い遺伝子を残す為の物だと考えられています。

数年前の昆虫ブーム以降、物質的に扱われたり消費される事が多くなったカブトムシ、クワガタを物ではなく、少年時代の純粋な気持ちで自然の一部であり、掛け替えの無い大切な生命として向き合って頂ければと思い、あえてこの様な言葉を使っております。

自然の中の生きものの飼育を通して多くの人達、そして子供達に命の尊さや自然の大切さを伝えて行く事が出来ればと願っております。

ドングリから『クワガタ、カブトムシが集まる森』の作り方

このコーナでは、虫吉が実際に放置竹林を開墾して作ったクワガタ、カブトムシが集まるドングリの森の様子をご紹介しています。
※放置竹林とは、過疎化によって出来た休耕地が温暖化の影響で急速に竹林に変わってしまう森林環境問題の一つです。

因に現在の里山のタケの殆どが外来種の可能性が高いという事が近年の研究で判り始めています。


2018年4月28日時点の虫吉の森の様子
写真は2018年4月28日の虫吉がドングリから育てたクヌギコナラの12年目の森の様子です。
新緑の季節を迎え透き通る様な綺麗な黄緑色の葉っぱが印象的でした。

今年は、7月に大きなカブトムシを見掛ける事が出来ました。

虫吉の森で見かけた大きなカブトムシ
2018年7月20日に樹液が出ている細いクヌギで見かけた大きなカブトムシのオスです。
今年は、7月中旬から下旬に掛けて大量の樹液が出ており沢山のカブトムシを見かける事が出来ました。

虫吉の森で見かけたミヤマクワガタのペア
今年は、猛暑の影響で数が少なかったですが深夜の森でミヤマクワガタのペアを見かける事ができました。
例年だと午前中に木を揺すると落ちてくるのですが今年は夜に見かける事が多かったです。

来年(2019年)も森の成長とどんな昆虫が集まって来るか今から楽しみです。


《森作りのあらすじ》

竹林の中
今では、クヌギやナラの木で一杯のドングリの森も11年以上前に遡ると人が通り抜ける事も出来ないくらいの荒れ果てた放置竹林でした。

竹伐
この荒れ果てた放置竹林を昆虫が集まる緑の森に戻したいという一つの想いだけで2年以上の月日を掛けて開墾しました。
竹伐(竹の伐採)で指の形が変わってしまうほど大量の竹が生えていました。

竹の再生
竹は切っても根が残っていると直ぐに再生してしまうので重機やツルハシを用いて根を掘り起し、莫大な時間を費やしました。

この様にクワガタ工房 虫吉では、クワガタやカブトムシ、野生動物の住処となる雑木林を再生させる為にドングリからの苗木作り、そして植樹にチャレンジしています。
自然を人の手で再生させる事は、数十年単位の膨大な時間が掛かり、草刈りや間伐など森の維持・管理や手入れの作業も膨大で大変ですが可能だと考えています。


《ドングリから苗作り〜森に育つまでの紹介》


自然に興味が有ったり、地域や子供達と森づくりにチャレンジしてみたい方達の為に当店が実際に行なっている森作りの様子を紹介して行きたいと思います。

秋になって落ちたドングリ
画像は、落下したクヌギのドングリです。 先ず、秋のドングリ集めから始まります。

クヌギのドングリの拡大
クヌギのドングリを拡大した写真です。丸くて少し大きいのが特徴です。
ドングリは、秋のうちに集めておかないと野生動物のエサになってなくなってしまいます。※ドングリは野生動物たちの食料の為、必要な分だけ持って帰って、必ず自然に残しておく様にしましょう。

ドングリを水に付けている様子です
水に浸けて浮かぶ物は、中に虫(通称:クリ虫)が入っていて発芽しないので捨ててください。残しておくと他のドングリに移ってしまいます。※長期間保存して乾燥した物も水に浮かぶ事がありますが発芽率が少し落ちる傾向があります。
ヒビがある物は中身の種子が膨らんで出来ただけなので発芽します。(水に沈みます)
約2〜3時間ほど水に浸けてから日陰で半日ほど水を切ります。

