クロシマノコギリクワガタの産卵方法(産卵セット)

クロシマノコギリクワガタ
今回は、クロシマノコギリクワガタの産卵セットの紹介をしたいと思います。
クロシマノコギリは、鹿児島の南南西に浮かぶ島、三島村(竹島、三島硫黄島、黒島の三島からなる)の西のはずれに位置する黒島に生息するノコギリクワガタの仲間です。

頭楯(頭部の先端の口の位置)が二股に分かれて無いのでリュウキュウノコギリの仲間ではなく本土のノコギリクワガタの亜種になります。

クロシマノコギリの最大の特徴は、本土のノコギリクワガタに無い、太くて湾曲したアゴと太い体です。(独特の紅色をしています)
※幼虫も本土ノコギリよりも一回り大きくなりますが、脚や腹部も太くなるので70ミリを超えるのが至難の業です。

そしてもう一つの特徴が日本のノコギリクワガタの中の『最狂』の異名を誇る凶暴な性質です。
※普通に同居させるとメスの命が幾つあっても足りません。

また、超早期活動タイプのクワガタで20度を超える環境での飼育の際は、羽化後1から2ヶ月ほどで活動を開始する事が多い事です。
(羽化して直ぐの新成虫は、寒い季節は低温飼育をお勧めします)

産卵効率を考えると産卵セット投入後の推奨温度は23から28℃です。

以上の事を踏まえて、実際の産卵方法のご紹介をします。

クロシマノコギリクワガタの産卵に必要な商品
画像は、産卵に必要なコバエ防止飼育容器Beケース(中)クヌギ産卵木Mサイズ産卵用マットです。
Beケースは、深さが有ってコバエや乾燥も防げるのでマットにも産卵するノコギリクワガタ系の産卵セットに抜群の効果を発揮します。(コンパクトに収まって省スペースで済みます)
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産卵木をバケツに入れて加水します
先ず、産卵木をバケツ等に入れて加水します。
産卵木は、乾燥しているのでプカプカと水に浮かんでしまい、このままでは水が染み込むまで何時間も掛ってしまうので沈める必要が有ります。

産卵木に重しをして沈めます。
画像の様に重しをして沈めると加水時間の短縮が可能です。
※画像は漬物石を使ってますがレンガやブロック、水を入れたビニール袋や洗面器でも代用が可能です。
約2時間ほどで加水が完了します。(長く漬け込み過ぎると水切れが悪くなり多湿気味になるのでご注意ください)

産卵木の日陰干しの様子です
2時間の加水後に産卵木をひっくり返したカゴやザルの上に置いて日陰干しで水を切ります。
※画像のカゴは、近所の八百屋さんから貰ったオクラが入っているカゴです。

産卵セットは、晴れた日に組んだ方が水切れが良く、丁度良い塩梅の含水率になります。
概ね6から8時間の日陰干しで大丈夫です。(気温が高い日は、少し短めでも大丈夫です。)
※雨の日は、水が切れずにいつまで経ってもベチャベチャで多湿気味になりますので余りお勧めしません。

産卵木の樹皮を剥がします。
ステーキナイフで産卵木の樹皮をはがしていきます。
※ステーキナイフは、100円均一やホームセンターで売っている安価な物で大丈夫です。

樹皮をはがし終えた産卵木
産卵木の樹皮は、完全に剥がして大丈夫です。
自然界のノコギリクワガタは、地中に埋もれた朽木や朽ちた根っこに産卵する事が多いので、むき出し状態の方が適しています。

Beケースに産卵用マットを入れます。
Beケース(中)に産卵マットを入れていきます。
マットを固めずに容器の3分の1から半分位までいれてから一旦入れるのを止めて下記の様に固めます。
この分量で固めると丁度よい感じになります。
※これ以上マットを入れると埋め込みの分のマットが不足して1袋で足りなくなってしまいます。

マットプレスでケースの底の部分のマットを固めます。
マットプレスで底の3から5センチの部分を固めます。
※新聞紙は、飼育容器の割れ防止のために敷いていますが、一気に体重を掛けると割れる恐れがあるので注意してください。

産卵木をマットの上に置きます
マットのプレスが終わったら先程の産卵木を上に置きます。
※ノコギリクワガタは、マットを固めた層とその層に密接する産卵木に卵を産んでくれます。

産卵木をマットで埋め込んで行きます
再び産卵マットを入れて産卵木を埋め込んで行きます。
※4リットルで丁度1セット組めます。

手で軽く押さえて隙間を埋めて行きます
手で軽く押さえて隙間を埋めて行きます。
※強く抑え過ぎると底の部分が酸欠を起こしてしまい良い結果が出なくなるのでご注意ください。

クロシマノコギリクワガタの産卵セットの完成です。
これでクロシマノコギリクワガタの産卵セットが完成です。

 

クワガタを入れる前にクロシマノコギリの凶暴な性格を踏まえ事前に下記の作業をお勧めします。
クロシマノコギリクワガタのペアリング
画像はクロシマノコギリのペアリングの様子です。
Beケース(ミニ)メスが殺されない様にオスのアゴを縛って3から5日ほど同居させます。(産卵セットを組む数日前から始めると丁度良いです)
オスは、少し窮屈な思いをさせて可哀想な感じもしますが普通に入れるとメスが真っ二つになって命が幾つ有っても足りません。(仕方なく、オスには少し我慢してもらうしかありません)

オスのアゴ縛りについて

ペアリングは、オスとメスの双方がエサを食べ始めて1から2ヶ月経過してからの方が確実です。(羽化後の超早期活動タイプなので飼育温度次第で直ぐに産卵可能になります)

※因みに容器の中は、ダニ取りマットワイドカップエサ皿1つ穴空き超高たんぱくワイドカップゼリーを入れています。

クロシマノコギリのメスを産卵セットに入れます。
数日間のペアリング後に産卵セットは、エサの昆虫ゼリーメスのみを入れます。
容器の中には、転倒防止用のクヌギの落ち葉を入れています。
プチエサ皿ホワイト高たんぱくゼリー(左)とブラウン黒糖ゼリー(右)を入れています。(エサ皿はお好みの物で構いません。)

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