コクワガタなど幼虫のマット交換【2017年2月27日】

2月も下旬に差し掛かり、こちら福岡県福津市(北部九州)は、少しずつ暖かい春の陽気になり始めました。
※但し、日中と朝晩の温度差が大きく日が沈むと少し肌寒くなります。

今日は、週末から行っているクワガタの幼虫のマット交換で出て来た大きな幼虫を紹介したいと思います。
※今回は、菌糸ビン(1本目)⇒マット(2本目)で飼育中のコクワガタの仲間の幼虫の3本目への交換の様子です。

コクワガタの幼虫6グラム
画像は、コワガタの幼虫6グラムの大型の幼虫です。
昨年の夏に採集した天然コクワガタメスのみで産卵セットを組んで生まれた幼虫です。
コクワガタの産卵方法を紹介した記事>>>

コクワガタは、元々が小さなクワガタなのでこの体重でも十分に45から49ミリが狙えると思います。

因みに下記のエサ交換で育てています。

・1本目(2016年7月25日)二齢幼虫:クヌギ菌糸ビン550cc

・2本目(2016年10月16日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット飼育ボトル550ccマットプレスで固く詰めた物)

・3本目(2017年2月27日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(上記と同じ容器)

菌糸ビン飼育からマット飼育へ切り替えている理由は、終齢後半の菌糸ビン暴れ(菌床のかき混ぜ)で逆に小さくなってしまうリスクを避けるためです。
※大きくなると思って栄養価が高い食べ物を与え続けても一線を越えてしまうと成長が止まりこれ以上大きくなりにくくなるのも事実です。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>>

マットボトルにシャベルで穴を空ける様子
マットボトルは、それなりに固く詰めているので投入口(穴)を空けるのが大変な場合、画像のエサ交換用シャベルを用いると先が尖っているので簡単です。
※当初は、菌糸ビンの穴を空けやすい様に販売したのですがマット入れの作業に使った方が楽でした・・・。(ザクザクとマットの表面を掘れます)

交換用スプーンでコクワガタの幼虫を掬っていれます。
幼虫の掘り出しや投入には、エサ交換用のスプーンを用いて慎重に行うと幼虫のストレスを軽減できます。

コクワガタの終齢幼虫7グラムこちらも同じくコクワガタの終齢幼虫です。
こちらは、先ほどの幼虫よりも大きな7グラムです。
※最低でもこの体重になれば運次第になりますが50ミリを羽化させることができます。(アゴの長さやボディの太さにも左右されますが・・・)

こちらも最初のコクワガタと全く同じ交換リレーです。

・1本目(2016年7月25日)二齢幼虫:クヌギ菌糸ビン550cc

・2本目(2016年10月16日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(飼育ボトル550ccにマットプレスで固く詰めた物)

コクワガタの幼虫をマットボトルに入れます
こちらも3本目は、虫吉オオクワマット(容器は550cc)に入れました。
これが最後のエサ交換になると思いますので4から5月頃に羽化すると思います。

今年は、例年よりもコクワガタの数が少ないですが何とか50ミリオーバーを羽化させたいと思います。
※ここ数年は、毎年50ミリのコクワガタが羽化していたので途切れさせたくない気持ちもあります。【コクワガタの解説>>

クワガタの成長過程(卵から羽化まで)の紹介>>>

コクワガタの52ミリの記事>>>

ボトルから出したヤクシマコクワガタの終齢幼虫
こちらも先ほどのコクワガタ同様のエサ交換リレー(菌糸→マット)で大きく育ったヤクシマコクワの幼虫です。
菌糸ビン飼育と異なり食べた量が見えないのですが中身のマットを出してみると良い感じに粉々に食べていました。

こちらも昨年の初夏に入荷した屋久島の天然物のメスを産卵させて産まれた幼虫です。
※産卵方法は、本土のコクワガタと全く同じです。

ヤクシマコクワの産卵方法を紹介した記事>>

ヤクシマコクワ幼虫7グラム体重を測ってみると7グラムの特大サイズの幼虫でした。

こちらも上手く育ってくれると極太アゴの50ミリ前後が狙えるかもしれません。
ヤクシマコクワは、早期羽化タイプなので大型個体を狙う場合は、夏場の低温飼育の必要があります。
※申し遅れましたが、コクワガタは全て真冬は、18から20度前後の気温で飼育しています。

こちらも4から5月頃には羽化しているかもしれません。
小型のオスとメスが突発的に早く羽化すると思います。
※小型のオスと言っても45ミリ前後くらいのサイズになると思いますが・・・。