ドングリの水切り
日陰で水切りをします。(これも2〜3時間程度で大丈夫です)
水切りは、カゴやザルを使うと簡単です。

腐葉土と赤玉土
写真は、園芸店やホームセンターで販売されている「腐葉土」と「赤玉土(小粒)」です。
※当店では一般の腐葉土の代わりに、カブトムシ牧場の天然腐葉土(ビートルコンポスト)を使っていますが、ここでは入手しやすい市販の物を使って説明します。

ドングリの培養土作り
赤玉土8に対して腐葉土2の分量を混ぜます。(腐葉土が多過ぎると水はけが悪くなりドングリや根が腐りやすくなります。) 
ここでは、苗木を作る事が目的ですので水はけを良くして根の成長を促す事に重点を置きます。

ドングリの培養土が完成しました。
ドングリの苗づくりの培養土が完成しました。
混ぜ終わると、こんな感じになります。

培養土をポットに入れます
写真は解り難いですが、18から20センチの大きさの苗用のポットに上記の培養土を入れますが、ポットの底の穴はネットでは無く石で構わないので土が溢れない様に軽く塞いでください。(鉢底ネットを使うとネットの網目から根っこが飛び出して根が傷んでしまいます。)  土はポットの7から8分目まで入れてください。

培養土を入れたポットにドングリをセットします
写真の様にドングリを置きていきます。
必ず横向きにしてください。※横面から真下に向かって根が出て来るからです。

ポットに入れたドングリを埋め込みます
上から土を掛けてドングリを埋めます。掛ける土の深さは2センチ前後にしてください。(埋め込み過ぎると芽が出なくなりますので注意が必要です) 

ドングリの水やりです
最後に水をたっぷり掛けて発芽を待ちます。
但し、毎日水を与えるとドングリが腐ってしまうので注意してください。
植え付けて直ぐの冬〜春の日照時間が短い時期は外で雨ざらしでも大丈夫です。 時々、観察して乾いていたら水を与える程度で構いません(但し発芽後の初夏〜秋は1日置きに様子を見て水やりをしないと枯れてしまいます。)
※乾燥防止にポットの上にピートモスを少しだけ敷くのも良いと思います。
※ドングリを植える時期は寒くなって害虫が付きにくい11月〜翌3月上旬迄です。

ドングリの発芽です  
上手く行くと4〜5月頃に新芽が出ます。※土の表面に乾燥防止の敷き材(竹チップやピートモス)を入れています。

ドングリの若葉です
5月になって梅雨が近付くにつれてドンドン発芽して成長して行きます。

発芽して1ヶ月後のクヌギの苗木です
発芽して約1ヶ月後の5月下旬のクヌギの苗です。 

発芽して2ヶ月後のクヌギの苗木です
梅雨開け間近の7月になると立派な苗木になってきます。(写真左はコナラ、右はクヌギです。)

寒い時期の葉が落ちた苗木
秋以降、寒くなると葉が枯れて落ちてしまいますが、クヌギやコナラ等のドングリの木は落葉樹といって寒くなると葉が落ちる種類の木なので心配は要りません。
そして、葉が落ちている状態のこのタイミングが植え付け(地植え)の時期になります。

植え終わったクヌギの苗木
写真では、解り難いのですが中央が植樹が終った苗木です。
年が明けて1月〜3月の寒い時期に植樹をします。(気温が上がると根が弱りやすいです)
植え方は、ポットと同じ大きさの穴をスコップで掘って、ポットから出した苗木を培養土ごと穴に入れて埋め込むだけで簡単です。(深く埋め込み過ぎると成長出来ずに根が腐ってしまいます。)
最後は周囲を足で固めるだけです。
ドングリの苗木の周囲を足で固める
しっかりと周囲を固めておかないと地中で根と土の間に空間が空くと枯れてしまいます。

夏のクヌギの苗木
夏になると再び葉が茂って育ち始めます。
そして数年後には・・・

育ったクヌギの木
写真は植樹して2年後のクヌギやコナラの木です。
大きくなり森への第一歩の始まりです。


2011年7月のクワガタ、カブトムシの森
写真は2011年7月時点の虫吉が管理する5年目の森の様子です。
あと数年でクワガタ、カブトムシがやってきそうな予感がします。

