2013年11月1日のトカラノコギリクワガタ(悪石島)の産卵セットの割り出し

トカラノコギリの産卵セットの割り出し今日は、8月下旬に組んだトカラノコギリクワガタ(悪石島)の産卵セットの割り出し(幼虫採取)を行ないました。

今年の6月に紹介した分と合わせて今年2回目の割り出しです。

6月17日のの爆産記事はコチラ>>>

今回は2012年10月羽化のメスを使用しましたが25匹前後の幼虫を採取出来ました。※既に二齢がメインでした。

産卵方法は、加水して十分に日陰干しで水切りを行なったクヌギ材(M)を黒く発酵した産卵マットで埋め込むだけのシンプルな物になります。

(使用した飼育容器はコバエ防止ケース中サイズです)

詳しいセット方法の記事>>

セット後に直ぐに産卵を開始するタイプと遅いタイプが有りますので、少し気長に待つ必要が有ります。

割り出した幼虫は、一時管理用カップに無添加虫吉幼虫マットを固めずに入れて1匹ずつ個別に保管します。

4から7日ほど傷や虚弱の有無を見極める為にカップの中で養生させてから二齢から優先的にブナ菌糸ビン550ccに投入します。

割り出し直後の幼虫を菌糸ビンに入れると弱った幼虫がいた場合に途中で死んでしまいエサのロスが発生するのでお勧めしません。

異常がある幼虫

画像は、ブヨブヨ病と呼ばれる目に見えない真菌の仲間が幼虫の体内に入り込んで増殖した事によって発症するとされる摂食障害です。

飼育容器内の微生物の環境バランスが崩れる事で発生しやすく、致死率が100%なので菌糸ビン投入時には十分な見極めが必要です。

6月17日に割り出した幼虫は、最後のマット交換が終りつつ有りますので羽化したら紹介したいと思います。

但し、夏の気温が高い時期を挟んでいますので70ミリは難しいかもしれません。
その代わり今回割り出し分は期待大です。