因みにこちらのエサ交換リレーは、下記のとおりです。

・1本目(2016年7月17日)二齢幼虫:クヌギ菌糸ビン550cc

・2本目(2016年10月14日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(飼育ボトル550ccにマットプレスで固く詰めた物)

・3本目(2017年2月27日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(550cc)

ヤクシマコクワガタ50ミリの羽化の記事>>>

トカラコクワガタの幼虫7グラム
こちらは、トカラコクワガタの終齢幼虫の特大7グラムです。

コクワガタは、成長が早いので菌糸ビン→マットの切り替え飼育が上手くハマってくれます。

「はじめボウボウ」「あとチョロチョロ」のイメージで前半の若齢幼虫時に菌糸ビンの火力で一気に大きくさせてしまえば、後半はマット飼育で火力を落としてゆっくり無理なく大きく育てる感じです。

※コクワガタの大型個体をなかなか出せない方は、騙されたと思って試してみる価値があると思います。
(但し、菌糸ビンからマットへ切り替える飼育は、勇気と馴れが必要かもしれません。
クワガタをやり込んだ人にとっては、誰も発信していない常識破りの破天荒な飼育法なので・・・)

こちらも同様のエサ交換リレーです。

・1本目(2016年7月21日)二齢幼虫:クヌギ菌糸ビン550cc

・2本目(2016年10月16日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(飼育ボトル550ccにマットプレスで固く詰めた物)

トカラコクワの幼虫を3本目のマットに入れます。
3本目もオオクワマット(550cc)へ投入しました。
こちらも2年振りに50ミリオーバーを見てみたい感じもします。

トカラコクワガタ51.5ミリ羽化の記事>>>

トカラコクワの産卵方法を紹介した記事>>

アマミコクワの終齢幼虫
こちらは、ボトルから出したアマミコクワガタの終齢幼虫のオスです。
この手のコクワガタは、リュウキュウコクワの仲間で本土産のコクワガタとは、全く別の種類です。
ちょこんと上に突き上げた様な小さなアゴが可愛いコクワガタです。

幼虫が小さいのでエサ交換の為にボトルから出す際は、潰したり傷つけてしまわない様に注意が必要な種類です。

コクワガタの幼虫飼育方法>>>

アマミコクワの幼虫4グラムリュウキュウコクワ系の体重は、余り測った記憶が無いのですが大きめの物の体重測定をしたら4グラムでした。
※毎年35から38ミリくらいの大型のオスが羽化しているのでこの体重でも結構大きくなるのかもしれません。

因みに下記のエサ交換で飼育しています。

・1本目(2016年7月27日)二齢幼虫:クヌギ菌糸ビン550cc

・2本目(2016年10月16日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(飼育ボトル550ccにマットプレスで固く詰めた物)

・3本目(2017年2月27日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(550cc)

こちらもこれが最後のエサ交換になると思います。
※羽化は4から5月頃になるかもしれません。

アマミコクワガタの産卵を紹介した過去の記事>>>

トクノシマコクワの終齢幼虫
こちらは、トクノシマコクワガタの終齢幼虫4グラムです。
※たぶん、この体重でも大型個体が羽化すると思います。

こちらも同様のエサ交換です。

・1本目(2016年7月25日)二齢幼虫:クヌギ菌糸ビン550cc

・2本目(2016年10月16日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(飼育ボトル550ccにマットプレスで固く詰めた物)

・3本目(2017年2月27日)終齢幼虫:虫吉オオクワマット(550cc)

トクノシマコクワガタ40ミリ羽化の記事>>>

コクワガタの関連商品一覧>>>

クロシマノコギリクワガタの終齢幼虫
こちらは、先ほどのコクワガタシリーズと打って変わってクロシマノコギリの終齢幼虫の特大幼虫です。

クロシマノコギリの産卵方法を紹介した記事>>

クロシマノコギリの幼虫の体重17g体重を測ってみると17グラムもありました。
※黒島ノコギリは、過去に16グラム以上の体重で運が良ければ70ミリのオスが羽化した事があったので今回も十分にチャンスがあると思います。

1本目(2016年7月17日)二齢幼虫:クヌギ菌糸ビン550cc

2本目(2016年10月17日)終齢幼虫:無添加虫吉幼虫マットボトル850cc

2本目(2017年2月25日)終齢幼虫:無添加虫吉幼虫マットボトル850cc

ノコギリクワガタの関連商品一覧>>

無添加虫吉幼虫マットボトル850ccへ投入クロシマノコギリも早期羽化の傾向が高いののでこれが最後のエサ交換になると思います。
初夏頃の羽化(もしくは蛹化)になると思います。
クロシマノコギリクワガタの幼虫18g
こちらは、更に大きなクロシマノコギリクワガタの終齢幼虫(超特大級)18グラムの終齢幼虫です。
※虫吉のパーソナルベストです。

