トクノシマノコギリ73ミリ超特大水牛の羽化です。(2013年9月25日)

トクノシマノコギリクワガタの水牛今週も羽化した個体のボトル出しの作業の真っ最中です。

写真は、今日ボトルから出した9月上旬羽化のトクノシマノコギリクワガタの水牛73ミリです。

大型個体でもアゴの湾曲強いカッコいい個体です。

トクノシマノコギリクワガタは、飼育下でなかなか大型個体が出にくい種類です。

ただし、真っ赤な個体や内歯の形状など独特の雰囲気が有ります。

写真の個体は、昨年秋に産卵セットを組んだ天然のメスから産まれた幼虫を下記のエサ交換で成虫にさせました。(養殖場内は常時21から24℃の温度管理)

  • 1本目(2012年11月25日):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2013年3月8日):ブナ850cc
  • 3本目(2013年6月5日):無添加虫吉マットボトル850cc

当店では、雌雄の羽化ズレを防ぐ為にオスのみ2本目に菌糸ビンを与えて成長を加速させています。

ただし、終齢の暴れによる体重減少を避ける為に菌糸ビン→マットへの切り替え飼育を行なっています。

3本目の菌糸ビンで暴れてしまう事が多かったので2本目からエサを切り替えて交換頻度を落とした方が大型化する可能性が高いです。

※羽化ズレさえ気にならなければ確信データです。

マットボトルの中身の無添加虫吉マットは、無添加なのでボトル内で発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しいです。

また、持ちが良いのでボトルに固く詰めておくとトクノシマノコギリの場合、確実に4ヶ月に1回の交換頻度に抑える事ができます。

交換回数を減らす事で掘り出した際のストレス痩せを防止できます。

なお、今回の様に秋に羽化した未活動(未後食)の個体は、低温で冬眠させると早期活動をしないので翌年の初夏から夏に掛けて活動すると思います。

真冬に加温すると早く活動して早期死亡やオスとメスの活動のズレで繁殖不能になるのでご注意ください。

勿論、当店でも真冬は、寒い場所で冬眠させています。