トクノシマノコギリ、アマミノコギリなど8月羽化のクワガタの情報

前回の更新から少し間隔が空きましたが9月最初の更新です。

9月になった途端に夏の猛暑が嘘の様に涼しくて過ごしやすい気候に変わりました。

さて、今回は、8月最新羽化の個体を少しだけ紹介したいと思います。

トクノシマノコギリ72ミリ

画像は、8月最新羽化のトクノシマノコギリクワガタのオス72ミリの大型個体です。
スーパーレッド(超赤)タイプの綺麗な個体です。

昨年入荷した天然のメスでセットを組んで生まれた幼虫を育てて羽化させました。

●エサ交換のリレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年11月17日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年2月11日、終齢):マットボトル850cc(無添加虫吉マットをボトルに詰めた商品)

⇒2018年6月中旬に蛹室(蛹の部屋)を作っていたので3本目の交換を行っていません。(少しズボラ気味の飼育になってしまいました)

2本目からは、終齢での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ行動)によるサイズロスを防ぐ為に無添加虫吉マットボトルでの飼育へ切り替えています。

マットボトルについて

無添加なのでボトル内で腐敗を伴う発酵ガスや発酵熱が発生しないので固く詰め込んでいただいても安心安全な商品です。(ガス抜き不要、加水不要です)

固詰めだと交換頻度を確実に4ヶ月に1回に落とす事が出来るので幼虫へのストレスや負担も軽減できます。

ボトルへの詰め込みが弱いと途中で緩んでしまい羽化不全やアゴずれ等の生育トラブルを起こしやすくなるので注意が必要です。

アマミノコギリ75ミリ

こちらも8月最新羽化のアマミノコギリクワガタの極太水牛75ミリ(限りなく76ミリに近いサイズ)の特大個体です。

昨年の夏に入荷した天然のメスから産まれた幼虫を育てました。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年11月17日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年2月11日、終齢):マットボトル850cc

⇒2018年6月25日に前蛹(蛹に変化する直前段階)になっていたので3本目の交換なし。

2本成りでこのサイズは、違った意味で凄いかもしれません。

実は、同じサイズの個体は、もう1匹羽化しています。

75.5ミリのオス

こちらも8月最新羽化のアマミノコギリ75.5ミリのオスです。

エサ交換のリレーは、先ほどの個体と同じなので省略いたします。

どちらもアゴが湾曲してガッチリ系の良型の個体です。

国産ノコギリ66ミリ

こちらは、8月最新羽化の国産ノコギリクワガタ66ミリの大型水牛タイプのカッコ良いオスです。

昨年の夏に自己採集した天然のメスから産まれた幼虫を育てました。

●エサ交換のリレーは下記のとおりです。

  • 1本目(2017年9月22日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年1月9日、終齢11グラム):マットボトル850cc

⇒2018年6月28日に前蛹になっていたので3本目の交換なしです。

今年は、年明けから2月まで暖房が効き過ぎたので2本成りのオスが多いですが全体的に大きいです。

ダイトウヒラタ56ミリ

こちらは、8月最新羽化のダイトウヒラタクワガタ(南大東島)56ミリの大型個体です。

この種類は、元々が小型で赤みが強い発色の種類ですが大型個体は、独特の形になり面白いです。

※胴体が大きいですがアゴが余り大きく発達しないので【小さな重戦車】みたいな雰囲気になります。

●下記のエサ交換リレーで羽化させました。

  • 1本目(2017年10月20日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc
  • 2本目(2018年1月20日、終齢11グラム):マットボトル850cc

⇒2018年6月25日に前蛹になっていたので3本目の交換なしです。

同時期に採取した幼虫(兄弟)の蛹化が春から初夏に始まったのサナギでの掘り出しを避ける為に交換を省略しました。

なので思いっきりズボラ飼育になってしまいました。

9月になってから秋の蛹化ラッシュが始まっていますので面白い情報があれば紹介したいと思います。