国産コクワガタやノコギリクワガタなどの幼虫のマット交換

2017年も1ヶ月が過ぎ、2月3日の節分の日を迎えました。

福岡県福津市(九州北部)は、暖かい晴れの天気で春の陽気でした。

※明日から天気が下り坂みたいですが・・・。

今日は、午後から少し遅れ気味になっていたクワガタの幼虫のマット交換を行いました。

幼虫のボトル交換の方法>>

国産コクワの終齢

3本目のエサ交換の為に掘り出した国産コクワガタ(福岡県福津市産)の大きく育った終齢です。

天然採集品のメスから生まれた幼虫を下記のエサ交換で育てています。【産卵方法>>

※2本目は、木製プレスでカチカチに超固詰めした物を与えています。

成長速度が速いので終齢末期で菌糸ビンに入れてしまうと急に暴れ(掻き混ぜ)始めて小さくなってしまう事が多いので2本目からマットへ切り替えています。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>

終齢7グラム

体重を測ってみると7グラムでした。

コクワガタの場合、この体重でもかなり凄いです。

因みに50ミリを狙えるサイズで将来有望株です。

オオクワマットに幼虫を投入します。

3本目も2本目と同様にオオクワマット(550cc ※現在は500cc)に入れました。

※現在、画像の乳白色ボトルは、終売になっており、遮光クリアボトルへ仕様変更が発生しております。

今後の羽化が楽しみです。

ノコギリクワガタの終齢

こちらは、1本目(2016年9月18日)に無添加マットボトル850cc(現在は遮光マットボトル800cc)に投入したノコギリクワガタ(福岡県福津市産)の終齢です。

※こちらも天然のメスを産卵させて生まれた幼虫です。【産卵方法>>

頭部が濃いオレンジ色をしています。

2本目も引き続き無添加マットボトル850cc(現在は遮光800cc)に投入しました。

他の種類よりも成長速度が遅いので終齢初期が殆どでしたが頭部が大きな個体が多く、次回の交換が楽しみです。

マットボトルについて

マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットをボトルにカチカチに詰め込んだ商品の事です。

無添加なのでボトル内で有機物の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心です。

無添加幼虫用マットの説明書(クワガタ版)>>

終齢9グラム

こちらは、別のノコギリの終齢です。

前述の個体と同じ交換ですが若干、加齢が進んでいるようです。

体重が9グラムで他の種類の幼虫と比べて小振りに見えますが実際は、かなり順調に育っています。

成虫の体型が、細身で大アゴが長いので幼虫もスリムなだけです。

※65ミリオーバーの成虫になる素質を持ったオスの終齢でも他の種類のメス程度(10グラム前後)の体重にしかなりません。
過去に最終交換時の体重が10グラムでも70ミリが羽化した事があります。

初めて飼育される方は、失望される事があるかもしれません。
(幼虫は小さいですがご安心くださいませ。)

幼虫をマットボトル850ccに入れます。

2本目も引き続きマットボトル850cc(現在は遮光800cc)に入れました。

最初の1本目は、二齢での投入だったので少し引っ張り気味になってしまいましたが基本的に4ヶ月毎の交換をお勧めします。

※6から8月は、気温が高くなるので飼育環境によって交換直後の落ち着きが悪くなりやすいです。

春先に交換を済ませて夏の交換を省略した方が大型化しやすいです。

アマミシカの終齢

こちらの写真は、1本目(2016年8月31日)にマットボトル850cc(現在は遮光800cc)に投入したアマミシカクワガタの終齢です。

マットの中に大量の粒々のフンが見えるほど見事な喰いっぷりです。

6グラム

体重を測ってみると6グラムでした。

1本目で6グラムまで育っている物が何匹かいたので今後の成長が楽しみです。

※未だ50ミリを羽化させた事が無いので大きく育ってくれたらと思います。

マットボトル850ccに投入します。

2本目も引き続きマットボトル850cc(現在は遮光800cc)へ投入します。

※乾燥の恐れがあるので自己責任になりますが550cc(現在は遮光500cc)のボトルに固く詰め込んだ物に投入しても良いかもしれません。

マットを固めた層の高さ(深さ)が10センチ未満の小容量ボトルは、乾燥や糞食によるトラブルが発生しやすいので当店では行っていませんが…

因みに菌糸ビンを与えると死亡率が上がってしまったり、食い止まる事が多いので今回紹介した方法がベストです。

未だ気温が低いので成長速度が鈍化していますが桜の季節の頃には徐々に羽化すると思います。