クワガタの2020年秋の超大型サイズの羽化状況と飼育方法の公開

久しぶりの投稿になります。

昨年夏からの急な人手不足の影響で今年の夏から秋の羽化が殆ど無い状況でしたが徐々に超特大サイズの羽化が始まっています。

※現在、記事内に登場するボトルは、550cc→遮光タイプ500cc、850cc→遮光タイプ800ccへ商品の変更が発生しております。

壱岐産ノコギリクワガタ

画像は、2020年10月28日に羽化した壱岐産ノコギリクワガタ約72.5ミリの超大型個体です。

※おそらく、パーソナルベスト更新だと思います。

壱岐産は、亜種ではありませんが天然物を含め明らかに大型化しやすい傾向があります。(天然物の75ミリ超えの採集例も数多です。)

この産地の特徴は、アゴが長く、横への張り出しが緩やかな所です。

昨年の夏に入荷した天然のメスを産卵させて下記のこう交換リレーで羽化させました。

・1本目(2019年10月13日、二齢):クヌギ菌糸ビン550cc(現在は、遮光クヌギ500cc

・2本目(2020年1月12日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(現在は、遮光ボトル800cc

・3本目(2020年5月14日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc

【飼育温度は20から22℃の範囲内で一定です。】

※終齢時の体重は、幼虫の大きさが標準的(推定で13グラム前後だと思われる)だったので測定していません。

いつもの様に終齢時の菌糸ビンの暴れや交換頻度を落として低ストレス飼育を行う為に無添加マットボトルへ切り替えています。

菌糸ビンからマットへの切り替えについて>>

マットボトルについて

マットボトルとは、無添加虫吉幼虫用マットの超固詰めボトルの事です。

添加剤を一切使わずに発酵させていますので残留成分の腐敗による発酵ガスが発生しません。

なので幼虫に優しく、自然由来の菌糸(糖質源)と微生物(タンパク源)が豊富なので大きく育ちます。

また、劣化が遅いのでボトルに固く詰め込んでおくとノコギリクワガタの仲間の場合、4ヶ月に1回の交換で済みます。

交換間隔を伸ばす事で交換回数も減らせますのでボトルから掘り出す際のストレス痩せのリスクを大幅に軽減できて大きく育ちます。

虫吉オリジナル木製プレス>>

マットの詰め方>>


タカラヒラタ71ミリ超え

こちらは、10月中旬に羽化したタカラヒラタクワガタの71ミリ超えの超特大サイズです。

70ミリを超えると腹部の幅があり、独特の重量感があります。

下記のエサ交換リレーで2本成りの超省エネ羽化です。

・1本目(2020年3月5日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(現在は、遮光ブナ500cc

・2本目(2020年6月4日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(800cc)

→9月10日に前蛹だったので3本目の交換無しです。

こちらも冒頭の壱岐産ノコギリと同じ環境で同様の菌糸ビン→マットボトルへの切り替え飼育です。

因みに2本目への交換時の体重は、25グラムでした。

1本目の菌糸ビンで終齢まで育っていれば2本目の持ちが良いマットボトルで交換無しのズボラ飼育で大型個体を羽化させる事ができます。

虫吉式の勝利の方程式(黄金の必勝リレー)です。

トカラノコギリ73.8ミリ

こちらは、夏に羽化したのでバタバタして紹介できませんでしたが8月25日羽化のトカラノコギリ(中之島産)73.8ミリの超特大個体です。

勿論、虫吉のパーソナルベストです。

羽化までに1年半ほど掛かってしまい、メスの羽化とタイミングが合わずに販売できませんでした。※10月に活動を開始してしまいました。

念の為、交換リレーを記載しておきます。

・1本目(2019年3月24日、二齢):ブナ菌糸ビン550cc(500cc)

・2本目(2019年7月19日、終齢初期):無添加虫吉マットボトル850cc(800cc)

・3本目(2019年11月25日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(800cc)

・4本目(2020年3月20日、終齢):無添加虫吉マットボトル850cc(800cc)

→2020年7月22日にサナギになっていたので5本目の交換無し。

年末年始は、まとまった数の羽化があると思いますので今後を楽しみにしています。

YouTubeでも機会があれば大型個体の掘り出しを紹介したいと思います。