ゴトウヒラタ(宇久島)の羽化状況【菌糸ビン→マットの切り替え】

九州北部は、先日(6月6日)にほぼ平年通りの梅雨入りをしました。

今日は、久し振りに晴れの天気になりました。

今週は、5月中旬から下旬に掛けて羽化したゴトウヒラタクワガタの新成虫を紹介したいと思います。

ゴトウヒラタ宇久島産72ミリ

画像は、最新羽化のゴトウヒラタ(宇久島産)72ミリのガッチリとしたカッコいいオスです。

今月羽化の個体は、商品の参考画像よりも太くてドッシリとした感じの個体ばかりです。

昨年の夏に産卵セットを組んで産まれた幼虫を育てて羽化させました。

詳しい産卵方法を紹介した記事>>>

■下記のエサ交換のリレーで羽化させました。

  • 1本目(2016年8月21日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年11月13日、終齢):無添加マットボトル850cc(無添加虫吉幼虫用マット
  • 3本目(2017年3月2日、終齢):同上

→2017年4月10日に前蛹(サナギになる直前段階の幼虫)になっていたのでエサ交換無しです。(2017年5月25日羽化です)

※2本目からは、終齢での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ行動)による激縮みを回避する為にエサの切り替えを行なってストレスを与えない様にじっくりと育てました。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>

マットボトルについて

無添加なので発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心で初心者の方にも扱いやすいです。

★ガス抜き不要、加水不要です。

持ちが良いのでゴトウヒラタの終齢の場合は、確実に3から4ヶ月に1回の交換で済みます。(ストレス痩せのリスクを軽減できます。)

宇久島産70ミリ

こちらも同じく宇久島産の70ミリのガッチリ系のオスです。

五島産の種類は、対馬産、壱岐産、本土産のいずれかの中間的な個体が多いです。

※勿論、細長いアゴの個体も存在します。

■エサ交換リレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2016年8月21日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年11月6日、終齢):無添加マットボトル850cc

→少しズボラ気味になってしまいましたが3本目の交換無しで2017年4月10日に前蛹になっているのを確認しました。(2017年6月1日羽化)

宇久島産73ミリ

こちらの画像も最新羽化の宇久島産73ミリです。

バランスが良い個体だと思います。

■下記のエサ交換で羽化させました。

  • 1本目(2016年8月27日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年11月13日、終齢):無添加マットボトル850cc
  • 3本目(2017年3月2日、終齢):同上

→2017年4月10日に前蛹になっているのを確認→2017年5月24日羽化です。

2本目からは、冒頭の個体の説明のとおりエサの種類を切り替えています。

宇久島産74ミリ

こちらも同じく宇久島産74ミリです。

流石にこのサイズになるとパーツが太くなって迫力が出てきます。
※74ミリは、もう1匹羽化していました。

■エサ交換のリレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2016年9月2日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年11月27日、終齢):無添加マットボトル850cc
  • 3本目(2017年3月5日、終齢):同上

→2017年4月11日に前蛹になっているのを確認→2017年5月25日羽化です。

宇久島産75ミリ

こちらは、6月1日羽化の宇久島産75ミリの特大のオスです。
※現時点では、75ミリですが際どい場合は74ミリでの出品になるかもしれません。

■エサ交換のリレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2016年8月21日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2016年11月13日、終齢):無添加マットボトル850cc
  • 3本目(2017年3月2日、終齢):同上

→2017年4月10日に前蛹になっているのを確認。

今後も更なる大型個体が羽化すると思おいます。


ゴトウヒラタ(宇久島)の羽化状況【菌糸ビン→マットの切り替え】” への3件のコメント

  1. おはようございます。
    ひとくくりに五島と言っても 宇久島と小値賀と中通島って少し離れてますよね?
    ヒラタってあまり飛ばないイメージがあるのですが、宇久のものと、中通島のものと、福江のものとでは 違いって出ないのでしょうか?

    • 松村様

      いつもお世話になっております。
      コメントありがとうございます。
      クワガタは、飛来(飛行)によって分布が広がっている様に思われる方も多いと思います。
      但し、ヒラタクワガタに関しては、太古の昔に災害時に倒れた大量の流木と共に流出して少し離れた島々に漂着して独自の進化を辿っているとされています。
      ※大きな災害や地震、津波の度に繰り返されているとも言われています。

      クワガタに限らず殆どの生物が種が定着して人類の歴史以上の年月が既に経過していると思います。
      長い年月の間にその土地の気候や植生、生態系に合わせて独自の進化を行っているはずです。
      五島は、地名と異なり実際は大小合わせると無数の島が密集しているのでクワガタの個体毎の形の変異は、個体差(その個体の血筋)のレベルなのかもしれません。

      • こんにちは、
        確かに、言われるその通りだと思います。
        顕著に表れるほど、そんなに違いはない・・・・かもしれない で 理解します(笑)

コメントは受け付けていません。