2012年5月下旬のクワガタカブトムシの森作り
写真は2012年5月23日時点の6年目のクヌギコナラの森の草刈り作業の様子です。
背が高くなり立派な気になりつつ有ります。

2013年9月16日のクワガタカブトムシの森作り
写真は2013年9月16日時点の虫吉が管理する2013年で7年目のクヌギコナラの森の様子です。
夏になると真ん中の木の低い位置から樹液が出て沢山の昆虫が集まっていました。

クワガタ、カブトムシの森のドングリ
秋が近付くと青いドングリを実らせている木も有りました。

2013年は、写真で納める事が出来ませんでしたが1本のコナラにシロスジカミキリが産卵にやって来て8月頃から樹液が出始めてカナブンやミヤマクワガタが集まっているのを確認出来ました。

2014年5月8日のカブトムシの森
写真は2014年5月8日時点の虫吉がドングリから育てたクヌギコナラの8年目の森の様子です。
新緑の季節を迎え一気に幹や枝が育ち綺麗な緑の葉っぱを付け始めています。

2014年5月25日 2014年5月25日コクワガタ
2014年5月25日には、樹洞から出ている樹液にヒラタクワガタ(左の画像)、と
コクワガタ(右の画像)が集まっていました。
8月になると木を揺するとミヤマクワガタが上から落ちて来るなど本格的にクワガタが集まり始めました。

2015年8月2日の虫吉の森の様子
写真は2015年8月2日時点の虫吉がドングリから育てたクヌギコナラの9年目の森の様子です。
一年で最も緑が濃くなる夏の季節なので青々とした葉っぱを茂らせていました。

森に集まったミヤマクワガタ
昨年より、木を揺するとミヤマクワガタが落ち始めていましたが今年は更に沢山の数を見掛ける事が出来ました。
8月2日に実際に木を揺すって落ちて来たミヤマクワガタです。
※画像は、小さめのオスですが7月には最大で71ミリの大型のオスを採集できました。
来年が楽しみです

2016年8月10日時点の虫吉の森の様子
写真は2016年8月10日時点の虫吉がドングリから育てたクヌギコナラの10年目の森の様子です。
幹回りも太くなり立派な木に成長しました。
枝も太くなり、年々クワガタ(ミヤマクワガタ)が集まって来る様になりました。
※ミヤマクワガタ採集が店長の日課になっていました

木から落ちて来たミヤマクワガタ
昨年に引き続き、今年もお盆前に採集について行きました。
福岡県福津市は、お盆前から35度を超える猛暑日が何日も続きましたが木を揺すると暑さに負ける事無く沢山のミヤマクワガタが降って(落ちて)来ました。


虫吉が実際に森づくりを行なってみて気付いた事は、木が育つにつれて周囲に色々な植物は生え、色々な昆虫や小動物が集まってくる事です。
特に初夏〜夏は昆虫たちの楽園になります。

2017年6月1日時点の虫吉の森の様子
写真は2017年6月1日時点の虫吉がドングリから育てたクヌギコナラの11年目の森の様子です。
木が高く伸び枝も大きく育っています。
新緑の季節を迎え綺麗な緑の葉っぱを茂らせています。

今年は、梅雨明け後に度々カブトムシを見掛ける事が出来ました。

後から植えた木も大きく育ち始めました
数年前に植えた木も順調に大きく育っています。
あと何年か経つとクワガタやカブトムシが集まる大きさまで育つと思います。
今年の2月にも新たな苗を何本か植え足したので今後の成長が楽しみです。
2017年2月の植樹の様子>>>


紹介している森も今年(2018年)で12年が経過しました。
ここでは紹介出来ませんでしたがクワガタ、カブトムシの他にも沢山の昆虫達が集まって徐々に森が育って昆虫達の生態系が作られ始めたのを年々感じる事が出来ます。
来年2019年は、どんな昆虫が集まって来るのか今からワクワクしています。

2018年10月4日
T.Ozawa
H.Ozawa