もちろん、菌糸ビンからマットへの切り替え飼育です。
※先日、同様の飼育をしておられるお客様からもクロシマノコギリの18グラムのご報告をいただき驚きましたが虫吉の方でも出ました。

1本目(2016年6月19日)二齢幼虫:ブナ菌糸ビン550cc

2本目(2016年10月20日)終齢幼虫:無添加虫吉幼虫マットボトル850cc

マットの中のクロシマノコギリの幼虫の糞交換の時に掻き出した古いマットボトル(2本目)の中身のマットは、ゴロゴロとした糞が目立ち爆食した事が確認できます。
ストレスなく沢山食べるので無添加虫吉マットは、大きくなる様な感じがします。

※最初は、死なせたくない一心で無添加マットの飼育実験を行って現在に至っていますが現在は、大型個体作出の為の重要アイテムになっています。
無添加なのに何故か大きく育つ虫吉マットはコチラ>>>

ノコギリクワガタの幼虫飼育方法>>

3本目の交換も引き続き無添加虫吉マットボトル850ccで飼育して昨年の夏以来の夢の『激太激湾曲の70ミリ』を狙ってみたいと思います。
※勿論、既にお客様の元へ旅立ってしまいましたが忘れる事が出来ない刺激的なデカさでした。

クロシマノコギリクワガタ70ミリ二連発の記事>>>

お客様から頂いたトカラノコギリとクロシマノコギリの大型個体の記事>>>

昆虫マットの販売>>>

クワガタ幼虫のエサの販売>>>


コクワガタなど幼虫のマット交換【2017年2月27日】” への8件のコメント

  1. いつもお世話になっております。

    クロシマノコギリの18g出ましたね!やはり、18g級になると迫力が違うな~というのが写真からもよく伝わりました。

    ちなみに、うちのクロシマは3か月で11g→18gまでアップです。虫吉マットは本当に大きくなりますね。18gのほかに、17gが2頭と15gが2頭、14gが8頭ほどおりますので羽化が非常に楽しみです。気温が高くなるとマットの上の方に上がってきやすくなるので十分注意して見守りたいと思います。

    クロシマのブリードを通年してみて感じたのですが、やはり初夏前に産卵セットを組んで採取した幼虫が断然大きくなるようです。夏場は高温に注意してしっかり菌糸(うちではブナのみ)で大きく育てて、秋から冬にマットで仕上げる。これが一番型にはまった方法なのかなと思います。

    無事羽化させることができましたら、またご報告させていただきます。

    • 薩摩隼人様

      いつもお世話になっております。
      コメントと飼育のご報告をいただき有り難う御座います。
      ノコギリクワガタとミヤマクワガタの幼虫は、気温が上がり始める6月前後以降になると急に落ち着きが悪くなってしまうのでエサ交換のタイミングが5月中旬から8月にならない様にする事が大型個体の近道かもしれません。
      ※虫吉マットは、無添加に加えて含水率も高く無いので持ちが長いです。ノコギリクワガタの場合、4から5月に交換して夏が終わるまで少々のズボラ飼育でも問題無いと思います。
      (愛媛のお客様も同様の方法で70ミリのクロシマノコギリを羽化させておられます。春に交換した際に14gの幼虫が秋の終わり頃に70ミリで羽化したそうです。)

      大きな幼虫が沢山いる様ですので季節(気温)と食い上がり方との相談になりますがズボラの引っぱり飼育を試されてみても面白いかもしれません。
      ※余り長く引っ張り過ぎるとマットが緩んで蛹化しなかったりブカブカの大きな蛹室を作って変形しやすいので注意が必要です。
      (古いマットボトルは、新品に比べて軽く感じます。)

