アマミノコギリなどノコギリクワガタの仲間の幼虫の菌糸ビンからマットへの切り替え

今日の九州北部は、小雪が舞う寒い一日でした。

今回も前回に引き続き、幼虫のエサ交換の様子をお伝えしたいと思います。

アマミノコギりの終齢

最初の画像は、昨年の10月8日に1本目のブナ菌糸ビン550ccに投入したアマミノコギリクワガタの終齢です。

1本目にしては、結構育っている方ですが先日紹介した22グラムの幼虫には及びませんが、まだまだ伸び白が有りそうな感じです。

今年は、例年よりも少し早目に天然個体の産卵セットを組んだので年末から年始に掛けて2本目への交換を迎えています。

ボトルに投入

2本目は、いつもの様に無添加マットボトル850ccへ投入しました。

菌糸ビンからマットへの切り替え飼育について>>

マットボトルについて

マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットのボトル詰め商品の事です。

無添加なので残留成分の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に安心です。(ガス抜き不要、加水不要です。

劣化が遅い事に加え強く詰め込んでいるので、4ヶ月間に1回の交換間隔で済みます。

また、菌糸ビンの様に途中の暴れ(掻き混ぜ)のリスクが無いのでストレスを掛けずにゆっくりと大きく育ちます。

ヤクシマノコギリの終齢

こちらも昨年(2017年10月8日)に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入したヤクシマノコギリクワガタの終齢です。

勿論、昨年の夏に入荷した天然のメスを産卵させました。

本土産よりも一回り太いタイプの亜種なので幼虫の体重も若干重たくなります。

マットボトルに投入

2本目は、マットボトル850ccへ投入しました。

この時点(1本目食い上げ時点)で12グラムあるので60ミリを大きく超える個体が羽化すると思います。

菌糸ビンからのエサの切り替え理由は、前述のとおりなので省略いたします。

※交換頻度を落とす事で掘り出し時のストレス痩せを軽減できます。

但し、昨年の1月は11本目で最大16グラムの幼虫が2匹いて1匹はギネス超級の68.5ミリで羽化したので残りの幼虫に期待したいと思います。

ミシマイオウノコギリの終齢

こちらも2017年10月8日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入したミシマイオウノコギリクワガタの終齢です。

オスは概ね11グラム前後の体重で出てきました。

今年羽化すると思いますが60ミリを超える大きさで羽化しそうな感じです。

トクノシマノコギリの終齢

こちらは、2017年9月22日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入したトクノシマノコギリクワガタの幼虫です。

1本目で16グラムは、結構大きな方だと思います。

マットボトルに投入

2本目は、いつもの様にマットボトルへ投入しました。

4ヶ月後の交換の際に17から18グラムくらいまで伸びているかもしれません。

但し、交換のストレスのよる縮みの可能性もあるのでズボラ気味の飼育にするか迷うところです。

国産ノコギリの終齢

こちらは、2017年9月23日に1本目のクヌギ菌糸ビン550ccに投入した国産ノコギリクワガタ(福岡県福津市産)の終齢です。

今年は、秋口のマット詰めが追い付かずに止む無く1本目だけ菌糸を使いました。

ボトルに投入

2本目は、マットボトル850ccへ投入してズボラ気味の飼育(4ヶ月毎の交換)へ切り替えました。

先日のブログで紹介した66から68ミリは、幼虫時の体重が9から10グラムだったので上手く育ってくれると面白いサイズが出るかもしれません。

先日紹介した大型個体の羽化の記事>>>