春になって気温が上がってきたので丁度1年前に羽化したトクノシマコクワガタの産卵セットを始めました。
繁殖方法は、成虫用マットを入れたコバエ防止飼育容器Mに加水して日陰干し後のクヌギ産卵木Sを入れるだけです。
大人しい性格なのでオスメスを一緒に飼育しても大丈夫です。
画像は、プチエサ皿にイエロー果汁ゼリーをセットしています。
※エサ皿は、お好みの物で構いません。
トクノシマコクワは、休眠期間が少し長い傾向にあるので低温で冬眠させて十分に活動するまで待ってから繁殖の準備をスタートさせます。
ちなみ耐寒性が強いので成熟せずに夏の繁殖に間に合わなかった場合、冬場は室内の寒い場所(暖房の影響がない部屋)で冬眠させて越冬後の春から初夏に産卵セットを組むと良いです。
真冬に加温飼育をすると過活動気味になってしまい春先にコンディションが著しく落ちてしまう事が多いので注意が必要です。
因みに奄美、徳之島、沖縄、八重山地方の種類だけリュウキュウコクワと呼ばれる種類の仲間になります。
小型で面白い形をしています。加えてオスとメスの大きさが殆ど変わりません。
因みにトクノシマコは、体全体に少し光沢があり、赤みが強い個体の発生率が高いです。
オスの上方向に反った短いアゴと1本の内歯(アゴの大きな突起)が特徴です。
割り出しが楽しみです。