      飼育等でご不明な点が御座いましたらお気軽にお問い合わせください。

      宜しくお願い致します。

      • すみません 横レス失礼します。
        広島の松村と申します。
        ノコギリとミヤマの話が出ていたので、私も相談させてください。
        当方も2015年孵化のミヤマとノコギリが今年中には成虫になりそうな勢いです。
        2015年末から2016年の3月までは無加温で育て、今年に入ってから大型発泡スチロールの簡易温室で16度から18度の間で飼育中です。加温しだしてから1か月ぐらいになりますが、ミヤマの中に落ち着きが悪い個体がいます。
        特に大きい個体に目立つような気がして 日々気が気ではありません。
        マットから出ているものを 再度マットに穴を開けて潜らせているのですが、2,3日後にはまたマットの上に出てきているのです。0度近い温度から15,6度まで上げたのが2月初旬でした。急激な温度変化でストレスになったのかと思えば、そうでもない個体もいます。けっこう大きな発泡スチロールですが、かなりの数がはいっているので、けっこうぎゅうぎゅうです。ネットを調べると酸素不足?との記述もありますが、それは発酵マット?だからだとか、情報もたくさんあって、どれも間違いで正解のような気がして、初挑戦のため少しの変化でも気になってしまいます。
        これがハードルが高いと言われるミヤマの洗礼か? 20グラムほどになっているまだまだ白い個体がマットから出ているのを見るとガックリきます。
        同じ発泡スチロール内で、ノコとヒラタも飼っていますが、そちらは全く問題なしです。
        気づき等あれば教えていただきたいのです。よろしくお願いします。

        • 松村様

          いつもお世話になっております。
          コメントありがとうございます。
          ミヤマクワガタは、元々が低温の場所に生息するクワガタなので他のクワガタと同じ様に加温してしまうとボトル内温度が上がってしまい極端に落ち着きが悪くなってしまうので避けていただく事をお勧めします。

          因にマットや菌糸ビンは、見えない菌糸やバクテリア、土壌菌などの集合体です。
          勿論、それらは、気温が上がれば上がるほどクワガタ以上に酸素を消費します。(同時に発熱します)
          加温飼育の際にエアコンではなくスチロール箱などの密閉性が高い状態にしてしまうと酸素不足で窒息してしまいボトル内の環境が変化してしまいます。

          ミヤマクワガタは、これらの環境の変化と温度の上昇に特に敏感なので加温飼育を避けて真夏の冷房のみで飼育される事をお勧めします。
          確かに温度の上昇は、エサの環境にも影響を及ぼすので夏場に冷房で冷やす分には特に問題無いのですが真冬の加温の際の温度の上げ方が難しいのも事実です。

          折角、70ミリを狙える大きさまで育ったのに加温したばかりに小型化してしまうのは少し勿体無い感じがします。
          ※松村様のお察しのとおり、0度から18度への急激な温度変化が相当な影響を与えてしまったのも事実だと思います。

          ミヤマは、真冬の無加温飼育もしくは加温の際は、温度を下げて交換頻度を下げる方が良いかもしれません。
          昔、ミヤマクワガタの大型個体の羽化情報でご紹介しましたが春に交換して秋まで交換無しで引っ張る『引っぱりズボラ飼育』が上手くハマります。
          ※当店では、夏場と加温環境などの高温下でのエサ交換を避ける様にお願いしています。

          それと前回のブログ(ヒラタクワガタなどの菌糸ビン交換)で投入直後の温度を下げる様に紹介していますがミヤマクワガタの場合、交換直後に加温飼育をすると高確率で潜れなくなってしまうので常温(無加温低温)で飼育される事をお勧めします。

          飼育等でご不明な点が御座いましたらお気軽にお問い合わせください。

          宜しくお願い致します。

          • お返事ありがとうございます。
            昨年の夏場は、ペットボトル氷でうまく飼育温度を抑えることができました。加温で同じ状態に持っていけば、うまく成長すると思っておりましたが、ちょっとマズイかもですね。土中のバクテリアの件 おっしゃる通りだと思います。
            虫吉様の飼育スペースはエアコン管理の18度でしたね。確かに発泡スチロールの18度とは環境が全く違うでしょう。
            さっそく温度を落とし、それでも落ち着かない場合は残念ですが、常温に戻します。お返事ありがとうございました。

          • 松村様

            いつもお世話になっております。
            お返事ありがとうございます。
            確かにミヤマクワガタの幼虫飼育方法は、色々なサイトの情報があって絞りにくいのも事実です。
            ※因に過去に菌糸ビンに入れてしまい大変な事になったというご報告をいただいた事もあります。

            飼育方法でご不明な点が御座いましたら事前にメールでお問い合わせを頂けると飼育の細かいポイントをご案内致します。
            兎に角、今はミヤマとノコギリは、常温飼育に切り替えていただく事をお勧めします。
            ※幼虫期間が長いほど大型化しやすい種類です。

            今後とも宜しくお願い致します。

        • ミヤマは、温度を下げてあげてください

          • 匿名様

            私のお返事と前後してしまいましたがコメントありがとうございます。
            ミヤマクワガタの70ミリオーバーを育てる方法は、「如何に温度を上げる」では無く「如何に下げる」かが重要になりますので。

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