アマミノコギリとトカラノコギリなど幼虫のエサ交換(菌糸ビン→マットへの切り替え)

いよいよ今年も残り半月となり、虫吉では急ピッチで年内の飼育を進めています。

週末は、羽化チェックと並行して幼虫のエサ交換を行いましたので、少しだけ紹介したいと思います。

菌糸ビンから取り出したアマミノコギリの終齢です。

画像は、2018年9月8日に1本目のブナ菌糸ビン550ccに投入して今回の交換を迎えたアマミノコギリクワガタの大きな終齢です。

この種類には、ブナが非常に適しており、1本目で20グラム以下の幼虫が殆どいない状態でした。

オガクズが少し粗い感じですが、その分だけ劣化が遅くドロ状になりにくいのでオスの幼虫は、綺麗に食べてくれます。

終齢22グラム

体重を測定してみると1本目で22グラムになっていました。
今回の交換で他にも22グラムの幼虫が3匹ほど出てきました。

先月のブログで紹介した78ミリ(パーソナルベスト)超えの期待が膨らみます。

菌糸ビン飼育の際に終齢で暴れ(菌床の掻き混ぜ)を起こして縮んでしまったり、劣化速度(2から3ヶ月毎に1回の交換)の関係でどうしても交換頻度が上がってしまいます。

その結果、ストレス痩せを起こしやすいので、現在、虫吉では2本目から無添加虫吉マットボトルでの飼育へ切り替えています。

シャベルで穴を開けています

使用の際は、表面をエサ交換用のシャベルで少しだけ削って穴を開けると幼虫を投入しやすいです。

マットボトルについて

添加剤を使わずに発酵させた商品なので、強く押し固めても発酵ガスや発酵熱が発生しないので安心です。

また劣化が遅く持ちが良いので、確実に4ヶ月に1回の交換頻度で済みます。

この事は、交換時の環境変化による幼虫への負担やストレス痩せのリスクを軽減できるので【ズボラ気味の飼育】で大型化させやすいという事を意味します。

なお、ガス抜き不要、加水不要です。

マットボトル投入

幼虫を投入しましたが22グラムだと結構一杯一杯になります。

※蓋を閉めておけば勝手に潜っていきます。

投入直後に温度が高すぎると上に出てくる事が多くなるので加温飼育の際は、投入直後の2週間くらいは出来るだけ気温が低い場所で保管してください。

マットの中の菌類や土壌性微生物が環境に慣れて落ち着きます。

暖房(エアコン)管理の際は、室内機から離れた床に近い下の部分の温度が低くなるのでオススメです。

※なお、温度管理の際、サーキュレーター(送風機など)での空気循環は必要不可欠です。

トカラノコギリの終齢

こちらは、少し引っ張り気味になりましたが8月19日にブナ菌糸ビン550ccに投入して今回の交換を迎えたトカラノコギリクワガタの大きな終齢です。

この種類は、概ね16グラムで70ミリの羽化の期待が持てますので1本目を食い上げた時点での15グラムは大きな方だと思います。

勿論、2本目からは、無添加マットボトル850ccでの飼育へ切り替えます。

この商品は、誤解が多いのですがボトルにマットを850ccだけ入れているのでは無く、850ccのボトルに極限の量(約1500cc)を詰め込んでいます。

なので、今回紹介している種類の様に交換頻度を落とした方が大型化しやすいタイプには、ズボラ飼育がハマりすぎるくらいハマってくれます。

トクノシマノコギリの終齢

こちらは、2018年8月5日にブナ菌糸ビン550ccに投入したトクノシマノコギリクワガタの終齢です。

流石に投入から4ヶ月以上経過してしまいましたので17グラムまで育っていました。

この種類は、18から19グラムで70ミリオーバーの羽化率が高くなるので引っ張った事を差し引いても大きな方だと思います。

2本目からは、他の種類同様に切り替え飼育です。

オキノエラブノコギリの終齢

こちらは、8月10日にブナ菌糸ビン550ccに投入したオキノエラブノコギリクワガタの終齢です。

オレンジ色の発色個体が多い綺麗な種類です。

ただし、過去(随分前)に64ミリを羽化させて以降、あまり大きな個体が羽化していないので2019年は、久しぶりにパーソナルベストを更新させたいと思います。

ヤクシマノコギリの大きな終齢です。

こちらは、9月7日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入したヤクシマノコギリクワガタの終齢です。

1本目を食い上げた時点で14グラムなので2本目以降の成長次第になりますが65から68ミリを狙えると思います。

アゴが湾曲して太いので虫吉でも68ミリまでしか羽化させた事がありません。

1本目で14グラムもあれば、本土産なら70ミリを十分に狙えるのですが、離島産の場合は、16グラム以上が必要になると思います。

幼虫をマットボトルに入れます。

こちらも前述の他の種類と同様に切り替え飼育です。

終齢は、成長しきって成熟すると黄色味を帯びた体色になるのですが、今回の幼虫は、まだまだ大きく成長してくれそうな色をしていますので自己ベスト更新(ギネス級)を狙ってみたいと思います。

なお、虫吉では、幼虫を20度前後の温度で飼育していますが蛹化しなかった場合は、4月に交換する予定です。

初夏以降の気温が高い季節にエサ交換を行うと極端に落ち着きが悪くなる(確実に縮む)ので、春に交換して夏の交換を省略する方法が最適です。

現在、まだ翅が柔らかいので出せませんが離島産の大型個体が続々と羽化しているようです。